TSIホールディングス本社にて、初の「Sustainability WEEK」を開催

株式会社TSIホールディングス

株式会社TSIホールディングス(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長CEO 下地 毅)本社東館1階のエンタメエリアにて、10月27日(月)~30日(木)の4日間、初の「Sustainability WEEK」を開催いたしました。

4日間のイベントを通じて、サステナブルなモノづくりへのアクションが出来るような啓発活動の推進を目的に、初日は映画の上映、翌日から2日間はサステナブル素材を展示した製品展、最終日はWWDJAPAN Educations主催の「リセール革命―ファッションの新収益モデルを探る」をテーマとしたセミナーを実施しています。

初日は、社員およびアパレル同業他社の皆さまをお招きしての「ファッション・リイマジン」の上映会で、2017年、英国ファッション協議会とVOGUE誌が英国最優秀新人デザイナーに選出した、ファッションブランド「Mother of Pearl」のクリエイティブ・ディレクターを務めるエイミー・パウニーが、環境活動家の両親のもと、大量消費が当たり前だったファッション業界に危機感を抱き、賞金10万ポンドをもとに「Mother of Pearl」をサステナブルなブランドに変革することを決意し、革新的なサステナブルコレクションでファッション業界を変えるべく奮闘する彼女の旅を追ったドキュメンタリー映画を鑑賞していただきました。 

2日目、3日目は、サステナブル素材の製品展で、年を追うごとに気候変動が激甚化している地球環境に対して、負の影響を低減していくモノづくりを、グループ全社をあげて推進していくことを目的に、リサイクル素材、オーガニック素材、そして革新的な技術を用いたテキスタイルなど、地球と人にやさしい、多彩な素材を紹介しました。

併せて、㈱TSIが2025年春に取得した国際オーガニックコットン認証のOCS素材、弊社が出資しているインドのオーガニックコットン畑で生まれたコットン素材、さらに未来の素材として注目を集めるSpiber㈱の素材もブースで展示し、12月から販売をスタートする、アパレル業界初のOCS認証を取得した生地を使ったナノ・ユニバースのシャツも会場入り口に掲示いたしました。

また、会場内には、「TSIの原材料の考え方」「TSIの原材料環境負荷低減目標」「TSIの温室効果ガス削減」「TSIの環境配慮型素材」「生物多様性の保全と再生」などをパネルで展示し、ファッションの未来を紡ぐためのわれわれの行動と現状を説明しました。

最終日は「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクターの向 千鶴氏をモデレーターに起用したWWDJAPAN Educationsが主催するセミナー「リセール革命―ファッションの新就役モデルを探る」を開催。まず、向ディレクターが “ファッション循環時代におけるリセールの位置づけ” を説明。

ファッション産業の持続可能な未来に向けては、「つくって、売って、終わり」という直線型の流れを改め、素材からデザイン・生産、販売、着用、回収、再資源化まで、すべての工程をつなぎ直すカギのひとつとして急成長を遂げるリセール市場を国内外の最新事例を交えながら、リセールがどのように「コスト」から「利益」へ転換しているのかをダイジェストで紹介しました。

続くセッションでは、“サーキュラーエコノミーの新たな経済圏の可能性と課題”をテーマに、

エコミット代表取締役社長CEOの川野 輝之氏と、衣類・ファッション雑貨の回収事業に挑戦しているビームス経営企画本部サステナビリティ推進部 金城 奈美氏を迎え、強いカルチャーや顧客基盤を持つファッション企業にとって古着を回収するとはどんな意味を持つのか、実証実験で何を検証しようとしているのか、その計画の背景にある課題と期待される可能性をお話いただきました。

第3セッションでは「なぜ “オウンドリセール” は成功したのかーマーガット・ハウエルと三井不動産の挑戦」をテーマに、弊社代表ブランドの「マーガレット・ハウエル」セクション長の山本 真也がオウンドリセールに踏み切った理由とその成果や可能性・課題を明らかにしてきた背景を、三井不動産商業施設運営一部 オムニチャネル推進グループ長の藤本 真一氏が大型商業施設にリセールを取り込みリアルとデジタルを融合させた新たな収益モデルを推進する可能性を、そしてフリースタンダード 代表取締役社長の張本 賢雄氏がオウンドリセール市場の概要について語り、ブランド・商業施設・市場の最前線から、それぞれが直面する現状と課題を深掘りし、「リセールが切り拓くファッション産業の未来像」について資料を見せながらリアル&オンライン受講者の皆さまに説明しました。最後は登壇者全員で、

「新リセール市場はファッションビジネスの突破口となるか?」について、ブランドの収益モデルとしての可能性から、施設や地域を巻き込んだ循環の仕組みづくりまで、それぞれの立場からリアルな視点を持ち寄り、次のアクションへのヒントを共有しました。

https://www.wwdjapan.com/articles/2225694

今回の「Sustainability WEEK」を企画・運営した弊社SDGs推進部長の本宮 青芸は「サステナブルなファッション企業であるためには多角的なアプローチ・アクションが必要です。そしてこの実践には、私たちだけではなく、お取引先さまや同業他社の皆さま、業界団体の方々との協働あってこそ行うことができると考えています。今回のイベントでは、主にモノづくりを行う部署の方々に向けて、会社のコミットメント・定義・基準を理解したうえで、サステナブルアクションを実践していけるように「知る・創る・長く愛される」をコンセプトに、生産統括部・広報など部署の横断かつ、お取引先さまにもご協力いただきながら開催することができました。今後もすべてのステークホルダーに対して誠実な企業であるために会社を上げて取り組んでまいりたいと思います。」とコメントし、次回開催への思いも新たにしました。

▼本件に関するお問い合わせ▼                                       株式会社TSIホールディングス 財務広報IR課

TEL:03-5785-6412

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会社概要

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URL
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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区赤坂8-5-27 住友不動産青山ビル
電話番号
03-5785-6400
代表者名
下地 毅
上場
東証プライム
資本金
150億円
設立
2014年03月