日本全国能楽キャラバン!名古屋公演
名古屋では、金春流(こんぱるりゅう)により、令和6年1月21日(日)13時から、名古屋能楽堂で催されます。
「日本全国能楽キャラバン!名古屋公演」の演目は、能『嵐山 白頭(しろかしら) 働キ入リ』『船弁慶 遊女ノ舞 替ノ出』、狂言『伯母ヶ酒(おばがさけ)』です。
能『嵐山 白頭 働キ入リ』は、桜の名所 吉野山から桜の木を移し植えた京都の嵐山が舞台、前半は花を守る老夫婦が嵐山の桜の由来や桜を守る神々のことを語り、実は自らが桜を守る神であると言って消え失せます。後半はその神々や吉野山の神である蔵王権現(ざおうごんげん)が現れて栄える世をたたえる、というストーリーです。華やかな舞台で、さらに今回は「白頭(はくとう)」「働キ入リ」という小書(こがき、特殊演出)で上演されます。シテの蔵王権現を金春流能楽師 金春穂高(こんぱる ほたか)らが演じます。
能『船弁慶 遊女ノ舞 替ノ出』は、鎌倉時代の武将 源義経の物語です。平家を滅ぼした後、兄の頼朝と不仲になった義経は、九州への逃避行へ一緒に連れていけない愛人の静御前と別れます。前半はその別れと、静が舞を舞う場面が中心です。後半は船出した義経一行に、壇ノ浦で海に沈んだ平知盛の怨霊が襲いかかります。前半と後半の劇的な場面変化で、能の演目のなかでも屈指の人気曲、のちに長唄や歌舞伎舞踊にもなりました。こちらも「遊女ノ舞」「替ノ出」という小書をつけていつもとは違った舞台演出でご覧いただきます。前シテの静御前を本田芳樹(ほんだ よしき)、後シテの平知盛の怨霊を本田布由樹(ほんだ ふゆき)、ともに金春流能楽師が演じます。
狂言『伯母ヶ酒』は、酒好きの男が、伯母の営む酒屋へ鬼に化けて入り込み、酒をせしめるのですが、酔ったあげくに見破られる、という楽しいストーリー。能『嵐山』と『船弁慶』の間に上演され、緊張感をほぐします。名古屋の和泉流狂言師 井上松次郎ほかの出演です。
「日本全国能楽キャラバン!名古屋公演」は、令和6年1月21日(日)13時開演、会場は名古屋能楽堂(名古屋市中区三の丸1-1-1 電話052-231-0088)です。
チケットは全席自由席で5,000円、学生は半額の2,500円です。
当公演は無料字幕解説「能サポ」を利用出来ます。
チケットの購入は、名古屋能楽堂またはカンフェティ 電話0120-240-540 https://www.confetti-web.com/R60121 まで。
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