埼玉高速鉄道が軌道材料モニタリングを開始!~東急電鉄の車両搭載装置を活用~

東急

〇埼玉高速鉄道株式会社(本社:埼玉県さいたま市、社長:平野 邦彦)は、首都圏の第三セクター鉄道としては初めて、軌道材料モニタリングを開始し、測定したデータの活用によりCBM※1の推進及びメンテナンスの効率化を図ります。

〇東急電鉄株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:福田 誠一)は、相互乗り入れを行う埼玉高速鉄道株式会社に対し、東急目黒線3020系に搭載された軌道材料モニタリング装置を貸出し、埼玉スタジアム線内での測定を支援します。

〇同装置で測定したデータについては、株式会社日本線路技術(本社:東京都足立区、社長:原田 彰久)が保線管理システム「RAMos+Ⓡ」※2で処理・分析を行います。埼玉高速鉄道は、線路メンテナンスの精度・品質の向上が期待できます。東急目黒線3020系に搭載された同装置は、すでに埼玉スタジアム線と相互乗り入れを行う東京メトロ線、東急線内で運用中であり、今後は相鉄線内でも運用開始予定です。これにより、埼玉スタジアム線から相鉄新横浜線までの区間で相互乗り入れのメリットを生かした営業列車を活用したメンテナンスが可能になります。

※1 CBM:線路状態を高頻度で把握して最適な時期に補修を行うメンテナンス手法(Condition Based Maintenance)

※2 RAMos+Ⓡ:ラモスプラス(Railway track Advanced Monitoring operating system Plus(+))

1. 埼玉スタジアム線内への導入時期

2026年6月の本格運用開始を予定。

2. 運用エリア

埼玉高速鉄道 埼玉スタジアム線(赤羽岩淵駅~浦和美園駅)

上下線 軌道延長計:29.2㎞

(参考)軌道材料モニタリング装置を搭載した東急目黒線3020系の測定区間

3.軌道材料モニタリング装置

 軌道材料モニタリング装置は、営業列車に搭載し、レールの状態など線路データを取得することができます。高頻度に測定できるため、線路の状態をタイムリーに把握することが可能となります。

軌道材料モニタリング装置

4.保線管理システム「RAMos+」について

 軌道材料モニタリング装置で得られた画像データは、日本線路技術が開発した「RAMos+Ⓡ」により、鉄道各社が同じプラットフォーム上で処理を行うことが可能となります。

 各社がメンテナンスに使用するアプリ等を共有して使用することが可能となるほか、開発費の削減に加えて、鉄道業界全体で線路メンテナンスの技術の発展が期待できます。

システムイメージ

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ビジネスカテゴリ
交通・運送・引越し
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会社概要

東急株式会社

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URL
http://www.tokyu.co.jp
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都渋谷区南平台町5番6号
電話番号
03-3477-0109
代表者名
堀江正博
上場
東証1部
資本金
1217億2400万円
設立
1922年09月