★器好き必見★【植物から文房具まで!? その意味から時代背景まで解説した、器好きの心をくすぐる文様の世界がつまった一冊】
株式会社誠文堂新光社(東京都文京区)は、2020年2月22日(月)に、『やきもの文様事典』を発売いたします。
器好きなら、そこに描かれている絵柄や文様に心惹かれたことがあるでしょう。
気に入った文様をコレクションするのも、器との楽しい付き合い方の1つです。本書は、やきものの文様に注目して構成された事典。主に日本のやきものに施されてきた約100種類を、その意味や時代背景などとあわせて紹介しています。
まず目次を見ると、そのバラエティの豊かさに驚かされます。
植物だけでも、「松」「梅」「竹」「葡萄」「藤」などのほか、「早蕨(さわらび)」「鉄線花(クレマチス)」と百花繚乱。事典ページには、色絵や染付など、さまざまな手法で描かれた植物たちの器が目を楽しませてくれます。
動物文様では、「栗鼠(リス)」や「虫」など意外なモチーフが登場。多産な栗鼠は子孫繁栄を意味する吉祥文様で、ここに葡萄を組み合わせた絵柄は西洋でも人気があるそうです。虫の中では華麗さが際立つ「蝶」が多いという解説に納得しながらも、「蜻蛉(トンボ)」は前にしか進まない習性があるため武将たちが好む図柄だったということに驚かされます。
こんなふうに文様に込められた意味を知ったら、お店で選ぶときはもちろん、美術館などで鑑賞する時にも器を見る目が変わりそうですね。
おめでたい吉祥文様は贈り物の定番ですが、もし相手の趣味や仕事に合っているなら、例えば「文房具」「楽器」なども喜ばれそう。風景画が好きな人には「山水」文様もおすすめです。昔から多くの日本人に好まれており、蕎麦猪口では最も多い文様といわれています。
他にも「円」「横縞」「縦縞」「石畳(市松)」などおなじみの幾何学文様の項目も充実。シンプルなモチーフから多様な図案が生み出されていることに改めて気づかされます。
本書では、器の図案やレイアウトにも触れています。展開図、平面図、スケッチなどの資料のほか、「反復」や「破れ」など文様を描く際の代表的なパターンも掲載。器に限らず、さまざまなデザインの参考にもなること間違いなしです。
一見難解そうに感じる文様の世界が身近に感じられる一冊。
人生の節目節目にお気に入りの“推し文様”を探す楽しみも生まれるかもしれません。
【目次抜粋】
第1章 やきものの文様の変遷
第2章 やきもの文様
幾何学文様/植物文様/唐草・花唐草文様/動物文様/器物文様/風景文様
第3章 近代の巨匠の文様づくり
第4章 文様の図案
第5章 文様の構成
第6章 装飾技法の基本
索引
【編集者プロフィール】
陶工房BOOKS(とうこうぼう・ぶっくす)
器を作る人から創作の裏側をよく知りたい人、作家ものの器を上手に買いたい人のためのハイエンドマガジン「陶工房」から生まれた書籍シリーズ。器のある暮らしに寄り添いながら、様々な知識をわかりやすくまとめた資料性の高さに定評がある。
【書籍概要】
書 名:やきもの文様事典
編 集:陶工房編集部
仕 様:B5変判、168頁
定 価:本体2,300円+税
発売日:2021年2月22日(月)
ISBN:978-4-416-52138-0
【書籍のご購入はこちら】
誠文堂新光社 書籍紹介ページ:https://www.seibundo-shinkosha.net/book/art/40314/
【書籍に関するお問い合わせ先】
株式会社 誠文堂新光社
〒113-0033 東京都文京区本郷3-3-11
ホームページ:https://www.seibundo-shinkosha.net/
フェイスブック:https://www.facebook.com/seibundoshinkosha/
ツイッター:https://twitter.com/seibundo_hanbai
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