パルコがデジタルで描く商業施設の未来!渋谷PARCOで取り組むデジタル施策

唯一無二の次世代型商業施設 渋谷PARCO 11月22日(金)グランドオープン!

株式会社パルコ

株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区、代表執行役社長:牧山浩三、以下パルコ)は、2019年11月22日(金)に渋谷PARCOをグランドオープンいたします。
“新生”渋谷PARCOでは、お客様とのコミュニケーションをはじめ、ショッピング、エンタテインメント、ペイメント等において、様々なデジタルテクノロジーを活用し、そこから発生する様々なデータを分析・活用する事で、新しい商業施設の在り方を提案しています。今回はそのデジタル活用事例をご紹介します。

 

5F SHIBUYA XR SHOWCASE 展示作品 「World’s end supernova / Discont」 イメージ5F SHIBUYA XR SHOWCASE 展示作品 「World’s end supernova / Discont」 イメージ

世界へ発信する唯一無二の“次世代型商業施設”の実現に向けて
 渋谷PARCOはニーズを満たすのではなく、ニーズを創造し、新しい消費体験・価値観を提供します。
これまでの商業施設の枠を超え、デザイナー・クリエイター・プランナーなどの送り手と共感・共創し、新たな取組みを行う事で新しい刺激や楽しさを、リアルとデジタルを融合させた環境で提案し、グローバルに発信する、独自性の高いビルを目指しています。

©2019, Takenaka Corporation©2019, Takenaka Corporation

Ⅰ.快適なショッピング体験
リアルとデジタルの融合したショップや多彩なペイメント等で、ストレスの少ない快適な購買体験をご提供します。またそこから生まれる商品データ・購買データ・閲覧データ等、様々なデータをAIを使って分析する事で、販売スタッフの接客をサポートし、更にお客様に寄り添う事でコミュニケーションが深まっていく「デジタルSCプラットフォーム」を構築してまいります。


■オフラインとオンラインが融合したオムニチャネルショップ「PARCO CUBE(パルコ キューブ)」
リアルな売場を持つ商業施設としての、今後の方向性を提案していく売場として、「PARCO CUBE(パルコ キューブ)」を5Fで展開します。出店する11店舗は従来20坪相当の売場を半分の面積で展開。店頭の実在庫は戦略商品に絞り込み、その他の商品はECで販売するという、オフラインとオンラインが融合した売場です。

テナント自社ECとパルコEC(PARCO ONLINE STORE)をデータ連携させ、テナント自社EC在庫をパルコECから販売します。お客様は、エスカレーターサイドに配置する大型サイネージや、ショップ内に配置するサイネージ・タブレット端末で操作できる、EC在庫をストレスなく検索できるシステムにより、店頭・ECの両方の豊富な在庫から商品を選んで、ご自身のスマートフォンでも購買する事ができます。ショップの内装もパルコ(パルコスペースシステムズ)の独自開発となります。11店舗の構成でスタートし、リアルとECの売上比率などを検証・改善していく事で、今後の展開に活かしていきます。
またCUBE内一部店舗には、試着時に自分の後ろ姿を見る事ができる「CUBE MIRROR」を設置しています。カメラで撮影した映像を数秒遅れで表示することで、確認しづらい後ろ姿のスタイリングをチェックできる鏡(ディスプレイ)です。

<商品検索・購買フロー>
共用部やショップ内のデジタルサイネージ・タブレット端末のからQRコードを読取り、気に入った商品のデータをお客様のスマートフォンに転送して、お買い物をする事が出来ます。

 

共用部大型サイネージ 縦型75インチモニター×4台共用部大型サイネージ 縦型75インチモニター×4台

共用エリアの大型サイネージやショップ内のサイネージ・タブレットで気に入った商品が見つかったら・・・・・・
→サイネージのQRコードをお客様がスマートフォンで読み込んでWEBサイトを開く。商品の「カートへ入れる」をタップすると・・・・・
→お客様のスマートフォンのWEBサイトのカートに商品が転送され、PARCO ONLINE STOREで購入

