95万部突破「宝石商リチャード氏の謎鑑定」の辻村七子が贈る〈奇跡のオーダーメイド〉 をめぐる小説『神さまのオートクチュール』発売決定! 本日カバー公開【本人コメントあり】
フランス帰りの天才クチュリエが仕立てる人生最高の一着――辻村七子の新シリーズ開幕!
株式会社文藝春秋は、辻村七子さんの文庫オリジナル小説『神さまのオートクチュール』を、2026年12月2日(水)に刊行いたします。
辻村さんの代表作「宝石商リチャード氏の謎鑑定」シリーズはアニメ化もされ、累計発行部数は95万部を突破。きらめくジュエリーで読者を魅了した辻村さんの最新作として、今度はファッション、それも唯一無二のオーダーメイドの世界を描きます。

■ストーリー
神さまのブランドがあるんだって――東京服飾学校に通う茜は、朦朧とした頭でそんな噂話を耳にする。なにしろ茜は寝ていなかった。課題の提出も迫っていた。
万事休すながら、苦学生の茜はアルバイトを休むわけにもいかず、深夜、学校からバイト先へと向かう途中で倒れ込む。その時、見知らぬ男性が膝をつき、自分のアトリエを使っていいと手を差し伸べてくれる。
やがてたどり着いたアトリエで彼の手技を目の当たりにした茜は「まるで魔法……!」だと息を呑む。千載一遇のチャンスに、思わず弟子入りを頼み込む茜。
なんとか神楽というその男性の助手の立場を得て、専門学校に通うかたわらアトリエにも顔を出すようになった茜だったが、そこはまったくもって奇妙な場所だった。看板も何もないアトリエにやってきては、無理難題をオーダーしていくクセモノぞろいの依頼人たち。おまけに、なぜか執拗に神楽を追い掛ける男・等々力が、フランスに帰ろうと詰め寄ってきて――。
■キャラクター

装画は大人気マンガ家・佐藤アキヒトさん
神楽に等々力、そして茜――三人のキャラクターを見事に描きあげてくれたのが、いまコミック『ルームメイト』(徳間書店)で一躍脚光を浴びているマンガ家の佐藤アキヒトさん。
カバーや帯で輝く三人の姿をどうぞご堪能ください。
■お二人からコメントが到着
◆著者:辻村七子さん
ファッションの話を書いてみないか、というご提案を文春の編集者さんからいただいた時には「私にできるだろうか」と不安でしたが、年単位で調べものをしてゆくうちに「なんて凄い世界なのだろう」と、奥深さに圧倒され、魅了されるようになりました。
服は大胆なものから繊細なものまで千差万別で、その全てが商品であり芸術品でもあります。どこか小説と似ていますね。また私たちは誰でも毎日、自分の服を着て生活していますが、その来歴や奥行きについて、どのくらい知っているでしょう?
この話に出てくるのは、一点物の服をつくる職人の神楽と、彼の背中を追いかけて腕を磨く学生の茜、そして彼らを見守る謎の男、等々力です。彼らの躍動する『服』というフィールドと、その底知れなさを、一緒に訪ね歩いていただけたら嬉しいです。
◆装画:佐藤アキヒトさん
装画のお話を頂いた時、連載中のマンガ『ルームメイト』でもちょうど主役ふたりがファッション業界と絡むタイミングで、ファッションという、その身体性と社会性が入り組んだ複雑な分野について考えを巡らせていました。
茜ちゃんの繊細ながらも安心感のある不屈の精神。
気持ちが良いくらい失礼で、神楽のことしか頭にない等々力・アントワーヌ・勇也。
そして自分の才能と魅力が周りに与える影響について全く考えが及んでいない罪な男、神楽忍。
他にも魅力的なキャラクターが作品世界で息をしていて、ああそうか、ファッションを取り巻くこの世界はこれだけ鮮やかで豊かでコケティッシュなんだ。それらが織り重ねられて初めて一流のテキスタイルが出現するのだと思い知らされました。
辻村先生が紡ぐその幕開けに、是非ご刮目ください。
■著者プロフィール
辻村七子(つじむら・ななこ)
2014年度ロマン大賞〈大賞〉を受賞しデビュー。著書に「宝石商リチャード氏の謎鑑定」シリーズ、「京橋骨董かげろう堂」シリーズ、『ルマールの偽伯爵 ヤースレリア大陸物語』『博士とマリア』など。
※辻村さんの【辻】は正しくはに一点しんにょうの【つじ】です。環境依存文字であるため、ページ内では【辻】と変換しています。
■ 書誌情報
書 名:『神さまのオートクチュール』
著 者:辻村七子
装 画:佐藤アキヒト
発売日:2026年12月2日
判 型:文庫判 288ページ
出版社:文藝春秋(文春文庫)
ISBN:978-4-16-7925925

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