特集 女性記者の現在地
「月刊Journalism」5月号発売!
株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:中村史郎)は5月10日(月)、「月刊Journalism」5月号を発行しました。特集は「女性記者の現在地」です。
女性の活躍が目立つマスコミの世界ですが、男性優位の仕組みや制度の改善はまだまだ途上です。そんな中で、存在感のある発信を続ける女性たちに、それぞれの取り組みや問題意識、思いを寄せてもらいました。
うつ病で休職、復職した沖縄タイムスの与那嶺一枝編集局長は、その経験をコラムで明かしました。そのうえで、身近な社会問題に気づきやすい女性こそ、意思決定の場に「面」「層」として配置されるべきだと強調します。
信濃毎日新聞の園田清佳記者は、同僚でもある夫と、仕事と育児の「攻守交代」をきっかけに自身の仕事への向き合い方ばかりでなく、周囲へも変化をもたらした体験を報告。読売新聞の高梨ゆき子編集委員は、若い女性だからネタが取れるという周囲の声に、将来に対する不安を覚えながら、経験と丹念な取材を重ねることによって記者としての幅を広げてきた自身の経験を紹介してくれました。
元ジャパンタイムズ編集局長の大門小百合さんは、東日本大震災を機に女性記者の役割を実感。被災した女性たちが必要とする物資や環境改善につながる報道には女性の視点が欠かせないと訴えます。
「特ダネの記憶」は松本サリン事件。スクープの裏側を元読売新聞記者が明かしてくれました。
「月刊Journalism」は2008年10月創刊。「一強」(20年12月号)、「民主主義の行方」(21年1月号)、「『3・11』から10年」(2月号)、「日常にひそむ暴力」(3月号)、「中立・公平・公正」(4月号)など、さまざまな社会問題にジャーナリズムの視点から切り込んでいます。
定価は815円(税込み)。年間購読料は8965円(税・送料込み)。全国の書店、ネット書店、ASA(朝日新聞販売所)で注文によってお求めいただけます。
【朝日新聞社ジャーナリスト学校】
2006年に発足。入社1、2、3年目の若手記者向けの研修を中心に、中堅やベテランの記者にも「学ぶ場」を提供しています。自治体財政、医療といったテーマ別研修も開き、他のメディアにも参加を呼びかけています。
◆公式サイト https://jschool.asahi.com/
◆ツイッター http://twitter.com/asahi_jschool
〈お問い合わせ〉
朝日新聞社 ジャーナリスト学校
TEL 03-3545-0131(代表)
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