「クリエイティブ効果」「ターゲットリーチ」を事前予測するAI新機能を「AaaS with Meta」に実装開始

博報堂

株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:名倉健司、以下 博報堂)と株式会社博報堂テクノロジーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中雄三、以下 博報堂テクノロジーズ)は、SNS上のブランドビルドを目的として業務提携を行っているMeta日本法人Facebook Japan 合同会社(以下Meta)のデータ・テクノロジーを活用したソリューションである「AaaS with Meta」の第3弾となる新機能を提供開始します。本新機能では、Metaに特化した配信クリエイティブの効果を事前に予測するAIモデルを導入し配信前の「優良クリエイティブの選定」と「ターゲットリーチの事前予測」によって、クリエイティブ検証予算の抑制、配信時の効果予測が可能となり最適な予算配分を実現します。

博報堂はこれまで、Metaとのデータ連携である「AaaS with Meta」の第1弾(※1)、第2弾(※2) を通して、インフルエンサー施策における広告効果の最大化に努めてまいりました。

今回のAaaS with Meta第3弾では、SNSにおけるクリエイティブプラニング強化を目的にMeta上の配信クリエイティブを対象とした事前効果予測機能を提供開始いたします。

ブランドイメージ形成や広告効果の最大化において、Metaはクリエイティブが成果を左右する重要な要素であると提唱しており、広告投資対効果最大化のためには優良クリエイティブで配信を行うことが必要とされています。しかし、従来の運用では「どの訴求軸や素材が最適か」は実際に配信してみるまで判断できず、検証段階での予算消費が避けられないという課題がありました。

こうした中、同社の「2025年 Agency of the Year」を受賞している博報堂は、その強固な連携を基盤としたソリューション開発に着手し、博報堂DYグループで培ったMetaプラットフォームの配信実績データと独自AI技術を結集し、配信前に成果を精緻に予測する「Meta特化のクリエイティブ事前評価機能」の実装を実現しました。

              
本新機能は、許諾済みの膨大な配信実績データを基盤に、AIに画像のサイズやアスペクト比、タイトルなどの特徴量(※3)を学習させ、さらに自動車、化粧品、飲料、金融、外食など業種ごとに異なる反応傾向を反映した専用モデルを構築することで、業界特性を加味したMeta広告特化の高精度なスコアリングを可能にしました。これにより、複数のクリエイティブ候補から「採用すべき優良クリエイティブ」を配信前に選定できます。優良クリエイティブへの重点的な投資によって配信時の検証予算を抑制し、最適な予算配分だけでなくターゲットリーチの効率化を実現します。

Metaにおける化粧品、自動車、金融および外食の各業種モデルを用いた実証実験により、本新機能の予測精度と有効性が証明され、まずはこの4つの業種に活用できる配信モデルを構築しました。事前予測で「優良」と判定されたクリエイティブのみを配信した結果、全素材を同金額で配信した場合と比較してリーチ単価が改善し、配信前の事前予測効果と実際の成果が一致することを確認しました。

今回はディスプレイ広告から開始し、今後対応業種の拡大や多様なクリエイティブフォーマットへの対応を推進してまいります。
また、本取り組みは博報堂DYグループの横断的なAI専門家集団「HCAI Professionals」の活動の一環としても推進されています。

博報堂と博報堂テクノロジーズは今後も、AaaSのデータ基盤とMetaが持つテクノロジーを掛け合わせ、広告主のマーケティングPDCAを高速化する機能開発を進めてまいります。

(※1)AaaS with Meta第一弾に関するリリース

(※2)AaaS with Meta第二弾に関するリリース

(※3)特徴量:機械学習やデータ分析において、対象データから抽出した、AIが判断・予測・識別を行うために必要な要素を数値化したもの

[参考]

<AaaSについて>

広告業界で長らく続いてきた「広告枠の取引」によるビジネス(いわゆる「予約型」)から「広告効果の最大化」によるビジネス(いわゆる「運用型」)への転換を見据えた、博報堂DYグループが提唱する広告メディアビジネスのデジタルトランスフォーメーションを果たす次世代型モデルです。

AaaSは統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」においてメディア効果を最大化するモジュール「MEDIA BLOOM」として実装されており、今後も生活者データやAIを活用した機能強化を図ってまいります。<AaaS®は博報堂の登録商標です。>

