フェムケアに関する意識・実態調査

~「フェムケア」の言葉を知る人ほど、ケアを実践。実施率の差は2倍以上!サービス・商品が多様化するなか、選択肢を知り自分に合った方法を選ぶことが鍵~

株式会社エムティーアイ

 (株)エムティーアイが運営する、すべての女性の一生に寄り添うウィメンズヘルスケアサービス『ルナルナ』では、定期的にサービス内でさまざまな意識調査を行い「ルナルナ通信」として発信しています。

 Vol.72では、生理用品ブランド「ロリエ」を展開する花王株式会社と共同で、生理用品選びやVIO(デリケートゾーンの総称)ケアなどの「フェムケア※」に関する意識・実態調査を実施しました。

 近年、生理用品やデリケートゾーンケアなど、女性の心身の健康を支える商品・サービスの選択肢は多様化しています。そこで本調査では、「フェムケア」の言葉の認知や実施状況、情報の入手経路などを、時に年代別にも見ながら探りました。

 調査結果では、「フェムケア」の言葉の認知度は10代にて低くなるなど、年代によって差が見られました。一方で、言葉を知っている人ほどデリケートゾーンのケアを実践している傾向も確認され、言葉を知っているかどうかで実施率の差は2倍以上におよぶという発見も。また、30歳以上の8割が「今の若い世代の方が選択肢は広がっている」と回答しており、世代によるギャップや、フェムケアを取り巻く環境の変化もうかがえます。

 本調査を通じて、一人でも多くの女性が自分の悩みやライフスタイルに適したフェムケアの選択肢を知り、自らに合う方法を選ぶきっかけになればと思います。

※本調査における「フェムケア」とは、生理用品の選択やVIOケアなど、女性の心身の健康を支えるケア全般を指します。

調査時期:2026年8月28日(金)~9月4日(金) 
調査方法:『ルナルナ』にて調査 有効回答数:15歳以上の女性2,276名 

■ 全体では4割以上、10代では約8割が「フェムケア」を聞いたことがない!身近なアイテムには、10代「生理用品」、20~30代は約3人に1人が「VIO専用洗浄料」と回答。

Q. 「フェムケア」という言葉について、どの程度知っていますか。

 「フェムケア」という言葉の認知度は、「言葉も意味も知っている」16.5%、「言葉は聞いたことがあるが意味は知らない」39.4%、「聞いたことがない」44.1%でした。言葉を聞いたことがある人は半数を超えるものの、意味まで理解している人は2割未満にとどまっています。

 「聞いたことがない」という回答は、20代以降は3~4割だったのに対し、10代(15~19歳)では77.0%と高い結果でした。

Q. 生理・フェムケアにおいて、あなたにとって【一番身近だ】と思うものを教えてください。(上位4つ)

 続いて、回答者へ「フェムケア=主に女性の身体や健康、特にデリケートゾーンのケアを行う製品やサービスのこと」と用語の解説を行ったうえで、自身にとって最も身近と感じるフェムケアを聞いてみました。最も多かったのは「肌質に合ったナプキン」で、全体では38.7%、10代では60.9%に上りました。一方20代の女性にとっては、「VIO専用洗浄料」37.7%が最多となり、全体(28.2%)を約10pt上回りました。

 10代にとって「フェムケア」という言葉の認知度は低いものの、生理用品選びなどを身近に感じる人が多く、フェムケアの入り口が生理周辺の課題であることがうかがえます。また、20代以降はVIO関連のケアが日常に浸透しつつある様子が伝わってきました。

■ 生理用品はナプキンの使用が97.9%と圧倒的!吸水ショーツや月経カップは少数派。

Q. 現在、使用している生理用品を教えてください。(複数回答)

 ここからはフェムケアの実施状況について見ていきます。現在使用している生理用品は、「ナプキン」が全体で97.9%と突出して高い結果となりました。この数字は10~40代にかけてほぼ変わらず、幅広い世代で非常に高い割合です。「タンポン」は全体で17.2%ですが10代では8.6%と半減。吸水ショーツは全体で11.0%、月経カップは1%未満にとどまっています。2020年頃のフェムテックブームを契機に生理用品も多様化してきましたが、実際の使用状況は手軽に入手でき使い方もわかりやすいナプキンがメインのようです。

