TIS、地域医療情報連携サービス「ヘルスケアパスポート」とサンリツの臨床検査結果を連携

地域の医療機関を下支えする「地域医療情報連携」システムの高度化を目指す

TISインテックグループ

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、株式会社サンリツ(本社:千葉県八千代市、代表取締役:吉田 道弘、以下:サンリツ)との協業により、TISの地域医療情報連携サービス「ヘルスケアパスポート」に、サンリツの臨床検査結果を連携することを発表します。
◆サービスに関するお問合わせ先
TIS株式会社 DXビジネスユニット ヘルスケアサービスユニット
ヘルスケアサービス企画部 ヘルスケアパスポート担当
TEL:050-1702-4053 E-mail:healthcare-passport@ml.tis.co.jp本連携により、サンリツに臨床検査を依頼している診療所や病院は、ヘルスケアパスポートを導入することで、アプリを通じて検査を受診した患者に結果を連携することができるようになります。これにより、患者への検査値連携をスムーズに実施でき、診療所や病院は事務負担の大幅な軽減が可能です。
また、ヘルスケアパスポートを使用している地域では、患者の同意のもと、これまでの基幹病院の医療情報に加えて衛生検査所の臨床検査データも地域の医療機関の間で共有されるようになります。これにより、より多くの医療健康情報が一元化・ネットワーク化され、地域の医療機関を下支えする「地域医療情報連携」システムの高度化を進めることができます。

今回の連携では、千葉大学医学部附属病院を中心とした地域での医療機関・患者間の医療情報連携を目指します。

<ヘルスケアパスポートによる「地域医療情報連携」イメージ>


■背景
診療所や病院では従来、患者からの検査結果に関する問合せ対応や、検査結果を郵送するなどの事務負担が大きく、当該対応にかなりの時間が取られてしまうという課題がありました。
また、新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけに、「検査結果を早く知りたい」という患者のニーズが高まり、診療所や病院から衛生検査所に対し、検査結果のスムーズな連携が求められるようになりました。
そこでTISは、本連携により、サンリツに臨床検査を依頼している診療所や病院と患者をヘルスケアパスポートでつなぎ、患者へのスムーズな検査結果の連携を実現します。また、アプリ上で患者と診療所や病院のやり取りが実現されることで、診療所や病院の事務負担の軽減にも繋がります。さらに、こうした医療・健康に関する情報が患者自身へ還元されることで、生涯にわたり、患者の手元で情報を管理できるようになり、患者自身の理解や健康への意識が高まる効果が期待されます。

■本連携のポイント
本連携により、以下3点を実現します。
①検査が完了した日の最短翌日にヘルスケアパスポートの患者アプリに検査結果を表示可能
※患者アプリに表示する検査項目は、診療所・病院ごとに設定が可能
②診療所・病院は、ヘルスケアパスポートから患者の検査結果を閲覧可能
※患者が受診した基幹病院や調剤薬局の記録、自己管理している日々の記録も閲覧可能
③調剤薬局では、患者の同意のもと検査結果を閲覧でき、服薬指導に活用可能


■今後の展望
千葉大学附属病院を基幹病院とする「地域医療情報連携」の利用促進に向けて、サンリツの地場に根付いたネットワークを活かし、千葉県内の診療所や病院への展開を進めていきます。また、TISは本連携を皮切りに、サンリツとの協業により開発した臨床検査結果の連携機能を他の衛生検査所にも拡大していきます。さらに、疾患管理アプリや多職種連携サービス等とのデータ連携も引き続き推進し、病診薬連携を簡易に迅速に実現するための機能を拡充していきます。
今後も、地域医療連携を推進したい全国の医療機関、自治体に向けてヘルスケアパスポートを展開し、ITの力で生活者のすべてのライフステージにおける健康を支援する仕組みを提供していきます。

 
■株式会社サンリツからのエンドースメント
サンリツはヘルスケアパスポートに衛生検査所向けの機能が拡充されたことを歓迎します。
医療需要が増加する中、TISが運営するヘルスケアパスポートと、サンリツの臨床検査技術と豊富な受託医療機関の組み合わせにより、検査結果を患者にもスムーズに報告できるシステムが実現されました。この度の検査情報の連携を通じて、サンリツの臨床検査の都度、患者のPHRが速やかに更新されることで、患者自身によるPHR活用と地域医療の支えにつながることを期待しています。
今後もサンリツは、地域の期待に貢献できる「技術」「情報」「サービス」を地域ネットワークの中で提供し、地域とともに歩み続けて参ります。

株式会社サンリツ
取締役 営業部 部長
遠藤 隆吉


■千葉大学医学部附属病院からのエンドースメント
医療機関では、衛生検査所への臨床検査委託は欠かせないものとなっているだけでなく、衛生検査所からの様々なサービスが医療提供の充実に貢献しています。医療機関では臨床検査の結果を患者にお知らせしていますが、負担の割に行き届いたサービスとはなっていません。例えば、複数の医療機関で得られた結果をまとめることは適切な医療的判断に寄与するものの、患者本人や医療機関スタッフの個々の努力次第でした。衛生検査所が、臨床検査の結果の共有を促進する仕組みを提供することは、医療機関にとっても、患者にとっても、適切な医療につながるメリットが期待されます。これからさらに推進される地域医療連携において威力を発揮するものです。

千葉大学医学部附属病院
患者支援部 部長・特任准教授
竹内 公一

 

■「ヘルスケアパスポート」について
ヘルスケアパスポートは医療従事者と生活者が双方向でつながり、医療・健康情報を管理することができる双方向型PHR情報連携基盤サービスです。金融機関のシステム構築で培われたセキュリティとプラットフォーム技術をベースに、地域医療連携を中心に利用者が自らの医療・健康情報を自ら管理できるSaaS型サービスとして提供しています。生活者の同意があれば、地域の病院、診療所、調剤薬局、福祉施設等はそれらの情報(PHR)を参照しての処置・対応を実現(地域医療連携)できます。

本サービスの詳細は、以下URLをご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/healthcare-passport/

 
■「ヘルスケアプラットフォーム」について
ヘルスケアプラットフォームは、日々の健康増進から病気の予防や治療、介護に亘るさまざまなライフステージの生活者を支える「医療」「健康」情報を対象に、それらを活用するためのIT技術が集約されたオープンなプラットフォームです。TISはヘルスケアプラットフォームを中核とし「地域」「職域」「製薬」「保険」「ヘルスケア」の、5つの市場でサービス展開を進めます。

詳細は、以下URLをご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/healthcare-pf/

 

 
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

 

TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

 

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

 ◆サービスに関するお問合わせ先
TIS株式会社 DXビジネスユニット ヘルスケアサービスユニット
ヘルスケアサービス企画部 ヘルスケアパスポート担当
TEL:050-1702-4053 E-mail:healthcare-passport@ml.tis.co.jp
 

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月