ReGLOSS 1st Live “Flashpoint” のオフィシャルレポート公開!@有明アリーナ
現在SPWN&ZAIKOにてアーカイブ視聴チケット販売中!(期限まで何度でも⾒放題!)/ライブグッズ2次販売受付中!

2025年12月16日、「hololive DEV_IS」所属のVTuberグループ「ReGLOSS」が、「ReGLOSS 1st Live “Flashpoint”」を有明アリーナで開催した。
hololive DEV_ISとは、2023年9月のReGLOSSデビューとともに設立が発表された、ホロライブプロダクション傘下のグループ。現在ReGLOSSには音乃瀬奏、一条莉々華、儒烏風亭らでん、轟はじめの4人が所属しており、2年の活動やその中で繰り広げられたホロライブメンバーとの交流、「hololive 6th fes.」などへの出演を通して、後輩グループ「FLOW GLOW」とともにホロライブファンにもすっかり見慣れた存在だ。
デビュー曲「瞬間ハートビート」に始まり、すでに2枚のアルバムリリースやダンスレッスンなど、現地ライブ開催を目指して音楽活動に力を入れてきたReGLOSSの4人。これまで3D配信で披露されていたパフォーマンスは回を増すごとに確かな成長を感じられ、デビュー時からの悲願でもあった現地ライブの今日を、GLOSSER(ReGLOSSのファンネーム)は期待と誇らしさに満ちた心持ちで迎えた。
公演は定刻通りにスタート。重厚なサウンドを鳴らす生バンド演奏とレーザーが会場の温度をぶち上げ、臨界点を突破した瞬間、なんとメンバーは2階席付近に登場した。順番にスポットライトを浴びると、演奏もそれぞれの個性に合ったテイストに変化。その間、メンバーは順番にソロダンスを披露した。
この演出はホロライブプロダクションのライブでは初めて見るものだったが、思えばReGLOSSの成長は、運営であるカバー株式会社の技術面の挑戦とも密接に紐づいている。2025年3月に行われたReGLOSS 3D LIVE「Sakura Mirage」では、同社で初めてUnreal Engineを使った音楽ライブがYouTubeで配信され、その新たな視聴体験とともに注目を集めていた。
そんなことを思い出したのも束の間、ReGLOSSはメインステージに移動し、全員でダンスパフォーマンス。メンバーがすでに登場している状態でのカウントダウンという斬新な演出を経て、1曲目、奏の伸びやかな声が「フィーリングラデーション」のスタートを彩った。4人はおなじみのDaybreak衣装に身を包んでおり、自身のカラーを取り入れたアイメイクが映える。それぞれの歌い出しは最初こそ緊張がにじむものだったが、生で浴びる観客のコーレスがエネルギーとなったのか、徐々に声に張りが増していく。
M1「フィーリングラデーション」

らでんが「ReGLOSS 1st Live “Flashpoint”へようこそお越しくださいました!本日は素敵な一夜にいたしましょう」と彼女らしい口調で挨拶すれば「bvdiz」へ。配信では各メンバーのアップとともに、それぞれが描いたイラストが表示される楽しい演出も。振り付けがないパートの四者四様のノリ方も楽しいが、<Reach the top>は全員でバチっと決めた。
ここで、今日初めてのMC。メンバーはそれぞれの口上で挨拶しつつ、会場を見渡したり、手を振ったりと、初のユニット現地ライブを堪能している様子だ。奏は韓国のライブビューイング勢に向けて、韓国語でも挨拶。はじめが「ライブはまだまだ始まったばかりですよ!最後まで一緒に最高の時間を作ろう!」と笑顔で呼びかけると、ステージが暗転した。
漂うスモークに4人の姿が隠され、再び見えたときには、新衣装であるハードなデニムファッションに。ヘアアレンジも変化している。新衣装で披露する「SKAVLA」では、手先まで緻密にそろえられた完成度の高いダンス、ペアで手をつなぐ社交ダンスのような振り付け、アグレッシブなラップパートなど、ユニットの新たな世界観を見せた。
M3「SKAVLA」

ステージに残ったはじめは、バックダンサーをしたがえてソロ曲「ビリラビリラ(轟はじめ SOLO)」を披露。ホロライブプロダクション、いやVTuber全体で見てもトップクラスのダンススキルを持つはじめが体を動かし始めれば、それだけで歓声が上がる。体の動きがわかりやすい新衣装は、ボディウェーブやアイソレーションをふんだんに盛り込んだ難度の高い曲目にピッタリだ。ハイクオリティなダンスだけでなく、<Drop>で指を振り下ろす際の挑発的な表情や安定感のある歌唱など、1stライブとは思えない風格は“番長”そのものだった。
莉々華・奏のふたりは「Bangarang」のジャジーなサウンドに乗って、ステッキダンスを披露。腰を左右に揺らすセクシーな振り付けでは新衣装のミニスカがふわふわと揺れ、さらに<見当たらない安全地帯>で銃の照準を合わせるようにステッキを向ける奏の動きなど、演出装置としての振り付けも見事だ。奏はそのままステージに残り、はじめとともに「LAKI MODE」へ。身長の近い2人の新衣装は双子コーデのような可愛さがあり、ここまでクールに決めてきた歌声や表情も、曲調に合わせて可憐なものに切り替わる。
M6「LAKI MODE」

