インテック、ブリスコラと産業界のAPIビジネス領域で連携

~ブリスコラ「BAMs Series」の販売代理店契約を締結し、産業界向け「APIプラットフォーム構築サービス」を強化~

TISインテックグループ

 TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:北岡 隆之、以下インテック)は、株式会社ブリスコラ(本社:東京都港区、代表取締役:末貞 慶太郎、以下ブリスコラ)が提供するフルライフサイクルAPI管理製品群「BAMs Series」に関する販売代理店契約を締結したことを発表します。
 この締結により、業界VANや地銀、製造業界をはじめとする産業界のAPIを利活用したデータ連携ビジネス“APIビジネス”領域でブリスコラと連携します。
 インテックは、強みであるEDIビジネスを通じたプロトコル連携、およびシステムインテグレーションノウハウとブリスコラのAPIに特化した高度な知見と高い製品力をもとに、産業界のAPI連携ビジネス戦略を推進する「APIプラットフォーム構築サービス」を強化します。

■APIエコノミーを取り巻く背景
 2022年、政府は「デジタル田園都市国家構想推進交付金(デジタル実装タイプTYPE2/TYPE3)」の指定都市を発表しました。デジタル実装タイプTYPE2/TYPE3の指定都市では、「データ連携基盤」と「API」を介したデータの相互連携・共有を行い、地域の魅力を活かしたサービスや地域課題を解決するサービスの実装を進めています。
 産業界でも、APIの利活用が注目され、DXの推進が益々加速し、企業が持つシステムやデータを安全かつ標準化し公開するなどのデータ利活用、他社サービスのデータや機能を自社サービスに組み込み提供するといったことによる、新たな経済的価値“APIエコノミー”を創出する流れが強まっています。

■APIエコノミー全体像<イメージ図>

■ブリスコラとの協業メリット
 ブリスコラは、OSS※1のAPIゲートウェイである「Kong Gateway※2」をベースに開発したフルライフサイクルAPI管理製品群「BAMs Series」と、API戦略コンサルティングおよび教育の提供を通じて、幅広い業種にわたる企業と自治体のAPIビジネスの拡充に寄与しています。
 インテックは、産業界の事業者がAPI連携ビジネスを始めるための支援サービスとして「APIプラットフォーム構築サービス」を展開しています。今回、ブリスコラと「BAMs Series」の販売代理店契約を結ぶことにより、APIマネジメントの中核機能である「Kong Gateway」とともに、ビジネス利用のAPIを公開するためのAPIポータルやIdP連携製品(OpenID Connect連携plugin)などのオリジナルソフトウェアを、お客様に構築提供できるようになります。

※1 OSS:ソースコードが公開されており、無償で誰でも自由に改変、再配布が可能なソフトウェアのことです。
※2 Kong Gateway:デジタル田園都市国家構想 データ連携基盤(APIゲートウェイ)の推奨モジュールとして提示・公開されています。推奨モジュールの概要(https://data-society-alliance.org/area-data/module/

■「APIプラットフォーム構築サービス」の強化ポイント
 「BAMs Series」にはAPI公開時に共通で必要となる業界標準のAPIセキュリティ「OpenID Connect」、および多数あるAPIの公開設定を統合して扱える管理機能を備えたソリューションがラインナップされています。
 「BAMs Series」により、「APIプラットフォーム構築サービス」のAPI開発と公開にかかるコスト、期間を大幅に削減するとともに産業界のAPIビジネスに適したソリューション・アーキテクチャでのAPIプラットフォームの構築提供が可能になります。
 自社で持つ有益なデータやサービス・プロダクトを他社へ展開し、データをビジネスとして利活用したい企業は、「APIプラットフォーム構築サービス」を利用することで、スピーディーなデータ連携による業務DX実現と新たなビジネススキーム形成を整備することができます。

■「APIプラットフォーム構築サービス」の概要<イメージ図>


■APIビジネス領域におけるインテックの取り組み
 インテックでは、APIを用いた顧客ビジネス視点で全体最適なサービス開発に取り組んできました。金融機関向け総合情報系ソリューションF³(エフキューブ)※3や統合データ活用サービスARQLID (アークリッド)※4といった提供サービスは、“変化に強い”“拡張性が高い”“信頼性が高い”マイクロサービス・アーキテクチャをAPIの組み合わせで実現しています。
 また、商流EDI(受発注)と金流EDI(資金決済)の未連携といった業界課題を解決すべく、流通サプライチェーンにおけるデジタル通貨を活用した実証実験※5に参画して、EDIとAPI連携による効果検証を複数企業と実施しています。

