TIS、バーチャル店舗内で決済までショッピングを完結できる小売業向けSaaS「XR Pay」の提供を開始

バーチャルショップに決済機能を組み込み、購買における深い没入感とスムーズな決済体験を実現

TISインテックグループ

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、あらゆるバーチャル空間をショップ化し、空間内で決済まで完結できる小売業向けSaaS「XR Pay🄬」の提供を2022年6月29日より開始することを発表します。
「XR Pay」は、アパレル店舗やショッピングモールなどを仮想空間上で再現し、商品選択から決済までを1つの空間上で完結可能な購買体験ができるサービスです。
従来のバーチャルショップでは、360度の3D空間内で陳列している商品を選択することはできても、購入時は各商品提供元のECサイトへ遷移しなければなりませんでした。TISが提供する決済完結型バーチャルショップを構築できる「XR Pay」では、来店顧客に他サイトに移ることなく決済まで同じ空間内で買い物を楽しめるため、深い没入感とスムーズな決済体験を提供することが可能となります。

■「XR Pay」の概要
3D立体空間を利用した、空間内でショッピングを完結できる新しい購買体験を提供するサービスです。今回は第一弾として、360度カメラで空間を3DスキャンするMatterport※1によるバーチャルショップ用の空間制作と、商品管理、売上~注文~発注管理など、オンラインショップ運営に関わる各種機能を提供します。
Matterportを用いた店舗の撮影は全国の撮影事業者と協業し、店舗撮影からバーチャルショップ構築、サービス利用中の問い合わせサポートまでを提供します。

「XR Pay」は各ブランドが抱える「ブランドのコンセプトや店舗の雰囲気を、体験と共に、より強く消費者へ訴求したい」というコロナ禍における新たなニーズや、「単なるウェブ上のECでは商品情報や店舗情報が不足し、消費者が興味を示さない/選択できないケースが多い」などの課題解決につなげます。

※1 Matterport:米Matterport社の実際の空間を360度カメラでスキャンし、その空間の3Dモデルを作成するサービス。

TISは、「XR Pay」を下記のお客様に向けて展開していきます。

 

1 BtoCの物販を事業として持つ企業 家具、雑貨、アパレル、スポーツ用品、ホームセンター、IP保有企業など
2 ショールーミングによる集客を実施する物理店舗 ショッピングモール、ラグジュアリーブランド、ミュージアム、観光事業など
3 物理店舗を管理する事業者 不動産、商店街、地方自治体、商工会議所など

<XR Pay 全体像イメージ>
 


■背景
世界における2021年のAR・VRに対する支出額※2は、146億7000万ドル(約1兆8000億円)に上り、さらに2022〜2026年の5年間では、747億3000万ドル(約9兆4000億円)に増加し、5年間の年平均成長率(CAGR)は38.5%と予測され、引き続き高い成長が見込まれています。
一方でバーチャル空間内の購買は、WEBのECへ遷移させるケースが多く、バーチャル空間で得られる没入感や購買意欲が損なわれ、機会損失による逸失利益が発生してしまうといった課題があります。そこでTISは「XR Pay」の提供を通してその課題を解決します。

※2 出典:IDC「IDC Worldwide Augmented and Virtual Reality Spending Guide」

■企業/店舗のメリット
1.   自社サイトで完結するため、来店客を離脱させず購入機会損失を避けられる
2.   ブランドや商品のコンセプトの訴求によるコアファンを形成
3.   ロケーションに囚われることなく、新規顧客へのアプローチが可能
4.   各種業務をXR Pay上で一元管理、店舗業務の効率化を実現
5.   低予算&短期で導入可能

「XR Pay」では事業者向けに、サイト構築支援、店舗運用支援サービスを提供するほか、大手企業が自社でXR等の機能を使ったサイトで決済機能を実装できるように、サイト構築用SDK※3も提供します。

※3 SDK(Software Development Kit):独自アプリを構築するために必要なプログラムや技術文書をまとめたもの

■来店顧客のメリット
1.   従来は単なる情報の選択だった購買が、非日常な空間や時間の提供によって、熱狂や高揚感を伴う体験が得られる
2.   商品を店舗の内装と合わせてリアル感を持って確認できる
3.   外出自粛などで遠方への訪問が難しい場合でも、まるで店内にいるような没入感や
臨場感が得られる
4.   個人の購入品や決済情報を一元管理できる
(煩雑な手続きなしに、過去の購入品の閲覧や各種個人情報登録が可能)
 
■提供内容と費用
<提供内容>
・360度カメラで3Dスキャンした空間
・商品登録・管理、注文、売上管理等の各種機能
・本サービスに関する問い合わせサポート

<費用> ※税抜
初期導入費用:20万円~ ※撮影する店舗の広さによって変動。
ランニング費用:月3万円~

「XR Pay」の詳細は以下をご覧ください。
https://www.tis.jp/service_solution/xrpayment

店舗向けページ
https://shop.xrpay.jp/top/LP/

XR Payデモ動画
https://youtu.be/sBAGstC2f1k


■今後について
TISは今後、あらゆるバーチャル空間での購買行動を実現を目指し、TISのリモートコミュニケーションサービス「XR Campus」シリーズでのライブコマース化や、VR技術を用いた仮想空間でのショッピングサービスを提供予定です。

■XR Campusとは
XR技術を使って空間を創造し、コミュニケーションする場を提供するリモートコミュニケーションサービス群「XR Campus」シリーズの一つです。360度カメラで撮影した映像を使ってバーチャル空間を作成し、アプリ内で配信します。配信方式は事前撮影・リアルタイム配信の双方に対応しています。
詳細は以下をご覧ください。
https://www.tis.jp/service_solution/xr_campus/

 

TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

 

TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。


※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
 

◆本件に関するお問い合わせ先
TIS株式会社 金融事業本部 カード第2事業部
XR Pay担当
E-mail:xr_payment@ml.tis.co.jp

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月