東京国立博物館と凸版印刷、国宝土偶の美を体感するVRを再上演

同館所蔵の土偶を形だけでなく重量も再現した複製に触れるコーナーも開設VR鑑賞と複製に触れる体験で夏休み自由研究にも活用

独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:藤原 誠、以下 東京国立博物館)、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター(所在地:東京都台東区、センター長:旭 充、以下 文化財活用センター)と凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、縄文時代の土偶の美をテーマに、国宝指定の土偶5体の造形的な美しさに注目したVR作品『DOGU 美のはじまり』を、2023年6月14日(水)から10月1日(日)まで東京国立博物館 東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で再上演します。

 

 また、東京国立博物館が所蔵する、重要文化財「遮光器土偶」(青森県つがる市木造亀ヶ岡出土)、重要文化財「みみずく土偶」(埼玉県さいたま市真福寺貝塚出土)、「土偶」(山梨県笛吹市御坂町上黒駒出土)の3体の複製に触れる体験コーナーを同シアター前に開設。形だけではなく重量も再現した複製品に触れることにより土偶の魅力を体感することができ、夏休みの自由研究のテーマ探しにも最適です。

なお、トーハクキッズデーの開催にあわせて、2023年7月26日(水)から9月24日(日)の期間、小学生の鑑賞料金(通常300円)が無料になる、夏休みこどもウェルカムキャンペーンを実施します。

VR作品『DOGU 美のはじまり』  監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社VR作品『DOGU 美のはじまり』 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社

 


 本VR作品では、「合掌土偶」(青森県八戸市風張1遺跡出土 青森・八戸市蔵)、「仮面の女神」(長野県茅野市中ッ原遺跡出土 長野・茅野市蔵)、「縄文の女神」(山形県舟形町西ノ前遺跡出土 山形県蔵)、「中空土偶」(北海道函館市著保内野遺跡出土 北海道・函館市蔵)、「縄文のビーナス」(長野県茅野市棚畑遺跡出土 長野・茅野市蔵)の国宝土偶5体について、高精細デジタル撮影、立体形状計測を通して取得したデジタルデータを活用し、それぞれの土偶特有の表面の細かな文様や、実物では見ることが難しい部分の造形も詳細に鑑賞することができます。また上演期間中シアター前に設置する、東京国立博物館と凸版印刷が制作した、重要文化財を含む東京国立博物館所蔵の土偶3体の複製も立体形状計測により精確な形状を再現しており、VR作品の鑑賞とあわせて体験することで、より土偶に対する理解を深めることができます。

※本VR作品に登場する上記 5点の国宝土偶について、現在、東京国立博物館での展示予定はございません。 


■ VR作品『DOGU 美のはじまり』について

 およそ1万3千年前から約1万年続いた縄文時代。そこでつくられた土偶の多くは、女性をイメージした形をしています。これまで我が国で発見された土偶は約2万点に上りますが、そのうち国宝に指定されているのはわずか5点に過ぎません。それら5体の国宝土偶が、本作で一堂に集結。重要文化財「遮光器土偶」を模したキャラクター「シャコちゃん」とナビゲーターの案内により、バーチャルリアリティ技術で美しく再現された土偶の姿をお楽しみいただきます。縄文人の精神性、造形力、そして美意識が遺憾なく表現された国宝土偶を通して、そこに込められた想いを感じてみてください。

  

国宝の土偶5体 VR作品『DOGU 美のはじまり』  監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社国宝の土偶5体 VR作品『DOGU 美のはじまり』 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社


キャラクター「シャコちゃん」登場の様子 VR作品『DOGU 美のはじまり』  監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社キャラクター「シャコちゃん」登場の様子 VR作品『DOGU 美のはじまり』 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社

 


■ 複製に触れる体験について

 三次元計測技術を用いて形状を精確にデジタル化したデジタルアーカイブデータを活用し、東京国立博物館の研究員の監修のもと制作した、重要文化財を含む土偶3体、「遮光器土偶」「みみずく土偶」「土偶」(いずれも東京国立博物館所蔵)の複製を、VR作品『DOGU 美のはじまり』上演期間中、TNM & TOPPAN ミュージアムシアター前で展示。VR作品『DOGU 美のはじまり』にも登場する土偶3体の精確な複製を実際に手にとることで、それぞれ違った特徴を持つ形状や実物の重さを体感することができます。

 また、VR作品『DOGU 美のはじまり』上演期間中、東京国立博物館 平成館 考古展示室で、重要文化財「遮光器土偶」、重要文化財「みみずく土偶」を展示。複製に触れる体験とあわせて実物を鑑賞することができます。

  

複製土偶3体(左から「みみずく土偶」「遮光器土偶」「土偶」)複製土偶3体(左から「みみずく土偶」「遮光器土偶」「土偶」)

 

複製に触れる様子複製に触れる様子

■ 夏休みこどもウェルカムキャンペーンについて

 2023年7月26日(水)から9月24日(日)の間、小学生の鑑賞料金(通常300円)が無料になる、夏休みこどもウェルカムキャンペーンを実施します。東京国立博物館の展示室とミュージアムシアターを巡回し、VR鑑賞や実物鑑賞、触れる体験をすることで、土偶の魅力を体感することができ、夏休みの自由研究に役立ちます。


■ 上演案内


場所

東京国立博物館東洋館地下1階 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター

期間

2023年6月14日(水)~10月1日(日)

上演日時

水・木・金  12:00、13:00、14:00、15:00、16:00

土・日・祝・休日  11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00

*所要時間約35分、 各回定員90名

*上演スケジュール、定員は都合により変更する場合があります。

鑑賞料金

高校生以上:600円

中学生・小学生:300円

※夏休みこどもウェルカムキャンペーン[2023年7月26日(水)~9月24日(日)]の期間中は小学生無料

未就学児、障がい者とその介護者各1名無料

*チケットは、シアター前券売機で購入してください。

*開演時間までにチケットをお買い求めください(当日券のみ)

*高校生を除く18歳以上70歳未満の方は、別途博物館入館料が必要です。。

シアターウェブサイト

https://www.toppan-vr.jp/mt/



■ 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」について

 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」は、VRによる文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設です。「バーチャルリアリティで時空を超える」をコンセプトに、東京国立博物館の収蔵品を中心とする文化財デジタルアーカイブをVR技術で可視化。文化財の姿をあざやかに映し出す超高精細4Kプロジェクタ、300インチの迫力ある大きなスクリーン、専属のナビゲーターのライブ上演により、コンピュータが生成する三次元空間の中にいるかのような感覚で文化財を鑑賞できます。文化財の往時の姿の再現や肉眼では鑑賞することが難しい細かなディテールの拡大など、デジタルならではの文化財との新たな出会いと楽しみ方を提供する空間です。

・シアターウェブサイト  https://www.toppan-vr.jp/mt/





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以 上

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会社概要

TOPPANホールディングス株式会社

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URL
https://www.holdings.toppan.com/ja/about-us/overview.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都文京区水道1-3-3
電話番号
-
代表者名
麿秀晴
上場
東証プライム
資本金
1049億8643万円
設立
-