■ 過半数が何らかのVIOケアを経験!そのうち6割以上が衛生面での不安が軽減。
未経験者には、費用面の心配や心理的ハードルも…。

Q. ここからは、デリケートゾーンのケアについてお聞きします。VIOケア(VIO脱毛や、専用の洗浄料・保湿クリームの使用など)の実施経験を教えてください。

 続いてはVIOケア(脱毛や専用洗浄料、保湿など)の実施状況をたずねました。「現在実施している」36.2%、「過去に実施していたが今はしていない」15.7%と、合わせて51.9%が実施経験があることがわかります。20代の実施経験率は67.9%、30代は63.9%と他の年代よりも割合が高い結果となりました。また、10代では「受けたことはないが興味・関心はある」69.3%が最も多く、関心の広がりがうかがえます。

 VIOケアには自己処理によるトラブルが生じる場合もあるため、特に未成年の場合は保護者に相談したり、気になる症状や不安がある場合は皮膚科や婦人科などの医療機関に相談したりしながら安全に取り組むことが望まれます。

Q. あなたが実施している(したことがある)VIOケアについて教えてください。(複数回答)

 経験者に実施したことのあるケアを聞くと、「専用洗浄料」68.3%が最も多く、「VIO脱毛(医療・サロン)」54.2%、「VIO脱毛・除毛(自己処理)」48.7%と続きました。

 最多となったVIO専用洗浄料は、近年、大人用はもちろん低年齢から使用できるアイテムや、専用のブラシなどラインアップが豊富です。選択肢の広がりが、幅広い世代への浸透の背景のひとつかもしれません。

Q. VIOケアを取り入れて良かったと感じることを教えてください。(複数回答:上位4つ)

 取り入れて良かったことについては、「衛生面の不安が軽減した」61.5%、「肌トラブル(ムレ・かゆみ等)が軽減した」56.5%、「見た目・美容面で、気持ちが楽になった」48.5%が上位にあがりました。また、経験者の87.1%が周囲に「勧めたい」または「どちらかといえば勧めたい」と回答していることからも、多くの人がVIOケアを肯定的に捉えていることがうかがえます。 

 過度な洗浄、カミソリや毛抜きなどを用いた自己処理は皮膚トラブルや衛生面の悪化につながるおそれがあります。繊細な部位だからこそ、自己判断だけで対処せず正しい知識に基づいたケアを心がけることが大切です。気になる症状が続く場合や、ケア後に肌や身体の異変を感じた場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

Q. VIOケアを実施したことがない理由を教えてください。(複数回答)

 VIOケア未経験者に実施したことがない理由を聞くと、「費用がかかると思う」65.0%が最多となりました。続いて「恥ずかしさ・抵抗感がある」48.3%となり、特に40代以降は恥ずかしさや抵抗を感じる割合が6割近くと高い傾向にあります。

 費用や恥ずかしさに加え、「情報が十分でない」という回答も約3割に上るなど、VIOケアの実践にはさまざまなハードルが存在していることがうかがえます。

■ フェムケア情報の入り口はSNSやネットへシフト。一方、昔も今も約3割は情報に触れる機会なし。

Q. あなたが10代の頃、生理・フェムケアに関する情報を主にどこから得ていましたか。(複数回答)

 続いては情報の入り口について探るべく、10代の頃の生理やフェムケアに関する情報源(現在10代の回答者は現在の状況を回答)をたずねました。

 生理・フェムケアに関する情報源は、10代の頃を振り返ると年代による違いが見られました。年代が高い人ほど「雑誌・書籍」や「友人・知人」から情報を得ていた割合が高く、若い世代では「インターネット」・「SNS」の活用が目立ちます。ここ20年ほどでSNSやインターネット環境は大きく変わり、生理・フェムケアの情報源についてもその影響は大きいことが読み取れます。

 一方で、年代間で変わらない結果も。「学校の授業・保健の先生」35.2%、「母親・家族」38.0%は、いずれも10代から40代まで回答割合に大きな差は見られませんでした。さらに、10代の頃「特に情報を得る機会はなかった」と回答した人は全年代で2~3割ほどいる結果となり、情報媒体が多様化した現在でも、情報が届きにくい層が一定数いることがうかがえます。