<CREATIVITY ENGINE BLOOMについて>

2024年6月、博報堂DYホールディングスは統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」を開発しました。 「CREATIVITY ENGINE BLOOM」は、メディアビジネスやデジタルマーケティングなどのマーケティング領域での活用はもちろん、クリエイティブ制作、販促・CRMなどコマース、流通領域までをワンストップで統合・管理できる統合マーケティングプラットフォームです。博報堂DYグループが保有する生活者 DATA PLATFORMをベースにAI技術を活用することで、利用者のクリエイティビティを拡張し、新しいコミュニケーションサービスやビジネス創造を支援します。まずは当社グループ社員での利用を開始し、スピーディーに高度な統合マーケティングサービスの効率化と高度化を実現することでマーケティングビジネスのOM率向上、売上総利益の成長に貢献します。

CREATIVITY ENGINE BLOOMの強み
マーケティング業務の統合・デファクトスタンダード化

STRATEGY、MEDIA、CREATIVE各業務を一元管理し、業務プロセスを統合・標準化することで、労働生産性を向上させます。

生成AI機能を用いた業務の効率化と高度化

生活者発想で培ったマーケティング業務のノウハウを生成AIにインストールし、生活者のより深い洞察を支援することで、ターゲットプロファイルやコンセプト、クリエイティブアイデアなどのクリエイティブワーク業務において生成AIと人間が協調するサービスを提供し、社員の創造性を高めます。

統合マーケティング効果の可視化

              
生活者 DATA PLATFORMデータを活用し、統計技術やAI技術を駆使して統合マーケティング効果を測定可能な独自指標を提供します。また指標を向上させるための戦略策定や施策開発を支援するマーケティングインテリジェンス機能も提供し、得意先の事業成長へ貢献します。

「CREATIVITY ENGINE BLOOM」は以下の5つの主要モジュールと、そのモジュールを支える「生活者発想プラットフォーム」「生活者 DATA PLATFORM」から構成されています。

STRATEGY BLOOM:マーケティング戦略の策定を支援するモジュールで、生活者データとクライアント企業のデータを統合し、AI技術を用いて市場構造の可視化やターゲット設定、KPI策定の業務効率化を行います。
MEDIA BLOOM:AaaSと連携し、KPI達成のためのメディア効果を最大化するモジュール。テレビとデジタルを組み合わせたメディア最適化やアロケーションを効率的に策定します。
CREATIVE BLOOM:クリエイティブ制作を支援するモジュールで、AIを活用してクリエイティブの評価、自動生成を行い、業務の効率化と高度化を実現します。
COMMERCE BLOOM:購買データとECプラットフォームと連携し、リアル、ECを統合したマーケティング戦略立案を支援します。
ENGAGEMENT BLOOM:顧客との良質な関係性を構築するモジュールで、大手SFAやMAツールと生活者 DATA PLATFORMを連携し、顧客のLTV向上やOne to Oneマーケティングサービスを提供します。


「生活者発想プラットフォーム」:生活者・市場への深い理解や、新しい発見・価値創造をAIとともに行い、AI×生活者発想でビジネスの拡大を支援する新しい発想支援基盤。

「生活者 DATA PLATFORM」:博報堂DYグループの独自データと外部データを一元管理し、BLOOMの各プロダクトで利用可能な基盤として整備します。

生活者発想プラットフォームについて
生活者・市場への深い理解や、新しい発見・価値創造をAIとともに行い、AI×生活者発想でビジネスの拡大を支援する、そのコアとなるのが「生活者発想プラットフォーム」です。AIという、自分とは違う存在を味方につけ、生活者の心を動かすアイデアを生み出し、創造性の拡張へつながる、新しい発想の基盤となります。

生活者発想プラットフォームには以下の4つの主要機能を備えています。

生活者:「バーチャル生活者」との対話、生活者発想法がつまった基盤

・市場:市場動向を把握し、業界のこれからを発想する基盤

・メディア/生活者インターフェース:生活者とのコミュニケーションデザインを発想する基盤

・効果予測:業界仮想市場を再現。マーケティング効果の予測や広告クリエイティブを事前評価し改善する。

生活者発想プラットフォームにて生まれた生活者発想を、CREATIVITY ENGINE BLOOMの各プロダクトをはじめとした様々なマーケティングAIソリューションで精度を高めて実行し、AI時代の企業マーケティングを支援してまいります。

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会社概要

株式会社博報堂

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URL
http://www.hakuhodo.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー
電話番号
03-6441-8111
代表者名
名倉健司
上場
東証プライム
資本金
358億4800万円
設立
1924年11月