神話とは「世界のあらゆる謎をひらく物語」。世界各地の神話を読み解く入門書が発売!
「読んで、識る」楽しさに満ちた神話入門『宗教のきほん 人間にとって神話とは何か』がNHK出版より2025年5月23日に刊行

小説・映画・ゲームなどのモチーフとして親しまれている「神話」。それは元々、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」という普遍的な問いに、世界各地の民族や文化がさまざまな物語を紡ぐことで答えてきたものでした。
なぜ男女ペアの神から世界が作られるのか? どうして「死者の国へ亡き妻を訪ねる」神話が、日本・ヨーロッパ・南太平洋のいずれでも見られるのか?――世界各地に伝えられた神話を、大胆かつ丁寧に比較し、歴史学・人類学・心理学など現代的な知見も加えて読み解き、この壮大なスケールの人間文化の本質と魅力に迫ります。
明快な語り口に、コラムや写真・図版も充実した、「読んで、識る」楽しさに満ちた神話入門です。
◆「はじめに」より
神話とは、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」という問いに、世界各地の民族や文化が、さまざまな物語を紡ぐことで答えてきたものです。そのような多彩な神話を「比較」しながら見ていくことで、この問いに答えようとしたのはどんな人たちだったのか、彼らが生きた時代はどのような時代だったのか、どのような文化的背景に基づいてその問いに答えようとしたのか─が見えてくるでしょう。
※本書「はじめに」を、NHK出版デジタルマガジンにて全文公開中です。
◆著者紹介
平藤喜久子(ひらふじ・きくこ)
國學院大學教授。山形県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(日本語日本文学)。専門は神話学、宗教学。NHK Eテレ「趣味どきっ!」の「ニッポン神社めぐり」シリーズで講師を務める。著書に『神話学と日本の神々』(弘文堂)、『日本の神様 解剖図鑑』『世界の神様 解剖図鑑』『物語を作る神話 解剖図鑑』(いずれもエクスナレッジ)、『「神話」の歩き方』(集英社)、共編著に『神の文化史事典』(白水社)、『〈聖なるもの〉を撮る 宗教学者と写真家による共創と対話』(山川出版社)など多数。
◆『宗教のきほん 人間にとって神話とは何か』目次
【目次】
はじめに
序章 神話を知るために
第1章 神について考える
第2章 神話が伝えていること
第3章 神話と歴史はどう関わるのか
第4章 神話から何が学べるのか
おわりに
◆商品情報

書名:宗教のきほん 人間にとって神話とは何か
著者:平藤 喜久子
出版社:NHK出版
発売日:2025年5月23日
定価:1,870円(税込)
判型:B6変型判 並製
ページ数:208ページ
ISBN:978-4-14-081994-4
NHK出版→https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819942025.html
Amazon→https://www.amazon.co.jp/dp/4140819944/
楽天ブックス→https://books.rakuten.co.jp/rb/18190796/
「宗教のきほん」シリーズ既刊

禅の知恵に学ぶ
山川宗玄

「愛」の思想史
山本芳久

なぜ「救い」を求めるのか
島薗進

歎異抄にであう
阿満利麿
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