インドネシア スラウェシ島:ユニセフの教育支援物資到着、テントの仮設教室を450カ所設置へ【プレスリリース】
閉鎖される学校、教育の再開を
【2018年10月16日 ジャカルタ(インドネシア)発】
ユニセフ(国連児童基金)は本日、仮設教室のためのテント65 張を含む緊急教育支援物資30トンが、ドバイにあるユニセフの物資供給拠点から届けられたことを発表しました。これは、インドネシアの教育文化省によるスラウェシ島の地震と津波への緊急対応を直接支援するものです。
インドネシアの郡教育事務所のデータによると、スラウェシ島の4つの郡にある2,700校以上の学校のうち、幼児教育機関から中等学校までの少なくとも1,185 校が直接的な被害を受け、生徒164,651人が影響を受けているということです。地域における学校の多くは閉鎖され、現在も調査が続いていることから、この数はさらに増える可能性があります。
「教育文化省はユニセフの協力を得て、この地域に仮設教室を設立するために取り組んでいます。生活を再建し日常の時間が戻ってくることで、学校という場は、破壊のさなかに心を癒す場となるでしょう。家族が立ち直る助けにもなります」教育文化省のムハジル・エフェンディ氏は述べました。
ユニセフと教育文化省は、その他のパートナーとともに、スラウェシ島の地震と津波の影響を受けた地域において、ユニセフの品質基準に沿うテントの仮設教室を450カ所設置することを計画しています。1張が2つの教室となるユニセフのテントは、先ほどカリマンタンに到着し、今後数日間かけて、スラウェシ島の被災地域に設置される予定です。
「ユニセフは教育文化省と協力し、被災地域における学校教育を再開するための活動を行っています」と、ユニセフ・インドネシア事務所代表デボラ・コミニは述べました。「子どもが学校に通っていれば、彼らをケアし、責任を持ち、誘拐や搾取から守ることができます。教育は、このような緊急事態から回復する手段となるのです」
これまでに、 テント21張が仮設教室として設置されました。再び学校に通えるようになると、すべての子どもが、回復への道のりを歩み、安全で良い環境のなかで生活を立て直す機会を得ることができます。本日到着したテント65張に加え、さらに135 張と「箱の中の学校」200セットが水曜日と木曜日に到着する予定です。
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ユニセフは、世界各地で発生している洪水や地震などの自然災害の被災者のために、緊急・復興支援活動を行っています。日本ユニセフ協会では、ユニセフが各地で実施する自然災害への緊急・復興支援活動を迅速に支援するため、自然災害緊急募金を受け付けています。
<自然災害募金>
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https://www.unicef.or.jp/kinkyu/disaster/2010.htm
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