大人気体験型ファンタジーショー「スラバのスノーショー」製作発表会見開催


体験型ファンタジーショー「スラバのスノーショー」が3年ぶり3回目の日本公演となる。作・演出のスラバ・ポルニンとクラウン(道化師)が来日し、4月3日(水)、東京で取材会に、翌4日には大阪で会見に臨んだ。大阪で行われた会見にはスペシャルサポーターに就任したアキナ、ゆりやんレトリィバァ、福本愛菜も登壇。始終クラウンは会場をウロウロしたり、記者席に座ったり、スラバと同じ椅子にちょこんと腰掛けたかと思いきや、ずずずーっと崩れ落ちて寝転がってしまう。さらにスラバの提案でゆりやんレトリィバァがクラウンに変身するなどなんとも笑いの絶えない会見になった。


今回の日本公演への思いを聞かれて、スラバは「私たちにとって日本は全く別の惑星で、魔法の国。日本を訪れると、いつも不思議の国のアリスになった気分です。今回、桜が咲く庭園を昼夜歩き回っています。日本は春爛漫で、まるで桜の園。その国で公演できることが幸せです。日本の方たちは物作りに関して、大変繊細で細かいところまで完璧に仕事をされることに、私たちは多くを学んでいます。一般に“道化師”というと、グロテスクさや、芸がダイナミックな点で注目されてきました。しかし繊細な芸術に長けている日本では、クラウンが目の動き一つで空気を変え、お客様を感動させるなど、細かいところに気を配りたいです」と意気込みを語った。
見どころについては、「公演が始まった途端に観客がワッと驚いて、お祭りに巻き込まれるような舞台を心がけています。私たちは観客と出会い、観客と一緒にお祭りを作りたい。モスクワでは約25年公演をしていて、何十年も毎年足を運ぶリピーターがたくさんいます」と、アピール。


 クラウンが何者かを聞かれると、「クラウンたちは5歳児と同じで、純粋にお祭りを楽しむ生き物です。毎日、ハプニングを楽しみ、驚き、喜び、感動する存在」とのこと。クラウンの象の耳のような帽子と細長い足は、「なんて言ってるの?と聞くうちに耳が大きくなり、もっと遠くへ行きたいと思ううちに足が伸びた」らしい。
クラウンは何人いるかという質問には「いつも舞台で何人いるのかと数えるんですけど、増えたり減ったりしてよくわからない(笑)。5人で始めたのに、ツアーが終わる頃には15人になることも。友人がクラウンになったり、イタリアでクラウンになった日本人もいました。音響や照明などの技術スタッフがクラウンになることも。観客との垣根がない舞台なので、いろんな人が巻き込まれてクラウンになってしまう」と、ひたすら不思議な話だ。
ショーでは客席に雪が吹き荒れたり、蜘蛛の巣に覆われたりと、幻想的なドラマが繰り広げられる。アイデアはどこから湧くのかと問われて、「私は自分が何歳か覚えていません。多分、70歳ぐらい?だけど、精神年齢は6、7歳。私はおもちゃが大好きで、劇場は遊び場。観客の皆さんと一緒にいろんなおもちゃで遊びます。アイデアには秘密があって、僕は世界中どこにいくにも決まった枕を持ち歩く。その枕で眠ると、夢に宝物のようにアイデアが現れるんです。その魔法の枕は、フェデリコ・フェリーニから贈られたもの」と、意外な文化人との関わりに言及。その他、スラバのショーを見たセレブには、テリー・ギリアム、トム・ハンクス、ヘレナ・ボナム・カーターなどがいる。ダスティン・ホフマンはショーを観て、「僕があと10年若かったら、キャリアを捨ててショーのメンバーになった」と語ったそうだ。
また、好きな日本のアーティストや文化として、宮崎駿、草間彌生、舞踏や歌舞伎を挙げた。スノーショーの動き、例えば雪が落ちる速度やイメージは歌舞伎から学んだという。「私が子供の頃に見た、雪が家の屋根より高くどんどん積もる風景と歌舞伎の雪景色が重なった」と、彼の芸術には日本文化が影響しているのが興味深い。
スラバのアイデアが詰まった夢いっぱいのショー、ぜひこの夏、体験してほしい。
 

 


スラバ・ポルニン(作・演出)とは


1950年にロシアのノヴォシリという地方の小さな町で生まれたスラバ・ポルニンは、チャップリンやキートンといったコメディアンに憧れて育つ。17歳のときにサンクトペテルブルクに移ってパントマイムの修行を積み、80年代にはストリートを舞台にさまざまな芸術活動を企画・制作した。その後、1993年に「スラバのスノーショー」を企画する。94 ~ 96年には、「シルク・ドゥ・ソレイユ」に参加。「アレグリア」の一場面を演出し、世界的な名声を得る。一方、「アカデミー・オブ・フールズ」という芸術活動を主宰し、その拠点としてパリの郊外に「ムーラン・ジョーン」という施設を運営し、毎年芸術フェスティバルを開催している。2013年には、サンクトペテルブルグの国立サーカスの芸術監督にも就任。名実ともに道化師界の巨匠であり、ロシアを代表するトップクリエーターの一人。             

「スラバのスノーショー」
<大阪公演>
日程:2019年7月19日(金)~8月7日(水)
会場:COOL JAPAN PARK TTホール 【大阪府大阪市中央区大阪城3-6】
料金:SS席(タオル付き)10,000円/S席8,500円 ※税込、全席指定
<東京公演>
日程:2019年8月10日(土)~8月25日(日)
会場:シアター1010(センジュ)【東京都足立区千住3-92 北千住駅西口マルイ11階】
料金:SS席(タオル付き)10,000円/S席(1階席)8,500円/A席(2階席)6,500円 
※税込、全席指定

<チケット>
●先行販売(大阪・東京公演共通)
SS席限定★最速WEB先行受付開始!
※SS席は10列目以内保証、タオル付き(非売品)チケットとなります。
順次先行販売の受付を致します。決まり次第本ページにて告知致します。
チケット一般販売:5月18日(土)10時より(大阪・東京公演共通)
お問合せ:チケットよしもと予約問合わせダイヤル 0570-550-100(10時~19時)

公式ホームページ:http://slavasnowshow.jp/

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会社概要

URL
http://kyodotokyo.com
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区南青山5-2-1 NBFアライアンス4階
電話番号
03-3407-8105
代表者名
雲林院 康行
上場
未上場
資本金
-
設立
2013年03月