MUJI BOOKS 『みなそこ』刊行のお知らせ
無印良品を企画、開発する株式会社良品計画(東京都豊島区/代表取締役社長 堂前 宣夫)は、絵本『みなそこ』を12月29日(水)より、無印良品MUJIBOOKS展開店舗にて発売いたします。(ネットストアは 1月以降順次販売開始予定)
■インドのタラブックスと一緒に作ったハンドメイド絵本
この度刊行する絵本『みなそこ』(発行元:良品計画)は、インドのチェンナイにある小さな出版社TARA BOOKS(以下、タラブックス)の全面協力のもと完成したハンドメイドの絵本です。タラブックスは、1994年の設立以来、インドに古くから伝わる土着の芸術を取り上げ、民俗画家たちの作品を初めて本にしたパイオニアと言えます。タラブックスは内容から印刷や製本まで、すべて自分たちで行います。お互いの顔が見える範囲の少人数で、自分たちが本当に納得できる仕事だけを丁寧に行うことを徹底した結果、デジタルが横行するこの時代に、紙の本の可能性を、世界に向けて示してくれました。彼らの地道な社会的取り組みと、彼らにしか作れない世界で最も美しい本について、深く感動し、今回の絵本づくりが実現しました。
本書は、著者である兄弟の故郷、少数先住民族ワルリ族がくらす、ガンジャード村から出発します。高層ビルがそびえ立つムンバイを経由して、舞台は海の彼方の日本へ。最後のページでは、日本の粟島の海の生きものとともに、インドのガンジャードの川の生きものが描かれており、淡水と海水の境を超えて共存しています。本書を通じて、国や言語を超えて共鳴しあう、自然と生きる健やかな日々における精神世界の豊かさを、感じていただけることでしょう。
原書は、2020年にインドで刊行された「The Deep」(発行元:TARA BOOKS)です。本書は、タイトル、装丁デザイン、あとがきの追加など、原書と異なるいくつかの変化があり、テキストを置き換えただけの従来の翻訳出版とは一線を画する、新たな可能性を示すものです。
また、再生コットンの紙を漉き、紙を染め、シルクスクリーンで印刷。仕上げは、糊を一切使わない手製本。本をつくるすべてのプロセスが、インドの小さな工房にいる職人たちの手しごとです。水面のような表紙のマーブル柄も、一冊としておなじ模様はありません。
新型コロナウイルスの感染拡大の最中に生まれた本書の最後には、著者であるワイエダ兄弟から読者へのメッセージがおさめられています。
「川のいのち 海のいのち まだ見ぬいのち みんな みなそこで つながっている」。
<商品概要>
書名:みなそこ
著者:ワイエダ兄弟(Mayur & Tushar Vayeda)
価格:3,850円 消費税込
ページ数:24ページ
用紙:リサイクルコットンペーパー
印刷製本:シルクスクリーン印刷、手製本
サイズ: D8×W416×H238 (mm)
ISBN: 978-4-909098-31-3
無印良品では、商品と本が気持ちよくつながりあう売場「MUJI BOOKS」を大型店舗で展開し、豊かなくらしのヒントを発見していただけるよう、さまざまな「本のあるくらし」を提案しています。
□ MUJI BOOKS展開店舗
銀座、札幌パルコ、シエスタハコダテ、仙台ロフト、東武動物公園駅前、エルミこうのす、所沢西武、イオンモール川口、イーアスつくば、柏ステーションモール、イオンモール木更津、みんなみの里、錦糸町パルコ、東京有明、アトレ恵比寿、丸井吉祥寺店、新百合丘オーパ、小田急百貨店町田、グランツリー武蔵小杉、NEWoMan YOKOHAMA、 Colette・Mareみなとみらい、コースカベイサイド横須賀、ららぽーと沼津、静岡パルコ、浜松遠鉄百貨店、イオンモール松本、直江津、野々市明倫通り、イオンモール高岡、アスモ高山、イーアス春日井、近鉄百貨店四日市、京都山科、イオンモールKYOTO、グランフロント大阪、阪神梅田本店、心斎橋パルコ、リノアス八尾、近鉄あべのハルカス、イオンモール堺北花田、イオンモール四條畷、アクタ西宮、アリオ倉敷、広島パルコ、セントシティ北九州、ガーデンズ千早、MUJIキャナルシティ博多、イオンモール福岡伊都、COCOSA熊本下通
※無印良品ネットストアは 1月以降順次販売開始予定
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