質問を変えるだけで、子どもの思考力がぐんぐん育つ! 『クリティカル・シンキングができる子に育つ3つの視点と13のレッスン』発売
クリティカル・シンキングは、これからの社会で生き抜くための思考ツール
「AI時代を生きていく子どもにどんな力が必要なのか気になる」
「フェイクニュースなどが多く、子どものSNS使用が不安」
「思考力向上のために自宅でできる教育メソッドを知りたい」
そんな悩みを持つ方におすすめしたいのが、昨今ビジネスの世界で注目を集めている「クリティカル・シンキング」です。
「クリティカル・シンキング」(批判的思考)は、ただ他者の考えを批評するだけではなく、多様な角度から検討し、客観的に物事を判断する力です。
デジタル化、グローバル化、多様化、AI化が進む社会へとこれから羽ばたく子どもたちにとって、これは必須の思考力であると言えるでしょう。
クリティカル・シンキングを身につければ、取り入れた情報を無批判に受け入れることなく、論理的に分析し、物事の本質を理解することができるようになります。
北米ではすでに、「読み書き、算数、メディア・リテラシー」の基礎の力として注目されています。
日頃の質問を変えて、クリティカル・シンキングを家庭で育てよう!
本書では、子どもへの質問の仕方を変えるだけで、5歳からでもクリティカル・シンキングを育てられる方法をお教えします。
著者のジュリー・ボガートは、自身の5人の子どもをホームスクーリング (在宅教育)で育てたベテランママであり、さらには、ホームスクーリングを行う親たちのスキル向上をサポートするオンラインコミュニティ「ブレイブ・ライナー・ホーム」の創設者でもあります。
本書には、そんな著者が専門家のチームとともにあらゆる年齢層の何千人もの子供たちを指導してきた経験から得てきた、家庭教育のメソッドが詰まっています。
また本書では、家庭での実践に役立てられるよう、子どもと試せるアクティビティの例を各章末に載せています。
基本的には、以下のような子どもの年齢層に合わせたアクションを紹介しています。
・好奇心がキラキラ5〜9歳
・パッと通じる10〜12歳
・シャープな頭脳の13〜18歳
どんな親でも今すぐ実行できる、各年齢層別の楽しい活動や質問のコツが満載です。
大人も一緒に楽しめる働きかけの事例がたくさん載っており、子どものクリティカル・シンキングを育むために役立つ実践的な内容になっています。
子どもの頃からクリティカル・シンキングを学ぶと、情報を吟味するために、物事に関心をもつ習慣が身につきます。
情報の真偽を判断するときにも、偏見や思い込みがないかをチェックできるようになります。
子どもの「自分の頭で考え判断する力」を育てたいと思っている親、教師の方には必見の本です。
子どもと一緒に、クリティカル・シンキングを楽しく身につける対話を始めましょう。
書籍概要
【目次】
はじめに
第1部 クリティカルシンカーとは
第1章 誰が言ったこと?
第2章 事実とフィクションを区別する
第3章 好奇心を高める
第4章 じっくりと観察する
第5章 「知りたい」を育てる
第6章 アイデンティティを認識する
第2部 読んで、経験して、出会う
第7章 じっくりと自分の体験として読む
第8章 ゆっくりと深く読む
第9章 体験する
第10章 出会う
第3部 修辞的想像力
第11章 自己認識の驚くべき役割
第12章 解釈という芸術
第13章 考え方を変える勇気
【著者情報】
[著者]ジュリー・ボガート(Julie Bogart)
受賞歴のある革新的なプログラム「ブレイブ・ライター」の開発者。毎年何万もの家族にライティングとランゲージアーツを教えている。現在は成人している5人の子どもを、17年間ホームスクーリングで育てた。「ブレイブ・ラーナー・ホーム」を創設し、コーチングや授業を通じて多くの親をサポートしている。また、オハイオ州シンシナティのザビエル大学で神学の非常勤教授として教壇に立った経験をもつ。他著に『The Brave Learner(勇敢な学習者)』がある。
[訳者]布施亜希子(ふせ・あきこ)
神奈川県出身。米系機械メーカー、日本語教師を経て英日翻訳者に。現在は雑誌記事の翻訳を中心に活動し、本書が初の訳書となる。ものごとを多面的に考えて判断する力をもち、情報の大波を恐れずに楽しく乗りこなせる人に成長することを願いながら、高校生を育てる母でもある。
【書籍情報】
タイトル:『クリティカル・シンキングができる子に育つ3つの視点と13のレッスン』
発売日:2023年6月23日
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:四六判/416ページ
ISBN:978-4-7993-2955-9
定価:1980円(税込)
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