【新刊案内】スマートウィンドウの進化と実用化 発行:(株)シーエムシー・リサーチ
スマートウィンドウの実用化にむけて課題を総ざらい!
材料科学や化学の先端技術やその市場動向に関するレポート発行やセミナー開催を行う(株)シーエムシー・リサーチ(東京都千代田区神田錦町、https://cmcre.com/)では、このたび「スマートウィンドウの進化と実用化」と題する書籍を2021年3月31日発行いたしましたので、お知らせします。
書籍の定価は、60,000 円(税込 66,000 円)(書籍)、書籍とCDセットの定価はセット80,000 円(税込 88,000 円)(書籍+CD)となっており、ご購入受付中です。書籍目次の詳細や販売については以下の弊社サイトをご覧ください。
https://cmcre.com/archives/76552/
書籍の定価は、60,000 円(税込 66,000 円)(書籍)、書籍とCDセットの定価はセット80,000 円(税込 88,000 円)(書籍+CD)となっており、ご購入受付中です。書籍目次の詳細や販売については以下の弊社サイトをご覧ください。
https://cmcre.com/archives/76552/
【新刊案内】スマートウィンドウの進化と実用化
Evolution and Practical realization of Smart Windows
◎刊行に当たって
本書は、スマートウィンドウの基礎と応用について、筆者がこれまでに講義・講演・執筆してきたことを中心にしてまとめたもので、2018年に初版が出版された。
スマートウィンドウは、電気・光・熱などの外部からの刺激に応じてその光学的特性が変化するクロモジェニック材料を用いるもので、萌芽的研究は約40年前に始まった。当時は、そうしたものを調光窓、あるいは調光ガラスということが多かったが、やがて総称してスマートウィンドウといわれるようになった。著者は偶然ではあるが、そうした先駆的研究開発に当初から携わり、内外の多くの研究者たちと交流し、研究成果について討議する機会を得た。
本書の構成は、スマートウィンドウとは(1章)、予備知識:光学、電気化学(2章)、各種スマートウィンドウによる調光(3章)、スマートウィンドウの実用化における課題(4章)、まとめと今後の展望(5章)、引用文献(6章)からなる。この分野は学際的なので、物理・化学・数学などの多くの分野の基礎知識を要するが、必ずしも読者の方々がそれらの専門家ではないことも鑑み、なるべく本書1冊で他の専門書を参照しなくてもストーリーを理解できるように配慮した。また、本書で説明した重要な理論や実験結果についてはできるだけ原論文・原典を参照し、文献を明示した。
初版では詳しく述べることができなかった応答性について、スマートウィンドウの応答性の近似計算-CR直列回路をラプラス変換で解く方法を紹介した。また金属酸化物を多用する系なので時として触媒活性が問題になることもあり、金属酸化物の界面化学や、酸性酸化物や塩基性酸化物について詳論した。
スマートウィンドウはいまなお成長している分野であり、新たに生まれるバリエーションも多く、ここですべてを紹介することはできない。また、著者の解釈も必ずしも正確ではない箇所もあることを畏れるが、読者の方々のご意見を仰ぎたい。
永井 順一
■ スマートウィンドウの進化と実用化
■ 発 刊:2021年3月31日発行
■ 定 価:本体価格 60,000 円(税込 66,000 円)
本体 + CD セット 80,000 円(税込 88,000 円)
■ 体 裁:A4判・並製・140頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-98-8
★ スマートウィンドウ市場における新製品の開発ポイントがわかる!
★ 注目されるスマートウィンドウに関して基礎から最新動向までを解説!
★ 各種スマートウィンドウによる調光を詳細に解説!
★ これまでの講義・講演・執筆してきたことを中心にしてまとめた!
★ スマートウィンドウの実用化にむけて課題を総ざらい!