■ 「フェムケア」の言葉を知っている人のVIOケア実施率は8割超!一方で聞いたことがない人は約3割。

Q. 「フェムケア」という言葉について、どの程度知っていますか。× VIOケア(VIO脱毛や、専用の洗浄料・保湿クリームの使用など)の実施経験を教えてください。

 ここまでフェムケアという「言葉の認知」と「実際の行動」をそれぞれ見てきましたが、言葉の認知度別にVIOケアの実施状況を見ると、「言葉も意味も知っている」と回答した人の実施率は「現在実施している」66.8%、「過去に実施していたが今はしていない」16.5%を合わせると83.3%だったのに対し、「言葉は聞いたことがあるが意味は知らない」と回答した人では合わせて60.6%、「聞いたことがない」と回答した人では合わせて31.8%と大きく差が開く結果となりました。言葉を認知している人ほど実際のケアにも取り組んでいることがわかります。

■ 30歳以上の8割が「今の若い世代は選択肢が広がっている」と実感。自身の選択にも変化。

Q. 現在30歳以上の方にお聞きします。生理・フェムケアに関する選択肢の広がりについて、今の10代・20代を見て、ご自身が10代・20代だった頃と比べてどう感じますか。/ Q. ご自身の10代・20代の頃と比べて、自分に合った生理用品を選べるようになっていると感じますか。

 ここでは30歳以上を対象に、生理やフェムケアに関する選択肢が自身の若い頃と比べてどう変化したと感じるかを聞きました。結果は「今の若い世代の方が、選択肢が広がっていると感じる」81.1%となり、多くの人が選択肢の広がりを実感していることがわかります。

 さらに以前と比べて自分に合った生理用品を選べるようになったと感じるかについては「強くそう感じる」24.7%、「やや感じる」49.8%となりました。前問は今の若い世代における選択肢の広がりを示していましたが、自身の生理用品選びにおいても約4人に3人が変化を実感しているようです。

 選択肢の広がりを感じているリアルな声として、30歳以上のユーザーの回答を一部紹介します。

★インターネット(SNSやYouTubeなどを含む)の普及によってフェムケアの情報にアクセスしやすくなった。現在30代だが、私が10代の頃はそもそもデリケートゾーンについてのトピックにアクセスする術が何も無かった。

★インフルエンサーや医師の方々がSNS等で発信してくれたおかげで、相談するハードルが下がり自分の身体の事に向き合いやすくなったと感じます。

★商品の種類が圧倒的に増えた。情報もネットから得やすくて、「こんな方法があったのか!」とか、「こんな風に苦痛を感じている人がいるのか〜」と思う事が多い。

★生理用品自体の選択も増えたし、生理は人それぞれという情報も広く知られるようになった。

また、そのおかげで医療機関への受診を促す記事なども多くなったし、男性上司がフェムケアについて知っていることで相談を遠回しに言っても気づいてもらい易くなってきたのでこれからの人たちはもっと快適に学校生活や仕事を楽しんでいけるのではと感じることが増えた。

★VIO脱毛が身近になりつつある、ドラッグストアにケア用品が目につくところに陳列されている。

★娘が使用してるのを見てこんなに商品が豊富なのかと驚いた。

■ 約6割がフェムケアの話題の広がりを実感!きっかけとして大きいのはネットやSNSの存在。

Q. あなたの周りで、生理・フェムケアに関する話題が、以前より広がってきていると感じますか。

 改めて全年代を対象に、生理・フェムケアに関する話題の広がりを以前より感じるか聞くと「強く感じる」17.2%、「やや感じる」41.5%で、合わせて58.7%でした。特に50代以上の同割合は67.0%と他の年代よりも高く、生理・フェムケアを取り巻く環境の変化を感じている人が比較的多いことがわかります。 

Q. あなたの周りで、生理・フェムケアに関する話題が広がってきていると感じるきっかけを教えてください。(複数回答:上位5つ)

 話題の広がりを感じるきっかけは「ネット・SNSで見る頻度が増えた」82.8%が最も多く、「店舗で商品を見る機会が増えた」49.6%、「メディアで取り上げられるようになった」35.5%と続きました。フェムケアに関する情報や商品との接点は、オンライン・オフラインの双方で広がっていることがうかがえました。

