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公益財団法人日本ユニセフ協会
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コンゴ民主共和国・カサイ地域で、5歳未満児40万人が重度の急性栄養不良に【共同プレスリリース】

ユニセフら、飢饉発生目前と警告

公益財団法人日本ユニセフ協会

お粥を食べる子ども。(2017年10月撮影) © UNICEF_UN0156377_Dubourthoumieuお粥を食べる子ども。(2017年10月撮影) © UNICEF_UN0156377_Dubourthoumieu

【2018年1月17日 キンシャサ(コンゴ民主共和国)発】

 本日、ユニセフ(国連児童基金)、FAO(国連食糧農業機関)、国連WFP(世界食糧計画)の国連3機関は、コンゴ民主共和国の何十万人もの人々の命を救える時間が限られていると厳しい警告を発表しました。

 紛争のために避難を余儀なくされた農民たちは、植え付け期を3期連続して失いました。そのために、人々には食べるものがほとんど残されていません。食糧支援は彼らのニーズに応えきれていません。カサイ地域で深刻な食糧不足に直面している320万人のうち、12月に支援を届けられたのはわずか40万人です。75万人以上が依然として避難生活を余儀なくされています。林に隠れ住んでいた63万人近くの人々が焼き払われた村に戻りましたが、食糧生産を再開するための支援を必要としています。地方のコミュニティの90%以上が、農業以外に生きる術をもっていません。

 「農業こそが、人々の生活を再び生産的にする唯一の方法です。農業は、食糧を生産し家族に収入をもたらすだけでなく、彼らの希望、尊厳そして自立を回復できるのです」とFAOコンゴ民主共和国の臨時代表アレクシス・ボンテは述べました。

 子どもたちの栄養状態は特に深刻です。「少なくとも40万人の5歳未満児が重度の急性栄養不良に陥っています」とユニセフ・コンゴ民主共和国事務所代表代理のタジュディーン・オイウェイルは述べました。「彼らはすぐに保健、水と衛生、そして栄養の支援を得られなければ、命を落とすことになるでしょう。子どもたちが必要とする適切かつ質の高い食事を得られるようにするために、長期的に食糧が確保され、食事とケアの慣習が改善されなければなりません」
 

栄養不良の検査を受ける子ども。(2017年10月撮影) © UNICEF_UN0156371_Dubourthoumieu栄養不良の検査を受ける子ども。(2017年10月撮影) © UNICEF_UN0156371_Dubourthoumieu

 国連機関とパートナー団体は、カサイ地域の人々に食べ物を提供し、子どもたちの栄養不良と闘い、緊急事態への適応力を強化するために、時間との勝負を迫られています。しかし、状況は不利です。公共インフラは限られ、治安状況が悪く、資金も不足しています。

 「各国による支援提供の兆候があるものの、発生している人的被害の規模の大きさに対して獲得できた財源はまったく不十分です」と国連WFPコンゴ民主共和国の事務所長クロード・ジビダーは述べました。「コンゴ民主共和国政府と国際社会は、カサイ地域での大規模な飢饉の発生を予防するために、あらゆる分野での支援に再び取り組まなければなりません。それが迅速かつ共同に実施されなければ、多くの人が命を失うことになります」

 コンゴ民主共和国政府と同国の国連人道調整官Ms. Kim Bolducは、1月18日に、コンゴ民主共和国における国連の共同人道支援アピールを発表する予定です。

* * *

■ユニセフについて
 ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
 公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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