https://cmcre.com/archives/76552/
【本書の構成および目次概要】
第1章 スマートウィンドウとは
1.1 スマートウィンドウの役割
1.2 技術動向と社会情勢の変化
1.2.1 1970年代
1.2.2 1980年代
1.2.3 1990年代
1.2.4 2000年代
1.2.5 2010年から今日まで
第2章 予備知識:光学、電気化学
2.1 光の透過・反射・吸収
2.2 制御対象の光の領域
2.3 電気化学
第3章 各種スマートウィンドウによる調光
3.1 電気化学的酸化還元で色を変える
3.1.1 エレクトロクロミック(EC)
3.1.2 ミラー状金属の電析
3.1.3 ECスマートウィンドウの構造
3.2 触媒作用で色を変える
3.2.1 金属水素化物のミラー調光
3.2.2 水素スピルオーバーとWO3によるガソクロミック
3.3 電場で光学特性を変える
3.3.1 PDLC(Polymer Dispersed LC)
3.3.2 ゲスト・ホスト(GH)液晶
3.3.3 サムスン・スマートウィンドウ
3.3.4 SPD(Suspended Particle Device)
(1)NSG社での取り組み
(2)RFI(Research Frontiers Inc.)での取り組み
3.3.5 電気光学的光シャッターPLZT
3.3.6 光で色を変えるフォトクロミック(PC)
(1)フォトクロミックガラス
(2)有機フォトクロミック材料
3.3.7 熱で色を変えるサーモクロミック(TC
(1)VO2薄膜
(2)配位子交換(Ligand Exchange)型:CoCl2の場合
(3)Pleotint社のサーモクロミックウィンド
(4)NSG社のサーモクロミック
第4章 スマートウィンドウの実用化における課題
4.1 スマートウィンドウの実用性能
4.2 スマートウィンドウと省エネ性
4.3 大面積化Scaleupと応答性
4.3.1 IRドロップの問題
4.3.2 IRドロップの改善策-傾斜ITO
4.3.3 スマートウィンドウの応答性の近似計算-CR直列回路
4.4 耐久性
4.5 低コスト化
4.5.1 透明導電膜
4.5.2 メッシュ電極
4.5.3 誘電体(D)/Ag/誘電体(D)
4.5.4 金属ナノワイヤMetal-NW(Nanowire)
4.5.5 CNT、Graphene
4.5.6 湿式成膜
4.5.7 強磁性体ターゲットの非磁性化
4.5.8 成膜プロセスの改良
4.5.9 金属酸化物の界面化学
4.6 フレキシブルかフラットか
第5章 まとめと今後の展望
第6章 引用文献
☆目次の詳細とお申し込みはこちらをご覧ください↓
https://cmcre.com/archives/76552/
◎関連書籍のご案内
(1)フラットパネルディスプレイ(FPD)の潮流と支える周辺技術
☆ディスプレイの第一人者がFPDの最新潮流とそれを支える周辺技術に関して SID2020の注目技術を中心に紹介!
https://cmcre.com/archives/69285/
(2)AR/VR/MRマイクロディスプレイ世界の最新業界レポート
☆スマグラ、AR/MRグラスで、2025年までに最も高い成長率を示すAR表示機器とは!
https://cmcre.com/archives/66644/
☆弊社発行書籍の一覧はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/
◎最新セミナー/ウェビナーのご案内
(1)炭酸ガスと水からの化学的石油合成
開催日時:2021年4月30日(金)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/75428/
(2)3Dプリンターを利用した複合材料成形と応用
開催日時:2021年5月6日(木)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/76527/
(3)官能評価の基礎と手順・手法の勘所
開催日時:2021年5月7日(金)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/69366/
(4)エラストマーの技術トレンドと市場動向
開催日時:2021年5月10日(月)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/76604/
(5)脱炭素化を見据えた自動車パワートレインの電動化・高効率化対応技術の基礎
開催日時:2021年5月10日(月)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/75549/
(6)CFRP入門
開催日時:2021年5月11日(火)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/75620/
(7)水素ビジネスの動向および参入のための課題とポイント
開催日時:2021年5月11日(火)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/76505/
(8)電磁ノイズ低減を実現するシールド技術の基礎と応用
開催日時:2021年5月11日(火)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/70867/
(9)New-3D時代を創り出すAR/VR/MR機器とマイクロディスプレー
機器と表示デバイスの種類、参入企業、表示の課題《入門編》
開催日時:2021年5月12日(水)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/77008/
(10)粒子のハンドリングの基礎と評価
開催日時:2021年5月12日(水)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/71094/
(11)バイオフィルムの形成機構と除去・形成防止対策技術 〜 抗菌・抗ウィルスの視点も踏まえて 〜
開催日時:2021年5月12日(水)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/75547/
(12)Rではじめるケモ・マテリアル・インフォマティクス:社内データの活用法!
開催日時:1日目:2021年5月13日(水)10:30~16:30
2日目:2021年5月20日(水)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/category/seminar/semi_cmcr_f/
☆続々追加中!
