<日本人の約7割が希望する「在宅死」>終末医療の専門家22人に聞いて分かった『在宅死のすすめ方 完全版』11月11日発売
世界文化社は、終末期医療の専門家22人に聞いてわかった、痛くない、後悔しない最期を迎えるための方法をまとめた書籍『在宅死のすすめ方 完全版』を11月11日(木)に発売しました。
■「自宅で、自分らしい最期を迎えたい」「痛みを感じないで死にたい」
実は日本人の7割が自宅で最期を迎えたいと希望していることをみなさんご存じですか? 本書は総勢22名の医師をはじめとした専門家に、テーマ別に在宅死についてのノウハウを取材。緩和ケア内科医長、ホームケアクリニック院長、訪問看護ステーションの所長など、さまざまな立場や角度から、聞きづらい身近な疑問から専門的な知識までをQ&A形式などで回答を得て、エビデンスに基づいた「在宅死」の完全版です。自分らしい逝き方を選ぶことができる時代に必携の一冊です。※出典:厚生労働省「平成29年度人生の最終段階における医療に関する意識調査報告書」
- 最前線で活躍する終末期医療の専門家22名に取材。Q&Aも充実
たとえばがんの患者さんをはじめとする在宅医療や自宅での看取りを阻む要因として、①病院で治療しなければならないという強迫観念、②在宅では、がんの痛みが緩和できないとの誤解、③家族の不安、介護負担と本人の遠慮。この3点が考えられます(医療法人社団悠翔会理事長 佐々木淳氏による)。そこで本書は心理的ハードルとなりがちな上記①②③についての不安を解消できるよう、終末期医療の専門家への取材を元に人生の最終段階を自宅で過ごすための方法をまとめています。
- 在宅医療でよい医師を見分ける方法は?
在宅療養支援診療所・病院では、通常の外来診療をしているところもありますし、緩和ケア外来、相談外来などを開設しているところもあります。在宅療養支援診療所・病院とは、24時間365日連絡がとれる体制で訪問診療を行っている医療機関です。外来診療も行っているところと、在宅医療が専門の在宅療養支援診療所・病院があります。近くに在宅療養支援診療所・病院が複数ある場合には、外来を受診したり相談に行ってみて、話をきちんと聞いてくれて、話しやすい在宅医のいる在宅療養支援診療所・病院を選ぶとよいのではないでしょうか。人間同士なので相性のようなものもあると思います。また、がんや心不全などでさまざまな痛みやつらさを軽減する緩和ケアが必要な場合には、医療用麻薬の使用経験が豊富であることも重要です。医療用麻薬をほとんど使ったことのない在宅医には、依頼しないほうが無難です。
- 在宅医療にかかる費用はどれくらい?
介護保険の利用限度額は要支援・要介護の等級により異なり、居宅サービスの利用者の支給限度額は1ヶ月あたり約5万円(要支援1)~約36万円(要介護5)。限度額の範囲内でサービスを利用すると1割(一定以上所得者は2割または3割)を自己負担し、限度額を超えてサービスを利用すると、その分は全額自己負担です。「仮に要介護5の方が満額利用すると約3万6000円かかります。この費用負担は無視できません」(全国在宅療養⽀援医協会常任理事 太⽥秀樹医師)。 医療保険の対象となるのは、訪問診療や往診、検査、処置などの費用と薬代です。負担割合は75歳以上が1割、70~74歳は2割(ともに現役並み所得者は3割)、70歳未満は3割ですが、月の負担が一定額を超えた分は払い戻される「高額療養費制度」が適用されます。後期高齢者の場合は月に約1万5000円が上限です。「ここに介護保険の負担金が加わりますから、在宅医療にかかる費用は介護度によっても変わります」(太田秀樹医師)
<22人の終末期医療の専門家がズバッと回答>
- ひとり暮らしでも在宅死を選ぶことができますか?
- 在宅死を選べない病気はありますか?
- がんの痛みは強いと聞くけど、在宅で本当に大丈夫?
- 家族の延命を自分が決めることに罪悪感があるのですが……
- 看取りで後悔しないためにはどうすればよいでしょうか?
- 「グリーフケア外来」について教えてください… など
<刊行概要>
『在宅死のすすめ方 完全版』
■発売日:2021年11月11日(木)
■定価:1,760円(税込)
■発行:株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/4418214100/
■目次
あなたはどこで最期を迎えたいですか?
パート1 自宅で死にたい
パート2 痛みを感じないで死にたい
パート3 希望する形で死にたい
パート4 お金と法律が知りたい
パート5 自分と大切な家族のために
パート6 サクッとわかる在宅死ロードマップ
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