英語の学びをリアルな社会につなげ、自律した学習者を育てるために ―『「教えない授業」の始め方』、 3月12日発売
「学力テスト偏重型の教育」から「非認知スキル型の教育」へ
株式会社アルク(東京都千代田区 代表取締役社長:田中 伸明、以下アルク)より、新刊『「教えない授業」の始め方』のご案内を申し上げます。
教師が「教えない」ことで、生徒の思考力・問題解決力を伸ばし、自分で考え行動できる自律した英語学習者に育てるための一冊です。
変化する時代に、リアルな社会で自律してハッピーに生きていく自律型学習者を育てたい、と願うすべての教師のための書。「教えない授業」とは何か、生徒はどう変わるのか。現役の英語教師だけでなく他教科の教師、教育に携わる方、教育者を志す方にも役立つ内容です。
1.「教えない授業」の進め方や留意点を知る
著者が実践する「教えない授業」で示される授業モデルの具体的な方法を知り、自分で考え、自らが主体者として生きる力を付けた生徒を育成することができます。
2.「自律型学習者を育てる」ための理念と抱負な実践例
教師はファシリテーター。不確定な時代に生きる子どもたちを、自分で考え、自分で判断し、自分で行動できる自律型学習者に育てるという理念のもと、具体的な実践例を示しているので、明日からの授業に応用できます。
3.真のコミュニケーションスキルを身に付けさせる
目的達成のために社会と良い関係を構築する「パブリック・リレーションズ」の概念を教室に取り入れ、課題解決を考えるProject-Based Learning型の英語授業を通じて、社会の中で活用できるスキルを身に付けさせます。英語の学びを実社会につなげ、自律してハッピーに生きていける自律型学習者を育成できます。
【目次】
はじめに
序章 理想の教材を作ろう
第1章 なぜ「教えない授業」なのか
COLUMN 1 「すごい楽しいし、知らない間に英語覚えてます」
第2章 パブリック・リレーションズで教室を安全・安心の場に
COLUMN 2 「自分に合った勉強法を探せてとてもためになっています」
第3章 「教えない授業」を始める
COLUMN 3 「自分から英語を学びたいと思わせてくれる授業です」
第4章 学びをリアルな社会につなげる
COLUMN 4 「誰かのために何かをするときがいちばん一生懸命になれます」
第5章 「教えない授業」を持続させる
COLUMN 5 「先生が育ててくれたのは、他人に感謝する心だと感じます」
第6章 【座談会】実践報告&お悩み相談会
付録 「教えない授業」リポート
おわりに
参考文献
索引
【著者・山本崇雄氏より】
このたび、アルクより『「教えない授業」の始め方』を出版することとなりました。『なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか』(日経BP)で理念をお伝えして以来、具体的な事例を知りたいとの声を聞くようになりました。そこで、今回は具体的な手法をわかりやすく事例をもとに「教えない授業」の始め方を書かせていただいたわけです。
多様性に溢れ、変化に富む現代社会は、SDGsに集約されるような地球規模の問題を抱えています。こんなリアルな社会に子どもたちを送り出すために学校は何をすべきでしょうか?
全人類の最上位目標が SDGsを達成し、平和で持続可能な世界を作ることだとしたら、学校教育の最上位の目標は何になるでしょうか。僕は、「さまざまな課題に果敢に挑むことができる自律型学習者(Self-directed student)を育成していくこと」を全ての教師が目指すべきだと考えています。
自律型学習者は自ら課題を見つけ、時に協働しながら解決手段を選択し、自分なりの答えを出していくことができます。この能力はリアルな社会でも通用し、最終的には SDGsの達成にもつながっていくと考えます。
ですから、英語授業を通して、自律型学習者を育てていくことをお伝えすることが本書の最上位目標です。ぜひ、ご高覧いただき、忌憚のないご意見をいただければ幸いです。
<商品情報>
【タイトル】「教えない授業」の始め方
【URL】https://ec.alc.co.jp/book/7019006/
【価格】2,052円(税込)
【サイズ】A5判、192ページ
【ISBNコード】9784757433250
【著者】山本崇雄
【著者プロフィール】
1970年東京都生まれ。東京都立武蔵高等学校・附属中学校英語科指導教諭。都内公立中学校、東京都立両国高等学校・附属中学校を経て2017年度より現職。2017年には日々変化する社会の中でも自律して行動できる子どもが育つ新しい教育のあり方を提案するプロジェクト「未来教育デザインConfeito」を設立。講演会、出前授業、執筆活動を精力的に行っている。検定教科書『NEW CROWN ENGLISH SERIES』(三省堂)の編集委員を務めるほか、著書に『なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか』(日経BP社)、『「教えない授業」から生まれた英語教科書魔法のレシピ』(三省堂)、『学校に頼らなければ学力は伸びる』(産業能率大学出版部)ほか、監修書に『21マスで基礎が身につく英語ドリルタテ×ヨコ』シリーズ(アルク)がある。
<本件に関する報道関係者向けお問合せ先>
アルク 広報担当 河合(かわい)
e-mail:ko-ho@alc.co.jp
TEL: 03-3556-2711
https://www.alc.co.jp/company/
[アルクとは]
アルクは、1969年4月の創業以来、企業理念として「地球人ネットワークを創る」を掲げ、実践的な語学力を身につける教材の開発をすすめてきた語学教育総合カンパニーです。創刊から45年を超える『ENGLISH JOURNAL』など学習情報誌をはじめ、受講者数延べ120万人の通信講座「ヒアリングマラソン」シリーズ、書籍、研修、eラーニング教材、各種デジタルコンテンツの提供など、語学分野における学習者向けの様々な支援を行っております。 https://www.alc.co.jp/
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