☆開催予定のウェビナー一覧はこちらから!↓
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Evolution and Practical realization of Smart Windows
◎刊行に当たって
本書は、スマートウィンドウの基礎と応用について、筆者がこれまでに講義・講演・執筆してきたことを中心にしてまとめたもので、2018年に初版が出版された。
スマートウィンドウは、電気・光・熱などの外部からの刺激に応じてその光学的特性が変化するクロモジェニック材料を用いるもので、萌芽的研究は約40年前に始まった。当時は、そうしたものを調光窓、あるいは調光ガラスということが多かったが、やがて総称してスマートウィンドウといわれるようになった。著者は偶然ではあるが、そうした先駆的研究開発に当初から携わり、内外の多くの研究者たちと交流し、研究成果について討議する機会を得た。
本書の構成は、スマートウィンドウとは(1章)、予備知識:光学、電気化学(2章)、各種スマートウィンドウによる調光(3章)、スマートウィンドウの実用化における課題(4章)、まとめと今後の展望(5章)、引用文献(6章)からなる。この分野は学際的なので、物理・化学・数学などの多くの分野の基礎知識を要するが、必ずしも読者の方々がそれらの専門家ではないことも鑑み、なるべく本書1冊で他の専門書を参照しなくてもストーリーを理解できるように配慮した。また、本書で説明した重要な理論や実験結果についてはできるだけ原論文・原典を参照し、文献を明示した。
初版では詳しく述べることができなかった応答性について、スマートウィンドウの応答性の近似計算-CR直列回路をラプラス変換で解く方法を紹介した。また金属酸化物を多用する系なので時として触媒活性が問題になることもあり、金属酸化物の界面化学や、酸性酸化物や塩基性酸化物について詳論した。
スマートウィンドウはいまなお成長している分野であり、新たに生まれるバリエーションも多く、ここですべてを紹介することはできない。また、著者の解釈も必ずしも正確ではない箇所もあることを畏れるが、読者の方々のご意見を仰ぎたい。
永井 順一
■ スマートウィンドウの進化と実用化
■ 発 刊:2021年3月31日発行
■ 定 価:本体価格 60,000 円(税込 66,000 円)
本体 + CD セット 80,000 円(税込 88,000 円)
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■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-98-8
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【本書の構成および目次概要】
第1章 スマートウィンドウとは
1.1 スマートウィンドウの役割
1.2 技術動向と社会情勢の変化
1.2.1 1970年代
1.2.2 1980年代
1.2.3 1990年代
1.2.4 2000年代
1.2.5 2010年から今日まで
第2章 予備知識:光学、電気化学
2.1 光の透過・反射・吸収
2.2 制御対象の光の領域
2.3 電気化学
第3章 各種スマートウィンドウによる調光
3.1 電気化学的酸化還元で色を変える
3.1.1 エレクトロクロミック(EC)
3.1.2 ミラー状金属の電析
3.1.3 ECスマートウィンドウの構造
3.2 触媒作用で色を変える
3.2.1 金属水素化物のミラー調光
3.2.2 水素スピルオーバーとWO3によるガソクロミック
3.3 電場で光学特性を変える
3.3.1 PDLC(Polymer Dispersed LC)
3.3.2 ゲスト・ホスト(GH)液晶
3.3.3 サムスン・スマートウィンドウ
3.3.4 SPD(Suspended Particle Device)
(1)NSG社での取り組み
(2)RFI(Research Frontiers Inc.)での取り組み
3.3.5 電気光学的光シャッターPLZT
3.3.6 光で色を変えるフォトクロミック(PC)
(1)フォトクロミックガラス
(2)有機フォトクロミック材料
3.3.7 熱で色を変えるサーモクロミック(TC
(1)VO2薄膜
(2)配位子交換(Ligand Exchange)型:CoCl2の場合
(3)Pleotint社のサーモクロミックウィンド
(4)NSG社のサーモクロミック
第4章 スマートウィンドウの実用化における課題
4.1 スマートウィンドウの実用性能
4.2 スマートウィンドウと省エネ性
4.3 大面積化Scaleupと応答性
4.3.1 IRドロップの問題
4.3.2 IRドロップの改善策-傾斜ITO
4.3.3 スマートウィンドウの応答性の近似計算-CR直列回路
4.4 耐久性
4.5 低コスト化
4.5.1 透明導電膜
4.5.2 メッシュ電極
4.5.3 誘電体(D)/Ag/誘電体(D)
4.5.4 金属ナノワイヤMetal-NW(Nanowire)
4.5.5 CNT、Graphene
4.5.6 湿式成膜
4.5.7 強磁性体ターゲットの非磁性化
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開催日時:2021年4月30日(金)13:30~16:30
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