IT系外国籍人材の国内ニーズ、コロナ以降に急増した地域・出身国は?~英語・日本語レベルによって市場動向も変化あり~

バイリンガルのための転職・求人情報サイト「Daijob.com」を展開するヒューマングローバルタレント株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:横川 友樹、以下「当社」)は、同サイトの登録者を対象に「IT系外国籍人材の国内ニーズ」について独自調査を行いました。
 

                       
はじめに
 日本国内の少子高齢化にともなう労働力不足や、企業の東京一極集中が経済活動を行う上で問題とされる中、2014年から日本政府による地方活性化のための政策「地方創生」の推進が始まりました。2019年4月には出入国管理及び難民認定法が改正され、日本における外国籍人材の受け入れが拡大しており、地方創生のためにもニーズが高まっていましたが、その真っ只中に新型コロナウイルス禍となってしまいました。渡航制限の影響で、現在もなお海外からの外国籍人材の採用を見送らざるを得ない企業も多い状況ですが、人材の約7割が日本在住であるDaijob.com登録者の中から、特に動きの大きかった「IT人材」に絞って、日本国内の人材ニーズを調査しました。

【本調査の概要
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【期間】①コロナ以前:2019年1月~2020年3月
            ②コロナ以降:2020年4月~2021年6月
【対象】Daijob.comに掲載している企業からスカウトを受けた外国籍の日本在住者で、最終経験職種が「IT関連」(オープン・WEB系、インフラ系、汎用系、組込み/制御系、その他)の求職者
【人数】①コロナ以前:2,571人
            ②コロナ以降:3,165人
※調査項目により未登録の情報もあるため、集計結果は必ずしもこの人数と合致していないことをご了承ください。
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調査結果

1.「IT関連」職種は、首都圏以外の多くの地域で企業からのスカウト数が増加中


 企業からのスカウトを受けた総数を基準に見ると、東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪のような大都市での、人材ニーズがやはり多くなっています。ただし、増加率を基準に見てみると、スカウトを受けた人材の総数が100人以下だった地域で、コロナ以降は特に増加率が上がっている傾向が見られました。

2. IT教育が盛んなミャンマー国籍者のニーズが急増


国籍別では、フィリピン、ベトナム、ネパール、ミャンマー、スリランカ、タイ国籍の人材で増加率が高くなっています。これらの国々は、特に2000年代後半から日系企業のオフショア開発先として人気が高く、IT教育にも熱心な国々です。また、増加率が突出していたミャンマーは、現役IT技術者数に対するIT分野卒業者数の割合において92カ国中1位を獲得しており※2、現役IT技術者の約2.5倍ものIT卒業者が年間で排出されています。さらに、日本語学習の人気も高いことから※3、IT技術と日本語力の両面においてスキル高い人材が増えているため企業からのスカウト受信者が急増したと推測できます。


3. 年代別、年収別の企業スカウト受信者数は大差なし


年代別の企業スカウト受信者数は、どの世代でも1.5倍以上の増加となりました。年収別に見ても、全体的に1.4倍以上となっており、特に大きな差がある年収層はありませんでした


4語学力別では、日本語「日常会話レベルの増加率が最多


 語学力別では、日本語「日常会話」レベルが2倍に増えており、最も増加率が上がりました。コロナ以前は、「日常会話」「ビジネス会話」「流暢」レベルの数に大きな差はありませんでしたが、コロナ以降は「日常会話」レベルのニーズが高まったようです。英語レベルにおいても総数は少ないですが、やはり「日常会話」レベルが1.9倍と、英語レベルの中でも最も増加率が高い結果となりました。