※3 金融機関向け総合情報系ソリューションF³(エフキューブ):金融機関向け総合情報系ソリューションです。ソリューション内のAPI管理には「BAMs Series」を採用しており、安定した動作と大量アクセス処理を行うことができるマイクロサービス・アーキテクチャを支えています。サービスの概要(https://www.intec.co.jp/service/detail/f3/
※4 統合データ活用サービス(ARQLID):様々なデータを活用して顧客(アプリ利用者)とのエンゲージメントを高め、LTV(顧客生涯価値)の向上や顧客内シェアの拡大をサポートする顧客体験向上ソリューションです。
サービスの概要(https://www.intec.co.jp/service/detail/arqlid/
※5 デジタル通貨を活用した実証実験:株式会社ディーカレットDCPが事務局を務めるデジタル通貨フォーラムにおいて実施された実証実験です。プレスリリース(https://www.intec.co.jp/news/2022/0531_1.html

■今後の展開
 インテックは、流通業や地銀、製造業をはじめ、様々な業界に対して、産業界の事業者が求めるAPIを介した新たなつなぐ仕組みを構築するための支援サービス「APIプラットフォーム構築サービス」をさらに強化します。インテックの持つEDI/EAI業務データ連携サービスや運用のノウハウとブリスコラのAPI管理製品群「BAMs Series」やAPI戦略コンサルティングノウハウとのシナジーを創出し、APIビジネス市場がより活性化されることに寄与していきます。

■エンドースメント
 インテック様との「BAMs Series」の販売代理店契約の締結、また、複数の展開されているサービスに「BAMs Series」を採用いただいていることを大変嬉しく思います。EDIをはじめとしたサービスの第一人者であるインテック様に弊社製品をお取り扱いいただき、APIによる新たな事業モデルの展開をいただくことで、新たなビジネス創出とDXのより一層の拡がりを期待します。

株式会社ブリスコラ   代表取締役 末貞 慶太郎氏

■「APIプラットフォーム構築サービス」について
 「APIプラットフォーム構築サービス」は、都市OS向けデータ連携基盤としてTISと共同開発および検証したプラットフォームを活用しており、自社で持つ有益なデータやサービス・プロダクト・機能を他社へ展開しデータをビジネスとして利活用したい産業界に対しての基盤構築サービスです。

「APIプラットフォーム構築サービス」の詳細は、以下をご参照ください。
 https://www.intec.co.jp/service/detail/apiplatform/

■「Briscola API Management Service(BAMs)」について
 BAMsは、Briscola API Management Serviceの略であり、ブリスコラが提供するAPI事業における製品・サービス・ソリューションからなる全ポートフォリオの総称です。特に世界で最も採用されているOSSのAPIゲートウェイである「Kong」を中心に、APIの設計開発から公開運用にいたるまでのフルライフサイクルAPI管理を実現した「BAMs Series」をサブスクリプションサービスとして提供しています。

「BAMs Series」のサービス詳細は、以下をご参照ください。
 https://briscola-api.com/products/series/

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

株式会社ブリスコラについて(http://www.briscola.co.jp/
 株式会社ブリスコラは、デジタルテクノロジ(ビッグデータ、IoT/M2M、センサークラウド、AI等)を活用した幅広いアプリケーションやサービスを実現するために鍵となるAPIソリューションに特化した事業支援会社です。Kong製品の提供とともにAPI利活用に関わるコンサルテーションやAPIプラットフォームの構築支援についても多くの実績があります。

ブリスコラAPI事業専用サイトは、以下をご参照ください。
 https://briscola-api.com/

株式会社インテックについて(https://www.intec.co.jp/
 お客様の経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客様に新しい価値を提供してまいります。

TISインテックグループについて
 TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

◆本サービスに関するお問い合わせ先
株式会社インテック 情報流通基盤サービス事業本部 サービスデザイン部
担当:花田、松山、蔵本 E-Mail:api_platform_info@intec.co.jp

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会社概要

TIS株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月