転職サービス「doda」、「理想の社風とミスマッチの実態」調査を発表
~約6割が、社風が合わないことを理由に転職を考えた経験を持つことが明らかに~
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」(編集長:桜井 貴史)は、2026年8月に、20~59歳のビジネスパーソン1,500人を対象に「理想の社風※とミスマッチの実態」に関する調査を実施しましたので、その結果をお知らせします。
※本調査における「社風」とは、会社の制度やルールだけでは表せない、はたらき方や組織の雰囲気、価値観などを指します。
詳細:https://doda.jp/guide/ranking/110.html

調査結果サマリ
・社風がはたらきやすさや勤続意向に「影響する」(72.2%)と回答した人は7割を超える
・社風が合わないことを理由に転職を考えた経験を持つ人は57.2%で約6割
(理想とする組織文化)
「フラットな文化」を理想とする(42.2%)人は4割を超え、50代は44.5%で年代別で最も高い結果に。すべての年代で「役職・年次を尊重する文化」を上回る
(理想とする変化への向き合い方)
確立された方法で着実に進める「安定重視」(46.1%)が「挑戦重視」(20.6%)を上回り、約2倍に
(理想とする仕事の進め方・スピード感)
「慎重に検討してから進める」(36.9%)人が、「まずは試してみる」(28.9%)を支持する人を上回る
社風がはたらきやすさや勤続意向に「影響する」(72.2%)と回答した人は7割を超える
「社風」が、はたらきやすさや長くはたらき続けたいという思いに「影響する」と回答した人は全体の72.2%でした【図1】。年代別に見ると、「影響する」と答えた人の割合は、40代が76.7%、50代が76.5%となり、ほかの年代よりも高い結果となりました。

社風が合わないことを理由に転職を考えた経験を持つ人は57.2%で約6割
社風が合わないことを理由に転職を考えた経験を持つ人は全体の57.2%でした【図2】。内訳を見ると、「転職を考え、実際に転職したことがある」(20.2%)、「現在、転職を考えている」(16.7%)、「過去に転職を考えたが、転職はしなかった」(20.3%)となり、半数以上が社風を理由に転職を考えた、または実際に転職した経験があることが分かりました。

理想の社風について
理想とする社風や組織文化について、相反する2つの価値観を提示し、「どちらにどの程度近いか」を段階的に回答してもらいました。組織のあり方や仕事の進め方に対する考え方を、単純な二択ではなく志向性として捉えたものです。
その結果、「フラットな文化」や「安定的な仕事の進め方」といった価値観は、年代を問わず支持される傾向が見られました。一方で、スピード感については年代による違いがあることがわかり、理想とする職場環境に対する考え方の共通点と世代ごとの特徴が明らかになりました。以下では、全体および年代別の結果を紹介します。
(理想とする組織文化)「フラットな文化」を理想とする(42.2%)人は4割を超え、50代は44.5%で年代別で最も高い結果に。すべての年代で「役職・年次を尊重する文化」を上回る
「フラットな文化」を理想とする人は全体の42.2%となり、「役職・年次を尊重する文化」(21.0%)の約2倍となりました。また、年代別に見ても、すべての年代で「フラットな文化」を理想とする人は「役職・年次を尊重する文化」を上回り、特に50代は44.5%で全年代の中で最も高い割合となりました【図3】。

(理想とする変化への向き合い方)確立された方法で着実に進める「安定重視」(46.1%)が「挑戦重視」(20.6%)を上回り、約2倍に
全体では、確立された方法で着実に進める「安定重視」が46.1%となり、常に変化や新しい取り組みを歓迎する「挑戦重視」の20.6%を上回りました。また、「どちらともいえない」は33.3%でした。
年代別に見ても、すべての年代で、「安定重視」を支持する人の割合が「挑戦重視」を支持する人の割合を上回る結果となりました。特に40代(50.8%)と50代(49.4%)では、約半数が「安定重視」を選びました【図4】。

(理想とする仕事の進め方・スピード感)「慎重に検討してから進める」(36.9%)人が、「まずは試してみる」(28.9%)を支持する人を上回る
全体では「慎重に検討してから進める」が36.9%となり、「まずは試してみる」の28.9%を上回りました。また、「どちらともいえない」は34.3%でした。
年代別に見ても、すべての年代で「慎重に検討してから進める」を支持する人の割合が、「まずは試してみる」を支持する人の割合を上回りました。一方で、年代が上がるほど、「まずは試してみる」を支持する人の割合が高まる傾向が見られました【図5】。

doda編集長解説
今回の調査では、理想とする社風について世代ごとの違いが見られた一方で、年代を問わず共通して支持される価値観も多くありました。例えば、フラットな組織文化は若手だけでなく、50代からも支持されています。また、仕事の進め方について「まずは試してみる」を支持する人の割合は、年代が上がるにつれて高くなりました。こうした結果からも、単純に「上の世代ほど保守的」と捉えることはできないでしょう。
近年は、従業員のエンゲージメント向上や人材の定着、キャリア支援などに取り組む企業が増えています。それに伴い、「社風・組織文化」の醸成は、企業経営にとっても重要なテーマになっています。今回の調査でも、社風ははたらきやすさや転職意向に大きく関わっていることがうかがえる結果となりました。転職活動では、仕事内容や年収などの条件に加えて、「どのような価値観を持つ人たちとはたらくのか」「どのような文化を持つ組織の中ではたらくのか」にも目を向けることが大切です。自分が大切にしたい価値観を整理し、企業との相性や社風を確かめることで、入社後の満足度の向上や活躍につなげられる可能性が高まるでしょう。
解説者プロフィール doda編集長 桜井 貴史(さくらい・たかふみ)
新卒で大手人材会社に入社し、2016年にパーソルキャリアへ中途入社。25年以上にわたり、一貫して学生のキャリア教育や就職・転職支援、企業の採用支援事業に従事。
新卒オファーサービス「dodaキャンパス」の事業立ち上げを牽引し、初代編集長を務める。その後、大学生向けサービスや中途採用領域の法人向けプロダクトの責任者を歴任し、2024年にdoda編集長へ就任。Z世代の就職・転職動向や、社会保険労務士有資格者として雇用問題・労働市場に精通。また事業開発者として同社の事業開発部門の統括や、AIを活用したプロダクト開発にも携わる。

調査概要
【対象者】20~59歳の男女
【雇用形態】正社員
【調査方法】利用調査サービス:QiQUMO
【実施期間】2026年8月24日
【有効回答数】1,500件
※記事中の割合データは、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%にならない場合があります
■出典の明記について
本データを引用・転載する際は、以下の情報を必ず記載してください。Webメディアで掲載する際は、「doda」にはdodaトップページ、記事タイトルには記事URLへのリンクを設定してください。
記載例)
出典:転職サービス「doda」 −「社風とは?1,500人に聞いた理想の社風とミスマッチの実態」
※「doda」= https://doda.jp/
※「社風とは?1,500人に聞いた理想の社風とミスマッチの実態」= https://doda.jp/guide/ranking/110.html
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