■多彩なキャッシュレス決済
渋谷PARCOでは、オープンより複数のキャシュレス決済(クレジットカード・コード決済・電子マネー決済等)をご利用いただけます。コード決済でご利用いただけるのは、「Alipay」「WeChat Pay」「Origami Pay」「PayPay」「LINE Pay」「メルペイ」「楽天ペイ(アプリ決済)」「au PAY」「d払い®(2019年12月導入予定)」となります。導入に際しては、コード決済ゲートウェイサービスを活用し、ショップでは一つのアプリですべてのコードを読取り、ゲートウェイ側で決済ブランドを判別するので、オペレーションが簡素化できます。

また、ハウスカードであるPARCOカードの新規申込み時には、スマートフォンアプリ「POCKET PARCO」のPARCOポイントマイページ内で、QRコード決済「ポケパル払い」が、お申込みいただいた当日からご利用いただけます。(お申込み手続き開始からQRコード発行まで最短約20分。審査状況等により変動します。)もちろん、ご利用金額・ランクに応じて、PARCOポイントが貯まります。(一部ご利用できないショップがございます。)

■電子レシートサービスをスタート。データを活用した顧客コミュニケーション向上にも活用
電子化したレシートをスマートフォンに届けるレシート管理アプリ「スマートレシートサービス」(東芝テック株式会社)を活用し、パルコ公式アプリ「POCKET PARCO」ユーザー向けに、「電子レシート」サービスの提供を一部のショップで開始します。

「POCKET PARCO」ユーザーは、バーコードをレジでスキャンするだけで、アプリ内でお買い物をしたレシートが確認でき、集計も行う事が出来ます。
また、アプリの利用データやお買い物履歴などに電子レシートによる商品データが加わり、よりきめ細やかな分析・学習をAIが行う事が可能となります。それらデータ分析により、個々のお客様の志向を把握し傾向を推定する事ができ、「POCKET PARCO」ユーザーに対して、来店前・来店中・来店後の最適なタイミングで、それぞれのお客様にマッチするショップや商品・サービス・コンテンツ等の情報を配信し、最適な出会いを提供する、新たな仕組みを今後開発・リリース予定です。
※物販の一部参加ショップが対象のサービスです。
※「スマートレシート」は東芝テック株式会社の登録商標です。

Ⅱ.インバウンドへの対応
AIを活用した多言語音声認識や決済・免税対応等で、訪日外国人のお客さまにも、快適なショッピング体験をご提供します。


■多言語に対応したAI音声認識によるインフォメーションシステムを導入
日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語・タイ語に対応した、音声とディスプレイによる店頭インフォメーションシステムを導入します。 日本人、外国人のお客様からの音声による質問に対して、AIを活用して音声を認識・翻訳し、お答えする内容をディスプレイに表示します。

※画面デザインは開発中の為、イメージになります。※画面デザインは開発中の為、イメージになります。

 お客様が有人のインフォメーションカウンターまでお越しいただく手間を省き、外国人のお客様が言葉の障壁でご不便を感じることが無い様、館内7カ所に設置いたします。お探しのものが明確な場合は、例えば「ATMはどこですか?」「パスタが食べたい!」と話しかければ、該当店舗・施設等を表示・ご案内します。「5階には何があるんだろう?」「レディスのファッションはどんなショップがあるのかな?」等目的が漠然としている場合は、画面をタッチして探すことが可能です。

■決済・免税システムでの利便性向上
訪日外国人のお客様には、クレジットカードでの多通貨決済(DCC)と、免税自動化アプリ「スマートデタックス」をご利用いただけます。多通貨決済(DCC)は海外のお客様がクレジットカードで決済される際、日本円ではなく自国通貨での決済が可能となるシステムです。日本円決済の場合、カード会社から明細が届くまで自国通貨での請求金額が分かりませんが、多通貨決済の場合、会計時に自国通貨での請求金額が分かるので、安心してお買い物をしていただけます。
「スマートデタックス」は、スマートフォンもしくはタブレット端末のアプリで、お客様のパスポートを読み取るだけで、免税書類を自動作成してくれるシステムです。従来の手書きや専用システムによる書類作成に比べ、処理時間やレジ周りのスペースを大幅に省力化でき、お客様とショップスタッフの手続きによるストレスを軽減できます。
渋谷PARCOでは様々なデジタルソリューションを駆使して、訪日外国人のお客様にも、快適なお買い物を楽しんでいただける様努めてまいります。
※一部「スマートデタックス」ご利用対象外のショップもございます。