再び2階席付近に登場したメンバーは、アカペラのハモりで「泡沫メイビー」の一節を紡ぎ出す。チルいグルーヴがそれぞれの歌に込めるニュアンスを際立たせ、サビでは4色のハーモニーに酔い痴れた。2番に入るとメインステージのゲートが開き、中から4人が登場。落ち着きのあるバンドサウンドに彼女らのユニゾンが合わさって、有明アリーナを包み込んでいく。
会場が陶酔感で満たされる中、らでんがペンライトチャレンジの合図を出す。事前にアナウンスされていたファン参加型の演出だが、一瞬でこうも見事に色が切り替わると圧巻だ。インストBGMに合わせて披露されるダンスパートを経て、らでん・はじめによる「2co1」へ。はじめが「みんな!まだまだ盛り上がっていくぞ~!」と空気を切り替えれば、らでんも<今どこにいるの?って有明!>という粋な歌詞アレンジで応える。
莉々華・らでんが披露するのはもちろん「SUPER DUPER」。続投のらでんが息切れもいとわず「みんなまだまだ声出せますかー!?」と全力の叫びを上げれば、それを合図にスパークラーがぶち上がった。<Yeah yeah!>のコーレスが楽しいライブ向けナンバーで、そろいの眼鏡スタイルの2人は終始飛び跳ねたり腕を左右に振ったりと、夏フェスのような熱い盛り上がりを見せる。ラスサビでは、らでんが渾身の大ジャンプで沸かせた。
M9「SUPER DUPER」

ここまで7曲ぶっ通しだったが、MCで一息。メンバーは互いのパフォーマンスを称えた上で、改めて新衣装を紹介した。同じコンセプトながら細部が異なっていて、奏はレザースカートにツインテール。はじめはへそ出しのパンツスタイルに2つ団子の髪、ハードなパンツスタイルからウエストをチラ見せさせているらでんも新鮮で、莉々華は眼鏡にカチューシャ、そしてミニスカートの裾を揺らしてアピールした。
らでんの安定感ある進行でMCを締めると、ライブが再開。イントロの短い「アワータイムイエロー」が、和やかな空気を一気に塗り替えた。ハイテンポな振り付けと複雑なステップ・フォーメーションで、一定水準に到達しつつあったReGLOSSのパフォーマーとしてのレベルを、さらに引き上げた楽曲だ。9月の2周年3Dライブでも披露されたが、あの日よりも洗練されたステージングが、当日ギリギリまで努力を積んできた背景をうかがわせる。
M10「アワータイムイエロー」

バンド演奏をBGMに、4人の夏の思い出を切り取ったイラストムービーがGLOSSERを楽しませた後は、莉々華のソロ曲「Happiness phenomenon(一条莉々華 SOLO)」が始まる。椅子に腰かけてメイクをするような振り付けで登場した莉々華は、フェミニンなウォーキングでステージを回り、ウインクやピースでファンサもたっぷり。洋楽のテイストも取り入れた楽曲をかわいく、ポジティブに、そしてジーニアスに表現してみせた。
そのまま上着をオフして再び4人が大集合。装い新たに始まったのは「ミッドサマーシトラス Snapshot ver.」。一糸乱れぬシリアスなダンスに圧倒されるのもいいが、バケーションソングで4人が楽しそうに手を振ったり、手押し相撲で遊んだりする和やかなステージングもまた別のエモーショナルさがある。<デニムの裾を捲って>などの歌詞が新衣装と強烈なシナジーを生み出したほか、奏の<眩いのはGLOSSERのせい!>というアレンジに会場が沸いたことも書き残しておきたい。
M12「ミッドサマーシトラス Snapshot ver.」

