【30~50代女性の「お金の不安」についての調査】 約6割が「もっとも不安なのは自分の老後資金」と回答。教育費、物価高に不安を抱える人は約5割。不安解消のキーワードは「健康」
「丁寧に暮らすから毎日がハッピー!」をコンセプトに、暮らしに役立つ情報を発信する生活情報誌『ESSE』5月号(扶桑社より発売中)。
2024年5月号の大特集「先輩のマネーヒストリーに学ぶ お金のピンチの乗り越え方」では、「ESSEフレンズレポーター」(全国の30~50代女性で構成される総勢448人の 読者モニター)200人に調査しました。その結果、30~50代読者がもっとも強く感じているお金の不安は「自分の老後資金」であると判明。ESSEの読者代表組織「ESSEフレンズエディター」(計12名)3名の具体的な意見と併せて調査結果をご紹介します。
調査概要【ESSEフレンズレポーターにwebでアンケート調査】調査対象:全国の30~50代女性
調査人数:200人
調査期間:2023年12月15日~12月25日
調査方法:インターネットによる回答
お金の不安ランキング
1位 自分の老後 56%
2位 教育費 47%
3位 物価高 45%
4位 病気になった場合の治療・入院費 30%
5位 介護費用28%
※複数回答可
(n=200)
不安の1位は「自分の老後」、2位に「教育費」が続きます。教育費をかけすぎて老後が苦しくならないよう、バランスに苦慮しているようです。また食費などの高騰でやりくりにも影響が出ているようで「物価高」が3位に。
この結果について、3名の「ESSEフレンズエディター」から、今現在の不安の有無や備えていることなど、興味深い意見が集まりました。
整理収納アドバイザーでクリンネストの奥田明子さん(50歳)のコメント
「共感できるアンケートだなと思いました。高校生の娘が、好きな大学へ行けるようにお金は貯めておきたいと思っています。保険で準備はしていますが、それでも足りるかどうかわからず不安です。私自身は、年齢に合わせて暮らしを小さくしていきたい気持ちがありますが、質素な暮らしと時々はプチ贅沢も取り入れてバランスを取って生きていくことを老後に備えて意識していきたいですね。同世代の友達とは、『50代になったら歯や美容にお金がかかるようになった』という話をよくするようになりました」
パート主婦の久世よう子さん(44歳)のコメント
「あまり先のことは考えない性格で今は健康に暮らせているし、働くことができているので、お金の不安はほとんど感じていません。年をとっても働き続けたいので、気力や体力を衰えさせないように少しだけ意識しています。教育費については、子供がまだ小学生と幼稚園生なので、成長に合わせてその都度判断していくしかないかなと考えています。希望がない限り公立の学校に行かせるつもりです」
ファイナンシャルプランナーの資格を持つkiyoさん(55歳)のコメント
「やはり老後資金と、病気・介護資金はいつどれくらいかかるかわからないという点が気になるところですが、ねんきん定期便の情報を利用したり、医療は公的扶助と医療保険で高望みをしなければかなりの部分は準備できていると考えています。
不安を感じるのは、これから必要となる金額がわからない、貯められる金額がわからない、公的な支援は何があるかわからないといった『わからない』ことが多いからだと思います。
インターネットや新聞・雑誌で情報を集め、家計を把握することで、自分で準備する・準備できるお金がわかれば不安は軽くなるのではと思います。私自身はファイナンシャルプランナーなので、そういった方面での不安は、現在はあまりありません。
もう一つ不安解消の方法として、健康であって働き続けられるということ。そうすれば医療費が抑えられ、収入も得られるといったことも考えて、50代後半になったこともあり、病気やけがをしないように今まで以上に健康管理をし、様々なことに興味をもってやる気を持ち続ける、といったことに気をつけています」
不安の度合いはさまざまですが、その解消には「健康であることが大事」という認識は共通している様子。お金の不安が強まるほど健康意識が高まるという傾向が見て取れる結果となりました。
●「ESSEフレンズエディター」とは?
厳正なる書類審査とエッセ編集部による面接を経て選ばれた、日本全国に暮らすESSE読者の代表組織。収納・家事コツ・プチプラグッズ・節約&マネーなど、さまざまな得意分野をもつ。ESSE&ESSEonline編集部と深くかかわりながら、コンテンツづくりに参加。新商品や話題のアイテムなどのレビューも行っています。実際のユーザー、また、読者の視点を交えながら、わかりやすく忙しい日々に役立つ暮らしのコツや耳より情報を発信中。
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