NEC、KDDIの統合課金メディエーションシステム運用開始に貢献
~標準化による運用の高度化と次世代連携基盤の実現~
NECが提供した「統合課金メディエーションシステム」が、KDDI株式会社(本社:東京千代田区、代表取締役社長 CEO:松田 浩路、以下「KDDI」)において、本格稼働を開始しました。(注1)

本システムは、Netcracker Technologyの課金ゲートウェイ機能と課金メディエーション機能をNECが統合したパッケージ製品です。業界標準のパッケージ製品を導入することでFit to Standardを実現し、運用の効率化と開発コストの削減を図るとともに、内製化に向けた基盤整備を進め、将来的なサービス拡張や柔軟な対応が可能となる体制を構築しました。これにより、スケーラビリティを兼ね備えた次世代課金連携基盤として、今後ますます多様化するサービスメニューに備えて、KDDIは自社でシステム開発・運用が可能となります。
また、本パッケージに使用されている課金ゲートウェイ機能はグローバル400社以上の事業者への導入実績があり、国際標準(3GPP)に準拠しています。本パッケージは、この課金ゲートウェイ機能と集められた課金ファイルの加工集計を行う課金メディエーションを統合したソリューションで、パケット通信・音声通話など各ユーザが利用したサービス毎に発生する、1日あたり数十億の多様かつ大量の課金情報を収集・加工・集計・整理してBSS(注2)に連携でき、効率的な課金処理が可能になります。
本件に関する両社のコメントは以下のとおりです。
NECとの連携により、業界標準に準拠した課金メディエーションシステムを構築できたことは、KDDIのIT戦略において重要な一歩です。スクラッチからの脱却と内製化基盤の整備により、今後の開発において柔軟性とスピードを兼ね備えた対応が可能となりました。
KDDI 情報システム本部 副本部長 大村 健太郎 氏
本プロジェクトが無事にリリースされたことを大変嬉しく思います。スクラッチ開発から標準化への転換により、KDDI様の課金業務の効率化と安定運用に貢献できたことは、NECとしても大きな成果です。今後も内製化支援を含め、KDDI様の基幹システムの高度化に寄与してまいります。
NEC 通信業統括部 上席事業主幹 松田 直大
NECは今後も基幹システムのパッケージ導入において、これまでの実績と知見を活かし高品質を担保し、導入促進を推進してまいります。
注1: プレスリリース(2024年2月9日発表):NECと日本オラクル、KDDIへクラウド基盤の統合課金メディエーションパッケージを提供
URL: https://jpn.nec.com/press/202402/20240209_01.html
注2: 事業支援システム(Business Support System)
<本件に関するお問い合わせ先>
NEC 通信業統括部
netcracker@nbd.jp.nec.com
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