一息ついて登場したらでんは、恭しい一礼でご挨拶。普段は落語家の前座見習いとして活動し、「まいたけダンス」のヒットや特化型VTuberとしての活躍目覚ましい彼女だが、今日の高座はこの有明アリーナだ。披露するのはもちろんソロ曲「落噺(儒烏風亭らでん SOLO)」。ポエトリーリーディングやラップには「語り」の妙が光りつつ、サビではメロディアスな高音を放つ。最後には「ありがとう」と告げ、歓声と喝采を浴びながら退場した。
英語の挨拶からアコギの音に乗って、“ReGLOSSの歌柱”と評される奏が「Cheerful Vibes Echo(音乃瀬奏 SOLO)」でソロのトリを務めた。昨年の3Dお披露目ライブ「Reach the top!」では、フル尺アカペラを歌い切った彼女の歌唱力と胆力に圧倒されたことを、まだ鮮明に覚えている。ツインテールを揺らしながら笑顔でステージの上を歩き回り、魔法をかけるようなその可憐な歌声に、ステージでは奏色の花が咲き誇った。
4人が前後一列に並んだ陣形を見て、GLOSSERはそれだけで「シンメトリー」を察してざわつく。しかしその後には、生で見る千手観音ダンスや重厚なバンドアレンジの特別感に息を呑んだ。配信視点では、間奏で繰り広げられる万華鏡のようなダンスを上からの視点で抜くのも定番の演出だ。間髪入れず「サクラミラージュ Snapshot ver.」へつなげる。つぼみがほころんでから散るまでを思わせる優美な振り付けとEDMに乗った音ハメが、繊細なメリハリを視覚と聴覚にもたらして心地良い。はじめは今日一番高いキックを放ち、らでんのラップも最後は音を跳ね上げる。莉々華はニュアンス表現に長けた自身の持ち味を存分に発揮し、奏のパワフルなハイトーンでスパークラーが噴き出した。
M15「シンメトリー」

終幕間近のMCでは、ここまで披露してきたセットリストのコンセプトを説明。冬、秋、夏、春と季節の流れをさかのぼる構成には、「これまでみんなと歩んできた季節や時間に、ReGLOSSの音楽でもう一度新しい彩りを重ねていきたい」(奏)「ここからまた踏み出していくためのスタートラインとして、今日みんなと一緒につくったこの思いを未来につなげていきたい」(はじめ)そんな思いがこもっていたという。
嬉しい言葉をもらった後は、「Flashpoint」が本編の終幕を彩る。ここまで踊りながらだったReGLOSSが歌に集中するからこそ、サビのユニゾンが放つメッセージがまっすぐ心に響いてくる。熱唱というほかない、万感の思いを込めた4人の歌。<最後にキミが笑ってくれればもうそれだけでいい>――そんな歌詞に反して、どうしても涙腺が揺さぶられてしまう。
アウトロで4人が順番に退場した後には、ReGLOSSのロゴが残った。今日私たちが体感した、一振りのダンス、一瞬の視線、一拍の鼓動、その一秒一秒の連なり――そのすべてが「ReGLOSS」だと、そう強く印象づけられた気がした。
M17「Flashpoint」

鳴りやまないアンコールに応え、「XOVERLINE」とともにライブTシャツ姿で登場した4人。奏の手には自撮り棒が握られているが、実はこれもReGLOSSの配信ライブで定番となっていた演出。ただし、今回はグロッサーたちも一緒に映っている。自分たちがこの景色を作っているのだと思わせてくれる、ReGLOSSらしい温かい仕掛けだ。
M18「XOVERLINE」

続く記念撮影タイムでは改めて自撮り棒が登場し、笑顔のメンバーの後ろに一面のペンライトが広がる、今日ここだけの景色が切り取られた。その後は、こみ上げる感情に時折声を揺らしながらも、一人ずつ自分の言葉で胸中を伝えた。
「今日はみなさん楽しかったですか?ありがとう、それだけで奏は今日が人生最高の日です!小さい頃ステージで歌って踊って輝いている人たちに憧れていたので、こうやってライブできてうれしいです。これからももっと素敵な姿を見せられるように頑張っていくので、応援してください」(奏)
「今日この日が莉々華の人生で一番最高の一日です!莉々華たちの声、みんなに届いたよね?みんなの声も届きました!いろんなことがあったけどここまでみんなで頑張ってこれたのはGLOSSERのみんなのおかげです。これからもずっとずっと一緒にいてね、約束だよ!」(莉々華)
「人生という名の大きな宝箱があるとしたら、そこからあふれるくらいの素敵なお宝をみなさんにいただきました。なんとも世知辛い世の中ではございますけれども、あなただけの宝物がこの世界にはいっぱいあふれていて、そのひとつに我々がなれたらとても光栄に思います。これからも我々頑張って参りますので、どうぞ応援のほどよろしくお願い申し上げます!」(らでん)
「数年前の自分からは想像ができない場所に、今自分は立っています。初配信で語った夢の中に現地ライブを掲げていましたので、夢がひとつ叶いました。みなさんがここに連れてきてくれたんです。今日の素敵な思い出を胸に、次のライブを目指して走っていきます。今日、番長かっこよかったですか?これからもかっこいいって思わせるんで、まだまだついてこいよ!」(はじめ)
ここでらでんが、イヤモニを外した状態での声出しをGLOSSERにリクエスト。「Reach the top! We are...」「ReGLOSS!!」の声出しをすると、直接鼓膜に届いたGLOSSERの声に、メンバーたちは「すごーい!」と大興奮。会場に漂う多幸感のままに、莉々華による「最後の曲はReGLOSSの原点であり、未来に向けて希望を歌う曲。忘れることのない、今この瞬間の鼓動を刻みましょう!」との曲振りで「瞬間ハートビート」へ。
<走り出した未完成なストーリー>――これはまさしくReGLOSSそのもののことだったのかもしれない。たくさんの瞬間を積み重ねて今日ひとつの大きな夢を叶えた彼女たちと、会場を満たす一面のペンライトを見てそう感じた。フィナーレに向かうステージにはダンサーも再登場し、サビのユニゾンに合わせて銀テープが発射された。
M19「瞬間ハートビート」

