スレート屋根への対応開始!太陽光発電設備の設置で新工法を開発~200m2から対応可能な法人向けPPAサービス「ヒナタオソーラー」の対象拡充~
東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、このたび、薄型軽量太陽光パネルを、接着剤を用いてスレート屋根に設置する新工法を開発しました。これにより、法人向けPPAサービス(*1)「ヒナタオソーラー(*2)」の対象を、従来の折板屋根や陸屋根だけでなく、これまで一般的に太陽光パネルの設置が困難とされていたスレート屋根にも拡充します。
スレートは、工場等において広く採用されている屋根材です。軽量で耐震性等に優れる一方、耐荷重や施工安全性等の観点から太陽光発電設備の設置難易度が高く、これまで太陽光の導入は進んできませんでした。工場のように一定程度の規模の設置可能な屋根を有していながら、スレートであることが理由で太陽光発電の導入を断念するお客さまが多く見受けられます。
東京ガスは「ヒナタオソーラー」の提供において、薄型で軽量な太陽光発電パネルと、独自開発した特殊な施工法により、これまでも屋根の構造・形状による設置課題を解決してきました。今回、これまでの知見を基に、スレート屋根の課題に対応したパネル設置方法を開発し、材料評価試験や実機を用いた耐風試験を通じて、信頼性の高い新たな施工方法を確立しました。スレート屋根の施設へのPPAサービス提供を通じ、太陽光発電の導入により脱炭素化を推進したいと考えるお客さまのニーズに、これまで以上に広くお応えしていきます。
東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」で「価値共創のエコシステム(*3)構築」ならびに「CO2ネット・ゼロへの挑戦」を掲げています。一人ひとりの暮らしから地域社会にいたるまでの多様な課題を解決するさまざまなサービスを創出・提供し、お客さまとともに「脱炭素社会の実現」に貢献していきます。
*1:オンサイトPPAモデル。発電事業者が、需要家の敷地内に太陽光発電設備を発電事業者の費用に
より設置し、所有・維持管理をした上で、発電設備から発電された電気を需要家に供給する仕組
み(維持管理は需要家が行う場合もある)。「第三者所有モデル」とも言われる。※PPA:Pow
er Purchase Agreement(電力購入契約)の略。
(環境省 https://www.env.go.jp/earth/kankyosho_pr_jikashohitaiyoko.pdf より)
*2:詳細はこちら
*3:多くの企業が、それぞれ強みを持つ領域の技術・ノウハウ・知見を持ち寄り新たな価値を創出し
ていく事業生態系
■ソリューション事業ブランド「IGNITURE(イグニチャー)」について
東京ガスは、「ソリューションの本格展開」に向け、2023年11月30日、ソリューション事業ブランド「IGNITURE」を立ち上げました。 「IGNITURE」の下で展開するソリューションにより、ご家庭、法人、地域・コミュニティのお客さまが、「最適化による経済性・利便性・効率性向上などでさらに豊かな未来」と、「脱炭素・レジリエンス向上などでサステナブルな生活・事業」を、無理なく両立できます。
IGNITUREの詳細はこちら
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