Ⅲ.新たなお客様コミュニケーション
AIを活用した音声認識システムや自走式ロボットを活用し、来店したお客さまとのインタラクティブなコミュニケーションを実現します。


■自走式ロボット「temi」の導入
株式会社hapi-robo st(ハピロボ)が11月1日から国内発売する、世界のどこからでもコミュニケーションを可能にする AIアシスタント機能を持った自律走行するパーソナルアシスタントロボット「temi(テミ)」の、お客様のご案内を目的とした試験導入を予定しています。
同ロボットにはスマートスピーカーと同様の、対話型・音声操作に対応した AIアシスタント機能が実装されており、”自らがあたかもそこにいるように”、自宅や職場を自由に移動したり、そこにいる人との会話を行うこともできます。

まず「temi」は、国内外メーカーのデジタル機器や家電などの試作品を展示する、店内では販売しない「売らない店舗」として、パルコと国内クラウドファンディング最大手のキャンプファイヤーが共同運営する、実証実験を目的にしたAIショールーミングストア「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」でお取り扱い致します。

更にその機能を活用した、館内を回遊する「temi」にお客様が 話しかけ、離れた場所で操作しているインフォメーションスタッフが「temi」を通じて、お問合せにお答えするサービスの実証実験を12月より実施する予定です。何か知りたい事があるお客様は、インフォメーションカウンターまで行かなくても疑問を解消でき、インフォメーションスタッフは、他の業務と並行してニーズがある時だけ接客する事ができます。上記音声インフォメーションシステムと共に、接客ロスを減らし、快適な商環境の構築を目指してまいります。 

■屋外環境の状況やエネルギー消費状況をオンタイムでお知らせするデジタルサイネージを設置
渋谷PARCOは「屋上広場・立体街路など魅力的な屋外空間の創出」、「ガスコージェネレーションシステムを中心とした高効率エネルギーシステムの導入」、「デジタルコミュニケーションによるエネルギーの効率的利用促進」等の取組みが評価され「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」として国土交通省より採択されています。
その取組みの一環として、「外部環境の快適度」や、「ビルのエネルギー利用状況」を見える化した、渋谷PARCOの"今"がわかるコンテンツをデジタルサイネージで発信する事により、地上1階から屋上広場までつながる立体街路( SPIRAL WALK )や屋外広場の活性化と、ビル全体のエネルギーの効率的な運用を促進します。

※画像はイメージです※画像はイメージです

Ⅳ.XR※テクノロジーによる仮想空間演出
ARを活用したデジタルアートによる環境演出をはじめ、ART/CULTURE/FASHIONを立体映像として発信する “体験型メディア装置”としてXRを活用します。

コンピューターで制作した3Dクリエイティブコンテンツを、スマートフォンやAR対応グラスを通して、あたかもその場に存在するかのように展示するバーチャルショーケースを展開いたします。
現在、世界的にAR端末の開発が加速度的に進んでおり、近い将来AR端末は静止画・動画に代わる3次元映像を閲覧するためのメディアツールとして、一般に広く普及されることが予想されております。この技術活用の第1歩として、渋谷PARCOでは3Dクリエイティブコンテンツの鑑賞サービスを常設展開します。

①常設展示:World’s end supernova : Discont
昨年開催したVRコンテンツアワード「NEWVIEW AWARDS 2018」でPARCO賞を受賞したVR 空間デザイナー Discont氏によるデジタルインスタレーション作品を5Fに常設展示します。水槽に見立てた5F 吹き抜け空間が、体験者のインタラクションによってさまざまに変化していく架空のシミュレーターをイメージした作品です。鑑賞する   人の操作によって結末が変わるインタラクティブなアートを体験する事ができます。 
NEWVIEW:https://newview.design/ 

 

※画像はイメージです※画像はイメージです

●Discont[VR空間デザイナー]

