「3行」分かれば、人生が変わる――日本初の哲学書『善の研究』を解説する、NHK「100分de名著」ブックス最新刊が発売!

批評家・随筆家の若松英輔さんによる『NHK「100分de名著」ブックス 西田幾多郎 善の研究 日常で深める哲学』が5月23日に発売

株式会社NHK出版

古今東西の名著を25分×4回=100分で読み解くNHKの人気番組「100分de名著」。その番組テキストに大幅な加筆を行い書籍化した、「NHK『100分de名著』ブックス」シリーズ最新刊が、5月23日に発売となります。テーマは、「超難解な日本初の哲学書を読み解く」。批評家・文筆家の若松英輔さんが、西田幾多郎『善の研究』から、生きることの本質を見出していきます。


NHK「100分de名著」ブックス 西田幾多郎 善の研究 日常で深める哲学

「3行」分かれば、人生が変わる。

東洋と西洋の思想を融合させた日本初の哲学書『善の研究』。人間存在の根本的な問いを追求した本書は、難解なことで知られている。しかし、4つの章を逆から読めば、意外なほど腑に落ちる。知と愛、善、純粋経験、実在、絶対矛盾的自己同一、5つの鍵語を私たちの日常生活に落とし込み、身近なところから哲学的実感を捉えなおす、最も分かりやすい入門書。戦後に人々の渇いた心を潤した哲学には、どんな人生への示唆が詰まっているのか。西田幾多郎が過酷な生涯でつむいだ言葉の数々から、「生きる」ことの本質を見出していく。

──『善の研究』によって、近代日本哲学が始まったといわれます。事実なのですが、少し説明が必要です。今日の私たちは、こういうべきなのかもしれません。「『善の研究』の出現によって、西洋哲学に引けをとることのない哲学的探究の場が日本に開かれた」。(本書「はじめに」より)

本書「はじめに」をNHK出版デジタルマガジンにて公開

本書の構成

はじめに 「哲学」という新しい「価値」

第1章 生きることの「問い」

第2章 「善」とは何か

第3章 「純粋経験」と「実在」

第4章 「生」と「死」を超えて

ブックス特別章 現実の奥にある「真の現実」を求めて 西田幾多郎「絶対矛盾的自己同一」を読む

西田幾多郎略年譜

著者

若松英輔(わかまつ・えいすけ)

1968年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家、随筆家。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞受賞。第16回蓮如賞受賞。著書に『イエス伝』(中央公論新社)、『魂にふれる 大震災と、生きている死者』(トランスビュー)、『生きる哲学』(文春新書)、『霊性の哲学』(角川選書)、『悲しみの秘義』(ナナロク社、文春文庫)、『内村鑑三 悲しみの使徒』『『こころ』異聞 書かれなかった遺言』(以上、岩波書店)、『探していたのはどこにでもある小さな一つの言葉だった』『詩集 見えないものを探すためにぼくらは生まれた』(以上、亜紀書房)、『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)『詩と出会う詩と生きる』『考える教室 大人のための哲学入門』『はじめての利他学』『14歳の教室 どう読みどう生きるか』(以上、NHK出版)など多数。

商品情報

NHK「100分de名著」ブックス 西田幾多郎 善の研究 日常で深める哲学

著者:若松英輔

発売日:2025年5月23日

定価:1,210円(税込)

仕様:四六判・156ページ

ISBN:978-4-14-081993-7

NHK出版商品ページ▼

https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819932025.html

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https://www.amazon.co.jp/dp/4140819936/

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会社概要

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URL
https://www.nhk-book.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区宇田川町10-3
電話番号
03-3464-7311
代表者名
江口貴之
上場
未上場
資本金
6480万円
設立
1931年04月