【サステナビリティ経営の実現を目指す森永乳業】北海道常呂郡佐呂間町との「水資源の確保に関する連携協定」締結のお知らせ
森永乳業株式会社佐呂間工場(佐呂間工場長 千田 稔洋)は、北海道常呂郡佐呂間町(佐呂間町長 武田 温友)と3月3日(月)に「水資源の確保に関する連携協定」の締結式を行いましたので、お知らせいたします。
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1.「水資源の確保に関する連携協定」について
森永乳業は1972年に佐呂間町にて佐呂間工場の操業を開始し、長年にわたり地域の皆さまと共生してまいりました。佐呂間工場は年間約30万tの生乳からバターや脱脂粉乳など乳製品を製造する当社グループの主力工場のひとつになります。このたび、森永乳業グループのサステナビリティ中長期計画2030の「環境配慮と資源循環」において、“水資源などの効率利用による使用抑制”への貢献を目指し、佐呂間工場で使用する佐呂間町の地下水を循環して再利用するための膜処理システムを導入いたします。このシステムは佐呂間工場の地下水時間平均使用量の約50%を処理できる能力を有しています※。2027年4月稼働予定です。
※循環システムがフル稼働した場合
森永乳業グループは、弊社佐呂間工場と佐呂間町との「水資源の確保に関する連携協定」を通して、ともに町全体が抱える水資源に関する課題の解決を目指します。
2.水資源の再利用のイメージ
<稼働前>
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<稼働後>
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3.コメント
◆佐呂間町 武田町長
佐呂間町は周囲に高い山や一級河川がなく、町の「水がめ」や大量に取水できる場所がないことから周辺の低山脈の小河川から町内7カ所に取水施設を設けて一般世帯だけでなく、酪農、水産加工施設等の町内事業所へも水を供給しており、町全体の水資源確保に苦慮しています。
また、近年の温暖化による異常気象は干ばつをもたらす頻度も高く、安定的な水の供給に課題を抱えている中で、水リサイクル対策は「持続可能な世界の構築」に貢献する大きな取組みの第一歩となります。佐呂間町にとって、水資源を有効活用できる設備が誕生することは佐呂間町に大きな夢を与えてくれます。このたびの協定締結を機に、佐呂間町民の「かがやく“笑顔”のために」取組みを進めることができればと思います。
◆森永乳業 佐呂間工場 千田工場長
酪農や水産加工業など水を必要とする1次産業が盛んな地域である佐呂間町において、水資源を確保することの大切さを武田町長からもお聞きし、このたび「水資源の確保に関する連携協定」を結ばせて頂きました。
佐呂間工場の生産工程には多くの水が必要です。その生産工程で使用した水を再生利用するシステムを構築することで、工場における地下水資源の使用量の抑制を進めて参ります。これにより佐呂間町地域の限りある地下水資源の保全が期待できます。
佐呂間工場は、この佐呂間町で操業を開始し、50年以上お世話になってきました。このシステムによって佐呂間町の皆さんや酪農家さんの多いこの地域に少しでも恩返しできればと考えております。さらにこの協定によって佐呂間町とともに次の50年、操業を継続していくことで北海道の酪農発展に貢献して参ります。
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