都立松沢病院職員の新型コロナウイルス感染について

～新型コロナウイルスに関する東京都からのお知らせ～

都立松沢病院に勤務する職員が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので、御報告します。なお、今回の感染確認による診療体制への影響はありません。

１　当該職員の概要
　　年代：２０代
　　性別：女性
　　職種：心理（会計年度任用職員）
　　住所：都外

２　経過等
（１）経過
　　１２月１０日（木曜日）
　　　非勤務日。症状なし
　　１２月１１日（金曜日）
　　　勤務日。症状なし
　　１２月１２日（土曜日）【発症日】
　　　非勤務日。発熱あり。以降、自宅療養
　　１２月１５日（火曜日）
　　　近医を受診、ＰＣＲ検査実施
　　１２月１７日（木曜日）
　　　検査の結果、「陽性」が判明。現在、宿泊療養中
（２）現在判明している事実
　　・所管保健所の指導に基づき、当該職員の発症日の２日前である１２月１０日以降の当該職員との接触者を調査したところ、現時点で把握している限り、同じ執務室で勤務する職員１０名であり、患者には接触者はいない。また、接触者のうち濃厚接触者に該当すると判断された者はいない。
　　・当該職員は、勤務中は常時マスクを着用し、手指衛生を行っている。また、当院において、陽性患者との接触歴はない。
　　・現時点で、当該職員と接触した職員に、感染を疑わせる咳・発熱等の症状は認められない。

３　病院の対応
（１）当該職員と接触のあった職員１０名については健康観察を継続し、今後、症状が生じた場合はＰＣＲ検査を実施する。
（２）１２月１７日に、当該職員が業務を行っていた執務室の消毒を実施した。
（３）感染経路については、現在のところ不明であり、保健所の調査に協力していく。
（４）引き続き、職員の手指衛生やサージカルマスク着用などの標準予防策の徹底及び感染管理担当（ＩＣＴ）による巡回点検を実施する。

４ 　今後の診療について
　　当該職員は、勤務中は常時マスクの着用と手指衛生を実施していたこと、当該職員との接触者に現時点まで発熱等の症状が見られないこと、また、当院では標準的な院内感染対策を適切に行っていることから、所管保健所の指導・助言を踏まえ、外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する。