空飛ぶクルマの(株)SkyDrive社と資本業務提携~鉄道と空、次世代の移動を考えるイベントを8月に「TAKANAWA GATEWAY CITY」にて開催~
◯東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:喜㔟 陽一、以下「JR 東日本」)は、「空飛ぶクルマ」の開発を行う株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO:福澤 知浩、以下「SkyDrive」)へ2025年5月2日に出資しました。
◯2026年春に「小岩井農場」の地に開業する「AZUMA FARM KOIWAI」では、株式会社SkyDriveが早ければ2026年に機体の型式証明(国による安全及び環境基準の合格証明)の取得を目指します。その後準備を経て「空飛ぶクルマ」を活用した新しいモビリティ体験の提供に向け、検討を加速していきます。
◯進化を遂げる「鉄道」と次世代モビリティ「空飛ぶクルマ」の連携により、地方課題である二次交通の問題解決、新しいモビリティの可能性について、両社で検討を進めていきます。本取り組みの一環として、「鉄道」と「空飛ぶクルマ」が連携したイベントを「TAKANAWA GATEWAY CITY」にて開催します。
1. 出資について
(1)概要
JR東日本グループは、2026年春に開業予定の「AZUMA FARM KOIWAI」において、地域の風土や文化を活かした高付加価値な旅や観光体験の提供を目指し、宿泊施設を基点とした新たな価値創造事業の展開を推進しています。その中の「新たな体験価値創造」の一つとして、㈱SkyDrive社の「空飛ぶクルマ」を活用したモビリティ体験を計画しています。盛岡~ホテル間の送迎や観光ツアーの実現に向けた検討を進める中で、商用化に向けた更なる連携強化のため同社へ出資しました。本出資を通じ、高付加価値な旅や観光体験、「一人ひとりの移動の目的(地)づくり」の取り組みを加速させ、「新たな日本の価値創出」に推進していきます。

(2)各社コメント
■東日本旅客鉄道株式会社 代表取締役社長 喜㔟 陽一のコメント
鉄道が日本で開業してから150年以上。鉄道は人々の暮らしと社会の発展と共に進化を遂げてきました。今回のSkyDrive社との資本連携は、鉄道と空をシームレスにつなぐ新たな移動の形を実現するだけでなく、地域の抱える移動課題の解決につながる可能性を秘めています。「鉄道」と「空飛ぶクルマ」が連携することで、より快適で持続可能な社会を実現していきます。JR東日本はこれまでの鉄道の歴史、「安全・安心」を礎に、次世代モビリティを通じた未来の移動のあり方、「新たな体験価値」を創造してまいります。
■株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤 知浩のコメント
このたびのご出資、心より感謝申し上げます。日本の交通インフラを支え続けてきたJR東日本様との連携を通じて、鉄道と空のモビリティを融合させた陸空シームレスな移動体験の実現を加速できると確信しております。未来の実験場である「TAKANAWA GATEWAY CITY」で空飛ぶクルマを展示できることも大変光栄で、次世代モビリティでの移動を多くの方に実感いただければ幸いです。
2. 「AZUMA FARM KOIWAI」での空飛ぶクルマ活用について
新しいモビリティ体験として、SkyDriveの「空飛ぶクルマ」を活用し、盛岡~ホテル間の送迎、ホテル・周辺観光のツアー等を検討しておりますが、出資を経てさらに両社の連携を強化し、具体的な航路や離発着場などの詳細の検討を加速していきます。
「AZUMA FARM KOIWAI」を起点に、「空飛ぶクルマ」による新たな移動体験を提供することで、単なる定番観光にとどまらない地域の魅力を引き出し、旅行者と地域の双方にとっての新たな価値創造を推進します。また、移動時間の短縮により滞在時間を創出し、地域での体験の質を高めることで、観光地の持続可能性と旅行体験の向上を目指します。

3.連携イベント「鉄道×空飛ぶクルマ」展の開催
(1)目的
「100年先の心豊かなくらしのための実験場」とし、多様なパートナーや地域の方々との共創によるまちづくりを進めている「TAKANAWA GATEWAY CITY」にて、次世代東北新幹線E10系を含む「鉄道」と次世代モビリティ「空飛ぶクルマ」が連携する次世代の移動を考えるイベント展示を行います。
(2)概要
1.イベント名:「鉄道×空飛ぶクルマ」展示~「陸」と「空」をつなぐ新たな移動体験~
2.開催場所:「TAKANAWA GATEWAY CITY」内の「Gateway Park」(高輪ゲートウェイ駅改札外)
3.期間:2025年8月29日(金)~8月31日(日)
4.内容:
空飛ぶクルマ「SkyDrive」(SD-05型、SD-03型)のモックアップ展示※1
「鉄道」と次世代モビリティ「空飛ぶクルマ」、「AZUMA FARM KOIWAI」パネル展示等

【参考】
<「鉄道」と「空飛ぶクルマ」の連携について>
JR東日本グループは、中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」に基づき、地域と一体となった観光振興や地域の拠点化・地域産業との伴走を通じて、地域資源を活かした高付加価値な旅や観光を体験できる「一人ひとりの移動の目的(地)づくり」、「新たな日本の価値創出」に取り組んでいます。
その一環として、小岩井および高輪エリアにおいて地域特性を踏まえながら、新たなモビリティである「空飛ぶクルマ」の導入を、各事業者と連携して推進しています。「鉄道」と「空飛ぶクルマ」が連携することで、地域の移動課題の解決や、より快適で持続可能な社会の実現を目指していきます。

<概要:株式会社SkyDrive>

≪株式会社SkyDrive≫ https://skydrive2020.com/contact
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