ジャーナリスト・櫻井よしこ渾身の中国論決定版『異形の敵　中国』本日発売！

大反響となった『異形の大国　中国』の刊行から15年、世界の覇権を狙って押し進められる侵略の実態を丹念な取材で浮き彫りにした『異形の敵　中国』を8月18日、新潮社より刊行いたします。

日本を「ウチの縄張り」と呼ぶ工作員、最新技術を奪う外為法の穴、点から線に変化した日本買収、日本人の払う電気料金が中国企業を潤すカラクリ、AIを駆使してウイグル人のジェノサイドを推進、ウクライナ戦争の陰で南太平洋に食指、台湾有事で中国は日本をどう攻撃するのか――これが中国の手口だ。徹底的な取材で「不都合な真実」を暴き、赤い野望を打ち砕く。

【目次】

第1章　膨張する中華帝国

創立100年、中国共産党の弱点を知れ

必要なのは尖閣諸島での「日米共同訓練」だ

中国「TPP加盟申請」への正しい対処法

強さを維持できないバイデンの対中政策

中国「核弾頭1000発」暴走の行く末　など

第2章　「終身皇帝」の焦り

核先制不使用は逆に中国からの攻撃を招く

民主主義サミットで迷走する米国、ほくそえむ中国

中国が慄いた「台湾有事は日米同盟有事」の安倍発言

ジェノサイドに目をつむる公明党は詐欺師か　など　

第3章　米露が疲弊した後に

外為法の穴を突き最新技術を奪う手口

点から線に変わった中国の日本買収

ウクライナ侵略戦争の陰で南太平洋を狙う中国

経済安全保障で中国の覇道を阻め　など　

第4章　彼らに誤解させてはならない　

「台湾有事」最前線　与那国町長の訴え

習独裁体制「第3期人事」の読み方

中国の人権侵害に初めて物言う日本

6年間も公開されなかった習近平「就任演説」　など

第5章　問われる日本の気概

「終身皇帝」の脆弱な足下

米中戦争で日本も戦場になる

米軍幹部の警告、2025年に米中戦争

台湾・日本有事で中国は日本をいかに攻撃するか

 

【著者コメント】

「中国共産党の統治は習近平氏一人の胸の内でなされる。私たちは習氏の暴走を防ぐ強い力を持たなければならない」（櫻井よしこ）

【内容紹介】

ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、日本への攻勢を強める独裁国家。地球全体を中華の価値観に染め上げ支配しようとする魔の手は、すでに日本の中まで及んでいる。日本を「ウチの縄張り」と呼ぶ工作員、最新技術を奪う外為法の穴、点から線に変化した国土買収、日本人の払う電気料金が中国企業を潤すカラクリ――大反響となった『異形の大国　中国』から15年。確かな視点と取材で「敵」と化した隣国を丸裸にする、著者渾身の中国論決定版。

【著者紹介】

ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、フリー・ジャーナリストとして活躍。『エイズ犯罪　血友病患者の悲劇』（中公文庫）で大宅壮一ノンフィクション賞、『日本の危機』（新潮文庫）を軸とする言論活動で菊池寛賞を受賞。2007年に国家基本問題研究所（国基研）を設立し理事長に就任。2010年、日本再生に向けた精力的な言論活動が高く評価され、正論大賞を受賞した。著書に『何があっても大丈夫』『日本の覚悟』『日本の試練』『日本の決断』『日本の敵』『日本の未来』『一刀両断』『問答無用』『言語道断』『亡国の危機』（新潮社）『論戦』シリーズ（ダイヤモンド社）『親中派の嘘』『赤い日本』（産経新聞出版）などがある。

【書籍データ】

【タイトル】異形の敵 中国

【著者名】櫻井よしこ

【発売日】2023年8月18日

【造本】四六判

【定価】1,870円（税込）

【ISBN】978-4-10-425318-0

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/425318/