自動車用接着剤の市場規模、2026年に93億米ドル到達予測

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株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「自動車用接着剤の世界市場 (~2026年):樹脂タイプ (PU・エポキシ・アクリル・シリコーン・SMP・MMA)・用途 (ホワイトボディ・ペイントショップ・組立て・パワートレイン)・自動車タイプ (乗用車・小型商用車・トラック・バス・アフターマーケット)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を10月11日より開始いたしました。

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自動車用接着剤の市場規模は、2020年の66億米ドルからCAGR5.9%で成長し、2026年には93億米ドルに達すると予測されています。自動車の軽量化や低炭素化の傾向が強まっていることや、APAC(アジア太平洋)からの自動車用接着剤の需要が高いことが、同市場を牽引しています。同市場の主な成長機会は、インド、中国、ブラジル、メキシコ、その他の新興国市場にあります。接着剤は、ボルト、リベット、溶接を使用しないため、最終製品の美観を向上させることができ、組立ライン、ボディインホワイトなどの多くの用途に使用することができます。

COVID-19が自動車用接着剤市場に与える影響

COVID-19は、旅行・観光業、製造業、航空業などの産業分野だけでなく、様々な金融分野にも大きな経済的影響を与えています。世界銀行やIMFによると、2020年から2021年にかけて最悪の経済不況が予想されています。政府によるロックダウンが課されることで、経済活動が低下し、世界経済に影響が及んでいます。

世界経済の相互接続性が高まっており、COVID-19の封じ込め政策の影響から、世界的なサプライチェーンの混乱、輸入製品やサービスに対する需要の低下、失業率の上昇などが見受けられます。金融市場ではリスク回避の動きが強まり、史上最低水準の金利や、株式・商品価格の急落が見られました。また、消費者の信頼感や企業の信頼感も大きく低下しています。

牽引要因:APACの自動車用接着剤の高い需要

APAC地域における自動車用接着剤の需要は、主に中国とインドにより牽引されています。中国接着剤協会によると、現在、中国は自動車の生産台数が多いことから、生産量、需要ともに接着剤の世界の最大市場となっています。

APAC地域では、日本が自動車用接着剤の第2市場となっています。現在、日本市場では、2006年4月に政府がVOC排出量を規制する法律を制定したことから、環境に優しい接着剤が普及しています。接着剤業界では、乾燥ファンの能力が毎時15,000平方メートル以上の工場やプラントでは、VOC排出量を1,400ppmC(炭化水素濃度ppm)以下に抑えることが義務付けられています。

インドでは、Make in India運動が自動車用接着剤市場の成長を後押ししています。世界の自動車メーカーは、増大する国内需要に対応するため、インドへの投資を活発化させています。

抑制要因:原材料価格の乱高下

接着剤メーカーが製品のコスト構造を決定する際の要因は、原材料の価格と入手のしやすさです。接着剤業界で使用される原材料には、プラスチック樹脂、無機化学品、工業用無機化学品、石油精製品などがあります。これらの原材料のほとんどは石油由来のものであり、商品価格の変動の影響を受けやすくなります。世界的な需要の増加と中東の情勢不安により、最近の原油価格は大きく変動しています。


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上場
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1億7155万円
設立
1995年01月