吸湿発熱素材「N ウォーム」を使⽤したアイマスクが、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載されました。

宇宙への取り組みにニトリが初めて参⼊

株式会社ニトリ(本社:北海道札幌市、代表取締役会⻑兼社⻑:似⿃ 昭雄)は、吸湿発熱素材「Nウォーム」を使⽤したアロマアイマスク(非売品)が、国⽴研究開発法⼈宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「きぼう」有償利⽤制度を活⽤し、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟で使用されたことをお知らせいたします。

株式会社ニトリ、株式会社IRiS Tokyo、三⽣医薬株式会社の3社が共同開発したアイマスクは、精油を閉じ込めた「⾹るカプセル」と吸湿発熱素材「Nウォーム」を組み合わせることで、新しいリラクゼーション体験の提供を狙う製品です。宇宙と地上、双方で心地の良い環境を提供することを目的に開発され、2025年8月24日に国際宇宙ステーション(ISS)へ打ち上げられました。

JAXA宇宙飛行士 油井亀美也さんから届いた感想

2025 年9月17日、⽇本実験棟「きぼう」にて、JAXA宇宙飛行士の油井亀美也さんが本製品を使⽤しました。

アイマスクを装着し「温かく感じますね」とコメントして下さいました。

アイマスクを使用する様子

共同開発の背景とプロジェクトの意義

本プロジェクトは「宇宙と地上、双⽅の暮らしをより良くする」ことを⽬的とした新たな事業創出を促進する「Think Space Life アクセラレータ・プログラム2021」※を通じて、株式会社ニトリ、株式会社IRiS Tokyo、三⽣医薬株式会社の3社が連携し、実現しました。

宇宙⾶⾏⼠が⻑期滞在中に直⾯する「睡眠」に対する課題に着⽬。“⾹りと温もりで整える”心地よい睡眠環境を厳しい条件下でも提供することを構想し、3社で製品を開発しました。

※「THINK SPACE LIFE」プラットフォームの運営は2024 年4 ⽉1 ⽇よりNPO法⼈ミラツクに移⾏

【関連リリース】https://www.jaxa.jp/press/2022/07/20220707-1_j.html

「香るカプセル」と吸湿発熱素材「Nウォーム」

本製品で使⽤される「⾹るカプセル」は、IRiS Tokyo が設計した天然精油ブレンドを、三⽣医薬が開発した⾼密封シームレスカプセルに封⼊したものです。このカプセルはフェルト部材に組み込まれ、⾹りの鮮度を⻑期間保ちます。使⽤者が好きなタイミングでカプセルを指でプチっと潰すだけで、森林浴を想起させる⾹りがふわりと広がります。

さらに、ニトリの吸湿発熱素材「Nウォーム」を⽤いたアイマスクに装填することで、⾹りと温もりが調和し、⼼地よい睡眠環境を提供する製品として構想されています。

宇宙という極限環境への挑戦

宇宙空間で使⽤される製品には、地上の製品に⽐べて極めて⾼い安全性・安定性・耐久性が求められます。

今回の宇宙ミッションにあたっては、精油という揮発性の⾼い液体成分を安全かつ確実に使⽤できる構造を実現するために、素材選定・製剤設計・構造検証など、あらゆる側⾯からの検討が重ねられ、搭載に必要な安全審査が⾏われました。

その結果、JAXA の「きぼう」有償利⽤制度では初めて「精油を封⼊したカプセルによる⾹りの提供」という仕組みが、宇宙で使⽤されることとなりました。

本プロジェクトは、宇宙でのQOL 向上という新たな価値創出に向けた、先進的な挑戦です。

ニトリ参画の背景

ニトリはこれまで、「お、ねだん以上。」の価値を掲げながら、暮らしの質を⾼めるための寝具や⽣活⽤品などを幅広く展開してまいりました。寝具や⾐料品などの分野で商品開発を進めていた吸湿発熱素材「Nウォーム」が、この度初めて宇宙空間で使用されました。

地上でもさらなる快適さを追求し、より質の⾼い睡眠環境の実現を⽬指してまいります。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.nitorihd.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
北海道札幌市北区新琴似七条1丁目2番39号
電話番号
011-330-6200
代表者名
白井 俊之
上場
東証1部
資本金
133億7000万円
設立
1972年03月