調査結果を受けて
ヒューマングローバルタレント株式会社 代表取締役 一般社団法人外国人雇用協議会 理事 横川 友樹

 日本国内の労働力人口不足が社会課題となっている中、外国籍・女性・シニアの活躍や、働き手・働き方の多様化が期待されております。特に外国籍雇用においては、2020年に約172万人と前3年比で約45万人も雇用数が伸びており※4、今回の調査結果にもあるように、大都市以外の地域でも雇用が進んでいる状況です。さらに2019年に新設された在留資格「特定技能」以降は、外国籍人材の受け入れを2024年までに最大34万5千人に伸ばす見込みで運用されているため、アフターコロナにおいても今後ますます外国籍の採用は増加していくと予想されます。
 その他、対日直接投資を増加させるべく、外資系の誘致・外国籍幹部の雇用、特に地方国内企業との連携により、優秀な外国籍人材を日本に招き入れ、海外からの投資を増加させる計画も、経済産業省から発表されました。 現在、外国籍雇用市場は、これまで多かった労働力不足を補うための外国籍採用から、さらに経営層や高いスキルを持った高度人材の採用へと変化を見せつつあります。市場の変化や求職者のニーズを捉えながら、当社も事業に取り組んで参りたいと考えております。

<プロフィール> 2007年に早稲田大学スポーツ科学部卒業。株式会社ベイカレント・コンサルティングにてビジネスプロデューサー職を担当後、2010年よりヒューマングローバルタレント株式会社にて勤務。メディア営業部、事業推進室、人材紹介部にて営業・マーケティング業務を経て、2020年より現職。グローバル人材の採用において、1200社以上に携わってきた経験を活かし、当社主催イベントや他社開催セミナーの講演に多数登壇しています。また、人材業界誌大手『ポーターズマガジン』からのインタビューを含むビジネス・人材系メディアにも登場するなど、グローバル人材の転職市場に深い知見を持っています。

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※2. 出展:2020年7月発表ヒューマンリソシア[世界の大学等におけるIT教育について独自調査]
https://git.resocia.jp/info/post-developers-around-the-globe-survey-career/
※3.ミャンマーは2019年第2回(12月)日本語能力試験において、海外受験応募者数の前年比増加率が78%あり、増加率は突出して1位。出展:日本語能力試験公式ウェブサイト(https://www.jlpt.jp/


※4.出展:厚生労働省「外国人雇用の状況について」(https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/000744991.pdf
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■ヒューマングローバルタレント株式会社について

バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comは1998年にオープンして以来日本をはじめ、中国、北米、ヨーロッパなど、世界27カ国・3,270社以上の企業からバイリンガル採用の高い評価を得てきました。現在はグローバル人材と、国際的な視野を持った人材を探す企業や紹介会社との架け橋になるため、Daijob.comをはじめ、転職フェア、人材紹介などさまざまなグローバル人材事業を展開しています。

■ヒューマングループについて

 ヒューマングループは、教育事業を中核に、人材、介護、保育、美容、スポーツ、ITと多岐にわたる事業を展開しています。1985年の創業以来「為世為人(いせいいじん)」を経営理念に掲げ、教育を中心とする各事業を通じて、労働力不足、高齢化社会、待機児童問題など、時代とともに変化するさまざまな社会課題の解決に取り組み、独自のビジネスモデルを展開してきました。
 人と社会に向き合い続けてきたヒューマングループは、いま世界全体で達成すべき目標として掲げられたSDGs(持続可能な開発目標)にも積極的に取り組んでいきます。SDGsへの貢献を通じて、「為世為人」の実現を加速させ、より良い社会づくりに貢献していきます。
●ヒューマンホールディングスWEBサイト:https://www.athuman.com/

会社概要
ヒューマングローバルタレント株式会社
●代表者:代表取締役 横川 友樹●所在地:東京都新宿区西新宿7丁目5番25号 西新宿プライムスクエア2F
●事業内容:バイリンガルに特化した就職・転職の求人広告事業、人材紹介事業、イベント事業
●資本金:1,000万円 ●URL:https://corp.daijob.com/ ●運営サイト:https://www.daijob.com
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