NEWVIEW AWARD 2018のファイナリストに残ったことをきっかけに、VR空間デザイナーに。大学では建築学を専攻。VRにおける空間の魅せ方に大きな興味がある。VR×空間デザインという新しい領域にて、物理法則にとらわれない新しい空間体験のデザインを目指す。2018年4月より新社会人として都内のVRベンチャーに勤務。趣味はVRと美術館めぐり。
Twitter:https://twitter.com/VR_landscape
制作コメント: World’s end supernovaというタイトルには、死と再生という意味を込めています。本作品に込めたメッセージは、終わりの後に新しい世界が始まることへの期待感です。渋谷PARCO再始動のタイミングで作品制作に携われたことを大変嬉しく思います。

②企画展示:#califSHIBUYA : calif×ステレオテニス
渋谷PARCO 5Fに出店する「calif」(株式会社ビーズインターナショナル)と、グラフックアーティストの「ステレオテニス」氏のコラボコンテンツ。壁面に展示されたアートワークの中央に配置されたARマーカーをスキャンすると、絵の中のオブジェクトが壁を飛び出して空間を埋め尽くすバーチャルフォトスポットが出現します。
更に、califで商品をお買上げいただいたお客様だけが鑑賞できる、スペシャルコンテンツも用意しています。

ステレオテニス氏のアートワークステレオテニス氏のアートワーク

●calif(カリフ)
califとは、XLARGE、X-girl、MILKFED、SILAS、StylesなどB's INTERNATIONALが展開するブランドを中心に取扱うオフィシャルオンラインストアであり、渋谷店舗はオフラインとオンラインストアを繋ぐ次世代型のセレクトショップです。常にストリートカルチャーを編集、発信し、新たなカスタマーエクスペリエンスを提供し続けるショップを目指していく事を目的としています。
オンラインストアcalif  https://calif.cc/

●ステレオテニス[グラフィックアーティスト、デザイナー]

音楽やファッションなどカルチャーシーンを中心に、広告表現や空間プロデュース、イベント企画に至るまで、どの場面においてもステレオテニス的世界観を用いて圧倒的な活躍の場を持つ。多大な影響を受けた80年代グラフィックのトーン&マナーを早くから作風に取り入れた先駆者でありながら、現代のリアルさを共存させたデザインが特徴。
インスタグラム@stereo.tennis  www.stereo-tennis.net
制作コメント:ARの世界には重力がないなと思い、不思議な形をした3Dモチーフが浮遊しているイメージを制作したくて今回のビジュアルを作りました。色使いも気に入っています。形も80sな建築物からインスパイアされています。お気に入りです。

技術提供:STYLY (株式会社PsychicVRLab)
本コンテンツの配信プラットフォームは、アーティストに空間表現の場を提供するXRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を採用しています。
STYLY https://styly.cc/ja/

※XR:VR(Virtual Reality)・AR(Augument Reality)等の総称。
VR(仮想現実)専用のゴーグルに映し出された「仮想世界」に、実際にいるような体験ができる技術
AR(拡張現実)スマートフォンのカメラ等で表示した現実世界に、CG等の デジタル情報を加える技術

Ⅴ.テナントショップ運営サポート
ご出店者様のショップ運営に貢献する、デジタルテクノロジーを使ったソリューションを積極的に導入します。

■ファッション販売員マッチングサービス「MESHWell」の導入
テナント向けサービスとして株式会社メッシュウェルとパートナーを組み、同社が運営するファッション販売員  マッチングサービス「MESHWell」を導入します。「MESHWell」は、スキマ時間で効率的に働きたい元販売員と、繁忙時間に接客力を高めたい、或いは、人材不足に悩む店舗を手軽にマッチングする新しいサービスで、販売力を  強化したいテナントニーズを充足する販売支援メニューとして提供します。
https://meshwell.co.jp/

「渋谷PARCO」概要

©2019, Takenaka Corporation©2019, Takenaka Corporation

 

 

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会社概要

株式会社パルコ

592フォロワー

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URL
http://www.parco.co.jp
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区神泉町8-16 渋谷ファーストプレイス
電話番号
03-3477-5781
代表者名
川瀬賢二
上場
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資本金
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設立
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