【王谷晶、ブレイディみかこ、柚木麻子各氏推薦!】今年必読の最高&最強のシスターフッド小説『コメディ映画で泣くきみと』12月3日発売
カバーイラストは『半分姉弟』の藤見よいこ氏!

株式会社ポプラ社は、ままならない毎日に悩み惑う人たちの踏み出す一歩を描く連作短編集吉川トリコさんの小説『コメディ映画で泣くきみと』(ポプラ文庫※)を12月3日に刊行いたします。
※文庫化にあたり、『流れる星をつかまえに』より改題。
書誌ページ:https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8101531.html
Amazon: https://amzn.to/4pHDICD
王谷晶、ブレイディみかこ、柚木麻子各氏推薦! 今一番読みたいシスターフッド小説。
家族仲がしっくりいかず、生き方に迷う主婦。16歳になる直前まで自分が在日韓国人だと知らなかった姉妹。ゲイであることに葛藤する男子高生。血の繋がった子どもを持てなかった母親。プロムを開催すべく奮闘する女子高生たち――吉川トリコさん『コメディ映画で泣くきみと』は、同じ町に暮すさまざまな境遇の登場人物たちを描く連作短編集。今わたしたちが直面し、考えなければいけない社会問題に切り込む一方で、吉川作品の魅力のひとつである女性同士の絆――シスターフッドの精神が全編に貫かれ、読めば元気になれるエンタテイメントとして幅広く楽しんでもらえる作品です。文庫化にあたり改題し、ボーナストラックの掌編「暗くなるまでこの声を」を収録しました。
そして、単行本時より応援のお声をいただいている王谷晶さん、ブレイディみかこさん、柚木麻子さんのコメントを帯に掲載させていただきました。
〈推薦コメント〉
自分とは正反対でまばゆく見える男の子に対する、
恋ともまだ名付けられないような感情の切実な描写に、
深く引き込まれる。
――王谷晶(「赤旗」2022年9月25日より)
本作の根底にあるのは、
やりたいことはやっちまえというエネルギーだ
――ブレイディみかこ(解説より)
誰もとりこぼすまいとミラーボールで物語を照らす
吉川トリコが、私にとってのプロムクィーンだ
――柚木麻子
カバー&全面帯イラストは、『半分姉弟』の藤見よいこ氏による描き下ろし!

文庫化にあたり、カバー&全面帯のイラストを担当してくださったのは、漫画家の藤見よいこさん。「ハーフ」と呼ばれる人たちの日常を描いた藤見さんの『半分姉弟』は、「CREA夜ふかしマンガ大賞」1位を獲得し、【Renta!マンガ大賞2025】の女性部門にノミネートされるなど大きな話題を集めています。作品を読み、「今こそ様々な人に広く届いてほしい物語」とおっしゃってくださった藤見さん。登場人物ひとりひとりにそれぞれのバックボーンがある、と感じてもらえるように、各話の情景をチェキ風にあしらったイラストやモチーフをふんだんに描き下ろしてくださいました。
著者プロフィール
吉川トリコ(よしかわ・とりこ)
1977年静岡県生まれ、名古屋在住。2004年、「ねむりひめ」で、第3回「女による女のためのR-18文学賞」大賞および読者賞を受賞。21年「流産あるあるすごく言いたい」(『おんなのじかん』収録)で第1回PEPジャーナリズム大賞オピニオン部門を、22年『余命一年、男をかう』で第28回島清恋愛文学賞を受賞。他の著書に、映画化された『グッモーエビアン!』、第36回山本周五郎賞、第14回山田風太郎賞の候補となった『あわのまにまに』、「マリー・アントワネットの日記」シリーズ、『ずっと名古屋』『少女病』『女優の娘』『コンビニエンス・ラブ』『裸足でかけてくおかしな妻さん』など多数。最新刊はエッセイ『小説のように家を建てる』。
<文庫化に際しての著者コメント >
楽しいときほど泣きたくなるし、悲しいときほどちょっとしたことで笑ってしまう、そんなことってないでしょうか。だれかにとってはげらげら笑えるコメディ映画がだれかにとっては号泣必至の感動ものだったり、だれかにとってはイントロが流れ出した瞬間ブチあがる最強のパーティーソングがだれかにとっては爆エモ感傷スイッチだったりすることもあるでしょう。
「たのしさ」と「せつなさ」は似てる。
っていうかそれってほとんど同じものなのでは? と思います。
大切なだれかに笑ってほしいと願うとき、鼻の奥がつんと痛んだり、喉の奥がきゅっとしめつけられる、あのラメをまぶしたようなせつないかんじ。
『コメディ映画で泣くきみと』は、人生におけるそんな瞬間の数々をスケッチするように書いた小説です。
だれかにとっては喜劇であり、だれかにとっては悲劇かもしれない。そういう小説です。もしかしたら、すべての小説や映画がそういうものなのかもしれませんが。
吉川トリコさんが登壇するイベントが開催!
文庫発売日の翌日12月4日(木)には、愛知県名古屋市金山の書店・TOUTEN BOOKSTORE(touten-bookstore.net)にて、吉川トリコさんと翻訳家・小山内園子さんの対談イベント「どうしてわたしたちはこんなにもK-BOOKが好きなのか」が開催されます。
K-BOOKとは韓国本のこと。『コメディ映画で泣くきみと』で韓国にルーツを持つ女性たちの物語を執筆した吉川さんと、最新刊『わたしたちの停留所と、書き写す夜』(エトセトラブックス)をはじめ、さまざまな韓国文学を翻訳してこられた小山内さんが、K-BOOKの魅力やおすすめ作品についてじっくり語り合います。トークのあとはプチサイン会も!
<詳細・お申込みはこちら>
https://www.touten-bookstore.net/s/stories/25124-k-book-25125
書籍情報

『コメディ映画で泣くきみと』
著者:吉川トリコ
発売年月:2025年12月
定価:902円(10%税込)
書誌ページ:https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8101531.html
Amazon: https://amzn.to/4pHDICD
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