そのままバンド演奏付きで突入したエンディングパートでは、ダンサーとバンドメンバーを紹介。さらに4人はステージの両端や中央に移動しながら、会場各階・ライブビューイング・配信に向けて挨拶。名残惜しそうに「今日は最高に幸せな時間だったね」「またみんなでライブしたい!」「しよう!」「絶対また会おうね!」と口々に叫ぶと、最後は4人から、マイクを通さない肉声で「ありがとうございました!」のプレゼント。祝福と感動に満ちた有明アリーナは、ReGLOSSのジャンプで大団円を迎えた。
ReGLOSSはデビュー時から「挑戦」「成長」をキーワードとして掲げており、最初から歌やダンスに自信のあるメンバーばかりではなかった。実際、過去の歌枠や3D配信ライブでは今も初々しい姿を見ることができる。しかし今日、有明アリーナという大きな会場で、ステージに立つReGLOSSが輝き、見渡せば数多のペンライトが揺れていた。この光景が見たくて、2年間彼女たちとともに走ってきたGLOSSERも多いことだろう。
すでに次の機会を夢見る少しせっかちな彼女たちに引っ張られながら、これからの一瞬一瞬も見届けていきたい。
取材・文/ヒガキユウカ
写真/Takashi Konuma
配信チケット・アーカイブ視聴
▼配信チケット(SPWN、ZAIKO):各6,500円
■受付期間
2026年1月16日(金)20:00まで
※公演終了後、公開準備ができ次第アーカイブ視聴可能となり、受付期間終了日の23:59まで何度でもご視聴いただけます。
■SPWN
【日本】https://spwn.jp/events/evt_25121601-jpregloss1st
【海外】https://spwn.jp/events/evt_25121602-engregloss1st
■ZAIKO
【日本・海外共通】https://hololive-production.zaiko.io/item/374781
ReGLOSS 1st Live “Flashpoint” グッズ




■販売期間
2026年1月19日(月)18:00まで
【日本】:https://shop.hololivepro.com/products/hololiveregloss_1stlive_flashpoint_secondaryorder
【海外】:https://shop.hololivepro.com/en/products/hololiveregloss_1stlive_flashpoint_secondaryorder
会社概要
■ホロライブプロダクションについて

「ホロライブプロダクション」は、世界最大級のバーチャルタレント事務所です。
運営している女性VTuberグループ「ホロライブ」、男性VTuberグループ「ホロスターズ」はYouTube総登録者数が8,000万人を超え、ライブ配信、音楽、イベントを通じて世界中のファンと交流しています。
・ホロライブプロダクション公式サイト:https://hololivepro.com/
・ホロライブプロダクション公式X:https://x.com/hololivetv
・ホロライブプロダクション公式TikTok:https://www.tiktok.com/@hololive_official
・ホロライブプロダクション イベント公式X : https://x.com/hololive_event
・ホロライブプロダクション公式ショップ:https://shop.hololivepro.com/
■カバー株式会社について

カバー株式会社は、インターネットを活用したIPビジネスを手がけ、世界屈指のVTuberIPと熱量の高いファンコミュニティを擁する次世代のITエンターテインメント企業です。 「つくろう。世界が愛するカルチャーを。」をミッションに掲げ、VTuber事業を始めとした日本発のグローバルに広がる二次元エンターテイメントを展開しているほか、新たなコミュニケーション手段としてのプラットフォームやメタバースの開発など、コンテンツ×テクノロジーを駆使し、世界が愛するバーチャルカルチャーを生み出すことを目指しています。
・所在地:東京都港区
・代表者:代表取締役社長 谷郷 元昭
・コーポレートサイト:https://cover-corp.com
・採用ページはこちら:https://hrmos.co/pages/cover-corp
■本件に関するお問い合わせ
カバー株式会社 広報PR担当
メールアドレス:pr@cover-corp.com
すべての画像
