Hoshimachi Suisei 日本武道館 Live “SuperNova”のオフィシャルレポート公開!
現在ZAIKO&SPWNにてアーカイブ視聴チケット販売中!(期限まで何度でも⾒放題!)
昨年は「ビビデバ」のMV1億回再生突破に加えて自身最大規模となるさいたまスーパーアリーナ公演を含む全国3都市のツアーを成功させ、今年に入ってからも『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) -Beginning-』の挿入歌「もうどうなってもいいや -Movie editon-」を担当するなど、ますます活躍の舞台を広げている星街すいせい。2月1日、彼女にとって初の日本武道館公演『Hoshimachi Suisei 日本武道館 Live "SuperNova"』が開催された。
日本武道館はデビュー以来目標にしていた憧れの場所。その想いはまだホロライブ加入前、2018年に個人勢として活動をはじめた際の自己紹介動画でも語られており、リスナーの間でも最大の目標のひとつとして知られていた。今回のライブは、リリースした最新アルバム『新星目録』を引っ提げて、彼女が長年の夢を叶える舞台となった。
ステージには星をモチーフにした柱が複数立てられており、照明が落ちてOPムービーがはじまると武道館全体がまるで銀河や満天の星空のような景色に変わる。そこに星が爆発する映像や「革命」「WARNING」といった文字が挿入され、15世紀フランスの偉人ジャンヌ・ダルクを思わせる旗と星をかたどった彼女のマイクが重なって大歓声が巻き起こる。「星」「夜」といった彼女が長年創作のモチーフにしてきたイメージと、「それぞれの革命」という最新アルバム『新星目録』のテーマとがひとつになるようなオープニングだ。
ライブはいきなり最大のヒット曲「ビビデバ」でスタート。日本武道館をぐるぐる回るように頭上から馬車がステージに到着し、中から星街すいせいが登場すると観客からは割れんばかりの大歓声。サックスやトランペット、トロンボーンを加えた8人編成の生バンドと共にパフォーマンスをはじめ、サビでは早速衣装チェンジをしながらお馴染みのダンスで会場一体となって盛り上がる。続く「TRUE GIRL SHOW」では間奏の歌詞「すいちゃんは……「今日もかわいい」!?」で観客とコール&レスポンス。「Newton」では手拍子が生まれ、空と雲の映像をバックに伸びやかな歌で魅了した。
M1「ビビデバ」
MCではついに辿り着いた武道館公演への思いを伝えつつ、「私の思いを込めて、初めて作曲した曲です」と紹介し、初めて自身で作詞作曲の両方を担当した「綺麗事」へ。ブラスが効いたこの日ならではのアレンジに加えて、ギターリフと連動してレーザーが客席に降り注ぎ、その様子は都会のネオンを思わせる光のスペクタクルと言った雰囲気だ。
M4「綺麗事」
以降もサックスソロなどを加えた「褪せたハナミドリ」、ベンチに座ってしっとり歌い上げた「ムーンライト」、明け方の渋谷を連想する「ビーナスバグ」を次々に披露。どの曲も映像演出が都会の夜をイメージしたものになっており、「星」「夜」といったデビュー当初からのキーワードに加えて、「街」「都会」といった現実のモチーフが増えている最近のモードを改めて伝えるような瞬間だった。こうした楽曲の数々はおそらく、「2次元と3次元の垣根をなくしたい」という気持ちの表れでもあるのだろう。
M7「ビーナスバグ」
ライブ中盤は 詩を使った幕間映像を挟んで、いよいよ最新作のテーマ「革命」のイメージを全開に。冒頭に登場する印象的な目のモチーフや極彩色の照明がギラギラと輝くサビが印象的だった「Caramel Pain」を経て、「AWAKE」ではカラフルなレーザーがシャワーのように降り注ぐ中ダンサー4人とパフォーマンス。この楽曲はGiga & TeddyLoidが楽曲を手掛け、EDMやR&B、J-POPが溶け合うポップで斬新なプロダクションやジューク/フットワーク風の要素も含む多彩なビートパターン、トラップ由来のフロウ、そして自身の力強い歌声がひとつになった「革命」を象徴する楽曲。「モニター越しの輝きじゃつまんない/飛び出す想像の遥か上 to heaven」という歌詞や2次元と3次元の壁を取り払うようなMVも含めて、最新の星街すいせいを象徴するものになっている。
M8「Caramel Pain」
続くフジファブリックの山内総一郎が提供した「先駆者」では、「拳上げろー!」の呼びかけとともに革命の狼煙をイメージした楽曲をメガホン片手に熱唱。ダンサー4人も一緒にライブを盛り上げていく。「ザイオン」ではジャンヌ・ダルクを思わせる旗を右手に持った彼女がステージ中央で堂々と歌唱。「繭と心」ではラストのサビで大量のレーザーが会場を覆った。
M11「ザイオン」
ここで一旦映像パートに切り替わり、ホロライブでの歴代衣装を着て歩き続ける彼女の映像や最新のツアーMCまで含めた過去の発言集でこれまでをプレイバック。嬉しかったことだけでなく、喉の不調や手術など、決して順調なだけではなかった活動を振り返る。その最後に突如時間がさらに巻き戻り、映像はホロライブ加入前、すべてのはじまりとも言える2018年の個人勢デビュー当時の配信や初動画へ。そして映されるのはもちろん、「私の夢は、武道館でライブをすることです!」という、この日に繋がる約7年前の発言だ。
そしてはじまったのは、個人勢時代に発表した初のオリジナル曲「comet」を、「Stellar Stellar」などの作者でMidnight Grand Orchestraでも共に活動するTAKU INOUEがアレンジした「comet -TAKU INOUE Remix-」。ここでは個人勢時代に自らデザインして着ていた衣装をさえきやひろ氏の手でドレスアップした新衣装も初お披露目。音楽的にも原曲のフューチャーベースから、ブラスやギターソロも加えた壮大なアレンジに変化していて、涙ながらに歌う彼女自身の歌も含めて過去と今とが繋がっていく様子に感動が止まらない。
