仕入れサイト『スーパーデリバリー』、カフェや美容サロンなど非小売業の会員登録数が約2倍に
利用増加の背景には、スーパーデリバリーで扱う商品数と商品ジャンルの拡大、広告等での集客強化があり、それによって店内備品や顧客への販促物を仕入れる非小売業者が増えています。また一部では、小売業以外の事業者が物販用の商品を仕入れる動きがあります。昨今飲食店では、飲食店×異業種の複合型飲食店「ミクストラン」*3が増えていると言われますが、スーパーデリバリーでは物販を取り入れる動きが見られます。
(*2)非小売業者の2019年1月~11月と前年同期の購入額の比較
(*3)ホットペッパーグルメ外食総研が“ミックス”と“レストラン”を掛け合わせて作った造語
■非小売業者の増加背景
スーパーデリバリーは、物販を行う小売店を対象にした会員制の仕入れサイトとしてスタートしました。次第に小売以外の事業者からもスーパーデリバリーの利用を希望する声があり、2016年より飲食店や美容サロン、宿泊・不動産業など小売以外の事業者へもサービスを拡大しました。非小売業者の利用は年々増加しており、会員登録数は1年で約2倍、平均すると新規会員が1か月1,018件増加しており、非小売業者の会員数は22,000社を超えました。(2019年11月末時点)
非小売業者の会員の中で最も多いのはカフェなどの飲食店、次に美容サロンです。カフェでは食器やカトラリー、紙袋や梱包資材、イスなど備品や装飾品、店内インテリアの購入で利用されているほか、アクセサリーやファッション雑貨、菓子や珈琲豆などの食料品、また店頭で使用している食器類などの物販目的での仕入れも増えています。
美容サロンでは以前より店内でシャンプーなどヘアケア商品の販売をしているケースが多く見られますが、近年はアクセサリーやアパレル、輸入菓子など販売商品の拡がりが見られます。このような動きに伴い、スーパーデリバリーを利用して仕入れを行う非小売業者が増えています。
■美容サロンやカフェが物販を行う理由と効果
物販を行うことで入店ハードルを下げ集客のフックにできることや客単価を上げ売上に繋げることができるほか、商品を置くことで店のブランディングにもなり他店と差別化できるというメリットがあります。
例えばスーパーデリバリーを利用しているカフェの中には、物販を始めてからカフェの情報以外に販売する商品写真や入荷情報などをSNSに投稿し始めたところ来客数が増えたり、客の回転数は変わらないものの客単価が上がり全体の売上が伸びているというケースもあります。あるカフェでは物販の売上が本業であるカフェの売上を4倍上回ったという事例もあり、物販によるミクストランの効果が現れている店舗が増えています。
(店内の空いたスペースでアパレルや雑貨を販売するカフェ)
ミクストランは今後も増えていくと予想されており、スーパーデリバリーはミクストランを取り入れたい飲食店にも便利に利用できるサービスとしてさらなる充実を図っていきます。またカフェなどの飲食店に向けた店内での物販に関するノウハウセミナーなども今後開催する予定です。
■参照
スーパーデリバリーについて
https://www.superdelivery.com
スーパーデリバリーは、メーカーと小売店・サービス業などの事業者が利用する卸・仕入れサイトです。商品掲載数は約100万点。メーカーにとっては、地域を超えた144,935店舗への販路拡大ツールとして効果を発揮し、小売店にとっては1,623社の出展企業とインターネットを通して取引でき、仕入先を大幅に拡大することが可能です。メーカーと小売店の取引で発生するコストや手間、リスク等を解消し効率的な取引を実現します。第1回日本サービス大賞にて地方創生大臣賞を受賞。(数字は全て2019年10月末現在)
株式会社ラクーンコマースについて
代表者 :代表取締役社長 和久井 岳
所在地 :東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目14番14号
設立 :2018年11月
資本金 :300,000千円
株主 :株式会社ラクーンホールディングス100%
東京証券取引所市場第一部上場 証券コード3031
URL : https://commerce.raccoon.ne.jp
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[広報担当] 有本・大久保
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