キングスU18国際大会出場に向けての意気込み
キングスU18は、9月13日(土)〜14日(日)に香港で行われる「GOAT Lab Internaitional Rising Youth Invitational Tournament Hong Kong 2025」に出場します。第1回となる今大会はキングスU18のほか、香港、アメリカ、オーストラリア、マレーシアの計6つのユースチームが参加し、優勝を目指します。

キングスU18にとっては、世界の強敵と対峙する機会となります。アメリカ代表のSimeon Career Academyはイリノイ州・シカゴにある高校で、かつては元NBAドラフト全体1位指名でリーグMVPも獲得しているスター、デリック・ローズ氏もプレーしたチームです。また、オーストラリアはIndigenous Basketball TeamとAthletIQ Geelongの2チームを派遣しますが、前者にはNBAやオーストラリア代表で活躍するパティ・ミルズ選手が在籍していました。
この高レベルな大会に臨むにあたって、キングスU18の#71 名城寿唯選手と#29 宮里俊佑選手の意気込みや目標をお届けします。
キングスU18が国際大会を経験したのは、今年2月に東京・国立代々木第二体育館にて行われた「インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2025」が唯一。キャプテンを務める名城選手は、「世界」を体感することのできる今回の機会は貴重なものになると話してくれました。
「自分たちは『インフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2025』、『インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025』、『インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2025』の3タイトルを全部、取りに行くという目標の下、練習を取り組んできています。INTERNATIONAL CUPの優勝を目指すにあたってシーズン途中での海外遠征・国際大会出場の経験はとても大きいと思っています。2、3年生は昨シーズンのINTERNATIONAL CUP(キングスU18は8チーム中6位)後、世界基準を再確認できる機会だと思っています。練習で取り組んできたことが正しいものかどうかを一人一人がチャレンジをして、いい感覚、悪い感覚というものをこの時期につかめたらと思っています」(名城選手)
宮里選手は直近までモンゴル・ウランバートルで行われた「FIBA U16 ASIA CUP」に日本代表として出場していました。帰国後すぐにこの大会に挑むことになりますが、「何度も国際大会に行けるのは当たり前のことではないですし、誰もができる経験ではありません」と語っています。
名城選手個人はバスケットボール事情の視察で2週間ほどの滞在を経験しており、システマチックでチームとして戦う日本とは違い身体能力の高い選手の多いアメリカでは、より「個の力」を全面に出したバスケットボールが展開されているのを目にしてきました。しかし、外から眺めるものと実際にコートの中での実感には往々にして隔たりがあるものです。

3Pシュートやディフェンスを自らの強みだとする名城選手は「自分が見たものとコートに立って体感するものはまた違うものだと感じているので、新しい感覚、新しい経験をしたい」と語っています。
宮里選手にしても、思いは同様です。今大会でも「勝負である以上は試合結果にもこだわらないといけない」とする一方、「勝敗よりも、試合を通じて世界との違いを肌で感じることが重要」と言葉に力を込めます。
B.LEAGUEができてから急速に日本のバスケットボールのレベルは上昇してきました。それにともなって選手や関係者らがさらなる競技力の向上を語る時に口にするのが「世界基準」です。それはキングスU18でも強調される言葉でチームとして日常から意識をするところです。

「いつもやっていることができなくなるというのが国際大会だと思います。レイアップを打ってもブロックされることもあるかもしれません。練習のうちから世界をイメージしてやることが大切です」(宮里選手)
今大会では宮里選手が言うように、日本では通用しているプレーがしない場面も少なからず出てくるでしょう。しかし、そういったものを体感できるからこそ国際大会に参加する意義があるのだと言えます。
キングスU18としてはこの夏、京都ハンナリーズのヘッドコーチなど長らくトップリーグの指導に従事してきた浜口炎氏を新たな指揮官として迎えました。名城選手は浜口HCの就任後には「まだ大きな壁にぶつかっていない」と言います。しかし、キングスU18が先述したように今後の大会で目指す目標を達成していくためにも、「GOAT Lab Internaitional Rising Youth Invitational Tournament」では強敵を相手に厳しい試合を望む部分があると話しました。

「浜口HCが就任してからは難しい時間帯というのをチームとして体感できていないので、難しい時間帯から立て直す力を今のうちにつけておかないといけないという危機感はみんな、持っています。悪い時間帯にズルズルといかずに、どう立て直すかというところは自分がキャプテンとしてどう振る舞うかもかかわってくると思うので、意識していきたいです」(名城選手)
今大会は「Tsuen Wan Sports Centre」という、2018年に開業したアリーナで開催されます。国際大会ではボールやコートなどの環境が普段、慣れているものとは異なることがあり苦戦を強いる要因となりかねません。これまでB.LEAGUEのユース選抜チーム遠征などで中国やオーストラリア、スペイン等でのプレー経験のある宮里選手は、そうしたものにどれだけ順応できるかもまた試合の出来につながってくるとしました。
「いろんなコートがあって滑りやすかったり、アウェーの雰囲気の中で戦ったりというところも含めて経験だと思います。そういったものに自分たちのプレーが左右されないようにマインドをコントロールしていきたいです」(宮里選手)
浜口HCは選手たちが海外のチームとの試合を経験することは「今後のバスケット人生にとって大きなこと」と話し、コート上では「戦う姿勢」を示してほしいと話しています。

「GOAT Lab Internaitional Rising Youth Invitational Tournament」には冒頭に記した3チーム以外に大会主催の「GOAT Lab」とマレーシアの「Selangor Youth Basketball Club」も参戦します。6チームは「グループA」、「グループB」の2組に分かれ、13日に総当たり戦を行います。それぞれのグループの上位2チームが準決勝に進出します。準決勝、決勝戦、順位決定戦は14日に開かれます。
キングスU18は「Indigenous Basketball Team」、「GOAT Lab」と同組のグループAを戦います。
海外で行われる国際大会への出場は、キングスU18にとって初めてとなります。慣れない環境で世界から集まった強敵との対戦は簡単ではありませんが、名城選手は「海外で寝食を共にすることで団結力をさらに強められたら」と話しました。
「沖縄を世界へ」を掲げるキングスにおいて、海外チームとの対戦は大きな挑戦となります。さらなる飛躍を目指すキングスU18の戦いぶりに、ぜひご期待ください。
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