凸版印刷、中国・上海で開催の国際ディスプレイ技術展に初出展
モビリティ分野から医療機器向けまで、視認性が高く消費電力の小さい「Blanview™」液晶の最新モデルを紹介
凸版印刷は本展示会で、屋外での高い視認性と低消費電力が特長で、EV(電気自動車)向け高速充電ステーションへの組み込みに最適な液晶ディスプレイ「Blanview™(ブランビュー)-F」の12.1インチモデル、また非接触で操作可能な空中タッチディスプレイ「La⁺ touch ™ (ラプラスタッチ)」を中国で初公開します。
「Display Innovation China EXPO 2023」は、液晶や有機ELなどのディスプレイ、タッチセンサーやコンシューマーエレクトロニクス技術に関する国際展示会です。中国だけでなく海外企業を含む300社以上の企業が出展し、会期中は、中国のディスプレイ産業、電子デバイス産業に関係する経営者、研究者、技術者など28,000人以上の来場が見込まれています。
凸版印刷は、ディスプレイメーカーが集まるN4ホールに位置する日本企業の共同ブース「日本館」内に出展します。屋外での視認性と低消費電力・低発熱が特長の「Blanview™液晶」ラインアップから、EV充電スタンド向けの大画面モデル、耐振動性に優れた自動二輪車向けモデルと、医療機器向けの小型モデル、また空中タッチディスプレイ「La⁺ touch™」などを紹介します。
■ 出展の背景と目的
電気自動車(EV)へのシフトがグローバルで急激に進む中、従来のガソリンスタンドに相当する「充電スタンド」の設置数も増えています。充電スタンドは屋外に設置されていることが多いため、従来型の液晶ディスプレイが搭載された場合、太陽との位置関係によっては表示内容が見づらく、操作に支障をきたすことがあります。
今回、凸版印刷は、主に屋外高視認型液晶ディスプレイ「Blanview™」のラインアップを、EVの最大市場である中国で実機によるデモを交えて紹介します。EV充電スタンドに適した機種だけではなく、自動二輪車向けの振動に強いモデルや医療機器向けの最新モデルを幅広く紹介し、モビリティ分野でのさらなるプレゼンス拡大と事業展開を図っていきます。
■ 主な展示内容
・EV用充電スタンド向け「Blanview™-F」 12.1インチモデル
電気自動車用充電スタンドへの組み込みを想定した中型サイズの「Blanview™-F」は、明るい屋外での視認性の高さと、低消費電力性が特長です。機器からの発熱量が低減されるため、放熱経路の確保など組み込み時の設計上の制約が緩和され、設備のデザインの自由度が高まります。最新の12.1インチ(260mm×203mm)の実機展示は、本展示会が中国で初公開となります。
・自動二輪車向け「Blanview™-G」
バイクや建設機器、農業機械など、屋外を走行するエンジン付きの機器には、高い耐久性が求められます。「Blanview™-G」シリーズの液晶ディスプレイは、マイナス30℃から85℃までの広範囲な温度環境と、耐振動加速度6.8Gをクリアする堅牢性が評価され、日本国内から欧州の自動二輪車メーカーまで幅広く採用されています。
・医療機器向け「Blanview™」
診察室や手術室、病室などの現場で使用される医療機器用モニターには、クリアな視認性が求められます。また、直接身体に装着するセンサー類には、小型で消費電力が低いモニターの搭載が欠かせません。トッパンの医療機器向け液晶ディスプレイ「Blanview™」シリーズは、高い信頼性が評価され、欧州の医療機器メーカーに採用されています。
・空中タッチディスプレイ「La⁺ touch™」
「La⁺ touch™」は、世界で初めてパネルに対して平行に空中映像を表示させ、映像の位置に指を合わせることで非接触での操作を可能とする次世代インタラクションディスプレイです。機器も手も汚さずに操作が可能で、本展示会では7インチ縦型と開発中の12インチ横型を展示します。
■ 「Display Innovation China EXPO 2023」について
名称: Display Innovation China EXPO 2023
会期: 2023年8月29日(火)~8月31日(木)
会場: 上海新国際博覧中心(浦東)
主催: 中国光学光電子行業協会液晶分会(CODA)
公式サイト: http://www.dicexpo.com/(中国語、英語)
凸版印刷ブース: 「日本館」(N4ホール)内
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以 上
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