科学が生み出した「人間的な怪物」に私たちはどう対峙するのか――廣野由美子さんによるNHK「100分de名著」ブックス最新刊が発売!
英文学者で京都大学名誉教授の廣野由美子さんによる、『NHK「100分de名著」ブックス メアリ・シェリー フランケンシュタイン 本当の「怪物」は、誰なのか』がNHK出版より1月23日に発売

古今東西の名著を25分×4回=100分で読み解くNHKの人気番組「100分de名著」。その番組テキストに大幅な加筆を行い書籍化した、「NHK『100分de名著』ブックス」シリーズ最新刊が、1月23日に発売となります。英文学者・京都大学名誉教授の廣野由美子さんと本格的SFの金字塔『フランケンシュタイン』を読み解いていきます。
NHK「100分de名著」ブックス メアリ・シェリー フランケンシュタイン 本当の「怪物」は、誰なのか
200年前のモンスターが、時代を超えてよみがえる
小説『フランケンシュタイン』は、しばしば「最初の本格的SF」として位置づけられます。科学者が「人間に似たもの」を創り出すというストーリーは、ますます現実味を帯び評価が高まっていますが、クローンやロボット、生成AIなどが近い将来、さらに人類に近づくとき、我々はどの道を選ぶのでしょうか? 共生? 対立? 依存? 排除? 時代を先取りした古典的名作を読み解きます。
──SFの世界にとどまらず、もし現実にAIロボットに感情が宿ったとしたなら、彼らは人間のエゴイズムの犠牲者になるのではないか(中略)。科学技術という力を手にして「命をもてあそぶ」振る舞いがエスカレートすれば、「怪物化」するのは、まさに人間自身だと言えるのではないでしょうか。
(本書「ブックス特別章」より)
本書の構成
はじめに『フランケンシュタイン』との出会い
第1章 「怪物」の誕生
第2章 疎外が邪悪を生み出す
第3章 科学者の「罪」と「罰」
第4章 「怪物」とは何か?
ブックス特別章 AI時代のフランケンシュタイン
読書案内
著者
廣野由美子(ひろの・ゆみこ)
1958 年生まれ。京都大学文学部(独文学専攻)卒業、神戸大学大学院文化学研究科博士課程(英文学専攻)単位取得退学。学術博士。山口大学教育学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在、京都大学国際高等教育院副教育院長、同大学名誉教授。専門分野は、英文学、イギリス小説。1996 年、第4回福原賞受賞。著書に、『批評理論入門──「フランケンシュタイン」解剖講義』『小説読解入門──「ミドルマーチ」教養講義』(以上、中公新書)、『ミステリーの人間学──英国古典探偵小説を読む』『シンデレラはどこへ行ったのか──少女小説と「ジェイン・エア」』(以上、岩波新書)、『深読みジェイン・オースティン──恋愛小説を解剖する』(NHKブックス)、『謎解き「嵐が丘」』(松籟社)ほか。訳書に、ジョージ・エリオット『ミドルマーチ』1~4(光文社古典新訳文庫)ほか。
商品情報

NHK「100分de名著」ブックス メアリ・シェリー フランケンシュタイン
本当の「怪物」は、誰なのか
著者:廣野由美子
発売日:2026年1月23日
定価:1,210円(税込)
仕様:四六判・152ページ
ISBN:978-4-14-082005-6
NHK出版商品ページ▼
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000820052026.html
Amazon▼
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
