1998年から続くKen's Barの最新公演を2月26日夜9:00よりWOWOWでオンエア!

しかしいうまでもなく、このライブをスペシャルなものにしている最大の要因はコンセプトであり内容そのもの。アコースティック形式のシンプルな演奏をバックに平井が歌う「Ken's Bar」は通常のバンド編成、すなわちCD化された楽曲のアレンジとは大きく異なるものであり、また、オリジナル曲だけでなく、カバー曲もメニューに加えられる。「Ken's Bar」最新公演は昨年12月25日、クリスマス当日に福岡マリンメッセで行われたのだが、そこでは山下達郎の「クリスマス・イブ」、マライア・キャリーの「All I Want For Christmas Is You」というクリスマスならではの楽曲が披露された。ただし、カバー曲の選曲基準は時季的なこと以上に、平井自身が大好きな、決してマニアックなものではない有名なポップ・ソングということであって、先に挙げた2曲以外では、山口百恵の「ロックンロール・ウィドウ」、尾崎豊の「OH MY LITTLE GIRL」、ルイ・アームストロングの「What A Wonderful World」を採り上げ、どのカバー曲も平井は心底楽しんで歌っていた。あえて述べる必要のない野暮なことだが、この人の歌のうまさは絶品である。ただし、カバー曲であろうとオリジナル曲であろうと、平井は技術自慢をしたいがために歌っているのではない。とにかく歌うことがたまらなく好きで、その強い思いはいつだって歌声に乗っている。つまり、歌のうまさも各楽曲の歌詞やアレンジも、歌うことに対する平井の思いがすぐれたものへと昇華させているのである。しかも「Ken's Bar」は演奏がシンプルであるということに加え、通常のライブにある派手な演出や仕掛けがないため、平井の歌いっぷりがどのようなものなのかがより露わとなる。だから、やっぱり「Ken's Bar」はスペシャルなのだ。
昨年末に行われたこの福岡公演は「平井堅 Ken's Bar 2011」と題され、2月26日(日)夜9:00からWOWOWにて独占放送される。カバー曲以外に「瞳をとじて」「POP STAR」「いとしき日々よ」といった平井のヒット曲が数多く披露されたライブでもあったので、より多くの人たちが楽しめるプログラムとなることは必至。ポップ・スターによるポップ・ソング満載のライブということである。
(文・島田諭)
【番組詳細】
平井堅 Ken's Bar 2011
2月26日(日)夜9:00~WOWOWライブでオンエア!
尚、現在WOWOWオンラインにてLive Photo Gallery公開中!
詳しくはこちら:wowow.co.jp/music/kenhirai/
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