 今回の調査から、「フェムケア」という言葉を認知している人ほど、実際のケアの実践率も高いことがわかりました。また、現在はフェムケア情報に触れられる機会が増えていることを実感する声も多く、インターネットやSNSの存在がフェムケアの広がりに大きく影響しているなど、情報環境の変化も印象的でした。

 フェムケアに関する商品やサービスは年々多様化していますが、何が自分に合うかは一人ひとり異なります。大切なのは、流行や周囲の声に合わせることではなく、自身の悩みやライフスタイルに合わせて必要な情報を取り入れ、自分に合った選択をすることではないでしょうか。

 『ルナルナ』は今後も、「FEMCATION®(フェムケーション)※」を通じて、年齢や性別を問わず誰もが、女性のカラダやココロについて正しく学べる機会を創出し、あらゆる女性たちが、より生きやすく、暮らしやすく、働きやすい社会の実現の一助となることを目指します。

◆生理用品ブランド『ロリエ』について:https://www.kao.co.jp/laurier/

『ロリエ』は、“生理をもっと過ごしやすく”をブランドパーパスに掲げ、商品開発だけでなく、ナプキンの備品化®プロジェクト「職場のロリエ」「学校のロリエ」や、初経教育活動など、生理をはじめとする女性たちの健康に寄り添う活動も行っています。

「職場のロリエ」は、企業の福利厚生の一環として、トイレットペーパーと同じように、職場のトイレに生理用ナプキンを備品として設置することを推進するプロジェクト。突然生理が来ても安心して仕事ができる職場を増やすことをめざし、生理用品ブランド『ロリエ』が2022年に日本で初めて*1開始しました。取り組み開始以降、オフィスだけでなく工場や建設現場など多様な職場へ拡がり、「学校のロリエ」と合わせて導入数が1,300件*2を超えています。

*1 ブランド(ナプキンメーカー)として初めて職場でのナプキンの備品化を推進。

 調査期間:2024年12月2日~25日 調査機関:株式会社未来トレンド研究機構 調査概要:市場調査、知財調査

*2 2026年7月末時点(「職場のロリエ」導入社と「学校のロリエ」導入校の合計件数)

 

◆『ルナルナ』について:https://lnln.jp/

生理日管理をはじめ、初潮前後の心身のサポートから、妊活・妊娠・出産・更年期、ピル服薬や医療機関の受診支援※1まで、すべての女性の一生に寄り添うウィメンズヘルスケアサービス。アプリの累計ダウンロード数は2,300万以上(2026年4月時点)で、蓄積されたビッグデータを用いて、独自の予測アルゴリズムを確立し、より精度の高い排卵日予測も可能※2です。また、女性のカラダとココロの理解浸透プロジェクト「FEMCATION®」を通して学びの場を創出するなど、社会全体で寄り添いあえる環境づくりに取り組んでいます。

2025年11月にサービス提供開始から25周年を迎え、新ステートメント“世界でいちばん、あなたのことを知っている。”を発表。自治体と協働したプレコンセプションケアの推進や妊活支援に注力するなど、社会と連携しより多くの女性が自分のカラダと向き合えるための取り組みを推進しています。

★25周年を記念し、サービスが歩んできた歴史を時代の変遷と共に振り返る【#『ルナルナ』25周年 今だから話せる秘話】もぜひご覧ください:https://note.com/mtiltd/m/m14bb7ad5a531

※1:医療機関の受診サポート:「ルナルナ メディコ」https://sp.lnln.jp/brand/services/lnlnmedico_general

『ルナルナ オンライン診療』 https://lp.telemedicine.lnln.jp/p

ピルのオンライン診療『ルナルナ おくすり便』 https://okusuri.lnln.jp/s/lp/lunaapp_okusuri_lp/okusuri_main/index.html

※2:排卵日予測に係るニュースリリース:https://www.mti.co.jp/?p=22438

※『ルナルナ』、「FEMCATION」は(株)エムティーアイの登録商標です。

 「FEMCATION」はFEMALE(女性)とEDUCATION(教育)を掛け合わせた造語です。

※YouTubeは、Google LLC.の商標または登録商標です。

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本社所在地
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代表者名
前多俊宏
上場
東証プライム
資本金
52億1800万円
設立
1996年08月