「団地まるごと駅マエ化プロジェクト」が2024年度グッドデザイン賞を受賞
このたび、郊外団地の「駅からちょっと遠い」問題に取り組む実証実験「団地まるごと駅マエ化プロジェクト」が、2024年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)
これからも、多様な主体による連携を行い、ニーズの変化を捉えたライフスタイルの提案を通じてまちの活性化に取り組み、持続可能で住み心地の良いまちの実現に貢献してまいります。
〈受賞概要〉
受賞対象:団地まるごと駅マエ化プロジェクト
カテゴリ:地域の取り組み・活動
受賞企業:神戸市建築住宅局
株式会社Luup
西日本旅客鉄道株式会社
「グッドデザイン賞審査委員 評価コメント>
目の前のシステムの課題に対し、時間をかけ大きな変化を与えるのではなく、「つくらない」まちづくりという視点で、今すぐにできるシンプルなアイデアを加え解決していく考え方やフットワークを評価した。何よりも驚いたのは、2023年のグッドデザイン賞の評価コメントを受けて、まだ改善すべきことがあると考え、この取り組みが生まれた点だ。多様な世代が住まうこのエリアにおいて、次にどのような取り組みが広がるのか、楽しみに待ちたい。
〈グッドデザイン賞ギャラリー(リンク)〉
https://www.g-mark.org/gallery/winners/20826
【神戸市 根岸建築住宅局長 受賞コメント】
このたび、公民の枠を超えた3者の連携による郊外団地を駅マエ化するチャレンジがグッドデザインとして評価されたことを大変光栄に思っています。鉄道、すまい、シェアモビリティがセットになった新しい団地ぐらしをみなさまに楽しんでいただければ幸いです。今後とも、社会資本ストックを賢く活用した「つくらないまちづくり」に取り組んでまいります。
【団地まるごと駅マエ化プロジェクトとは】
本取り組みは、対象期間に神戸市が運営する若年ファミリー向け賃貸住宅“シティハイツ狩口”に入居いただくとJR西日本の最寄り駅から両方向につかえる“きっかけエリアパス”とLuupが提供する電動マイクロモビリティのシェアリングサービス“LUUP(ループ)”の利用クーポンをお渡し、住まいと移動がセットになった「郊外団地をまるごと駅マエ化」する団地ぐらしを提案しております。
https://www.city.kobe.lg.jp/a01110/kurashi/sumai/jutaku/information/demo.html
【グッドデザイン賞とは】
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
(ご参考)
・「団地まるごと駅マエ化プロジェクト」プレスリリース
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240625_00_press_ekimaekaproject.pdf
・2023年度グッドデザイン賞受賞件名:行動を創造する定期券「きっかけエリアパス」受賞ギャラリー(リンク)
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