M13「comet -TAKU INOUE Remix-」
ここからは本編ラストに向けて代表曲を次々に披露。イントロで会場一体となって大歓声が起こった「Stellar Stellar」では普段よりロックっぽいバンドアレンジで熱唱し、間奏ではドラムに合わせてドドドドと照明が切り替わるなど今回ならではの演出も。バンド紹介を経てカッティングギターとブラスが効いたディスコファンク風のアレンジで披露した「NEXT COLOR PLANET」ではカラフルな照明を受けながら手を左右に振り、観客も「(La-la-la-)」とお馴染みのコーラスを合唱した。
M15「NEXT COLOR PLANET」
続くMCでは「次はまだみんなが聴いたことのない曲です」と前置きしたうえで、喉の不調で音楽が楽しめなくなり活動をやめようと思うまで追い込まれたこと、それでも応援してくれる人々が悲しむと思い歌い続けたこと、そしてまた「音楽が楽しい」と思えるようになったことを感極まりながら振り返り、そんな今ならではの「音楽への気持ち」や「みんなへの感謝」を込めた新曲「Orbital Period」を熱唱。途中涙で崩れ落ちそうになるも間奏で涙を拭いて、「嗚呼、僕は、この景色を只、信じて良かった。」という歌詞も印象的なミドルバラードを歌い上げた。
M15「Orbital Period」
アンコールでは、幕間にホロライブメンバーからのこの公演に向けた寄せ書きが映し出された後、ホロライブの全体曲「キラメキライダー☆」を披露。会場一体となって「キラメキライダー☆!!」と合唱したり、歌詞の「届けたいのは/きみに笑顔」に合わせて身を乗り出すように観客に手を振ったりして会場を盛り上げる。続くMCでは「武道館の夢も叶えちゃって、次の目標は……」と会場に促すと、観客が「東京ドーム!!」と一体になってレスポンス。「東京ドームを目指しましょう!」「まだまだ星街すいせい、この先も輝き続けますので、みんなそばにいてね!」と伝えて「Bluerose」を披露し、無邪気に「歌うの楽しいー!!」と伝えると会場がさらに熱気を増していった。
M18「Bluerose」
自身初のダブルアンコールでは、「今日はゴールではなく通過点」「まだまだ進化し続けていきたい」と今の気持ちを伝えた後、「みなさんも一緒に行こう!」「最後の曲は、みんなにも歌ってもらいます!」と伝えて「ソワレ」がスタート。ステージ上にスパークラーが吹き上がる中、「オイ!オイ!」と観客が声を張り上げ、サビでは彼女が「歌え!」と客席にマイクを向けて会場一体になった大合唱。最後はお馴染みのコール&レスポンス「すいちゃんは~?」「今日もかわいい!!」で観客と声を合わせ、満面の笑顔で「楽しい思い出を本当にありがとう!」「これからもよろしくお願いします!! また明日!!」と伝えて大団円となった。
M19「ソワレ」
ちなみに、エンドロールではデビュー曲「Comet」のインストが流れ、観客が彼女の代わりに全員でメロディを歌ったことも書き残しておきたい。エンドロール後には「もうどうなってもいいや -Movie edition-」と「Orbital Period」のリリース情報や、2026年初旬に行なわれる「SuperNova」の再演決定をアナウンスして大歓声の中ライブを終えた。
星にも色々な種類があり、それぞれに輝き方があるとするならば、星街すいせいは自分でチャンスを掴み取り、自分で輝こうとするタイプの星である。長年の夢を叶えつつ、またさらに新しい場所へと向かっていくような熱気に溢れたこのライブは、彼女にとっても長年その活動を見守ってきたリスナーにとっても、忘れられない一日になったことだろう。
取材・文/杉山仁
写真/Takashi Konuma
配信チケット・アーカイブ視聴
▼配信チケット(SPWN、ZAIKO):各6,800円
■受付期間
2025年3月1日(土) 20:00まで
※公演終了後、公開準備ができ次第アーカイブ視聴可能となり、受付期間終了日の23:59まで何度でもご視聴いただけます。
※受付期間終了日の23:59を過ぎると、アーカイブ視聴中でも視聴できなくなります。
SPWNチケット購入
【日本】https://spwn.jp/events/evt_25020101-jpsuiseilive
【海外】https://spwn.jp/events/evt_25020102-engsuiseilive
ZAIKOチケット購入
【日本・海外共通】https://hololive-production.zaiko.io/item/365602
Hoshimachi Suisei 日本武道館 Live “SuperNova”グッズ
■販売期間
販売期間:2025.2.1(土)21:30~2025.3.3(月)18:00
販売期間の期間や注意事項・詳細は、公式HPの販売ページなどをご確認ください。
グッズ購入(日本) : https://shop.hololivepro.com/products/hoshimachisuisei_live_supernova_2nd
グッズ購入(海外) : https://shop.hololivepro.com/en/products/hoshimachisuisei_live_supernova_2nd
会社概要
■ホロライブプロダクションについて
「ホロライブプロダクション」は、世界最大級のバーチャルタレント事務所です。 運営している女性VTuberグループ「ホロライブ」、男性VTuberグループ「ホロスターズ」はYouTube総登録者数が8,000万人を超え、ライブ配信、音楽、イベントを通じて世界中のファンと交流しています。
・ホロライブプロダクション公式サイト:https://hololivepro.com/
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