人気作家ポール・オースターが泣いて笑って唸った「本当のアメリカの物語」、『新装版 ポール・オースターが朗読するナショナル・ストーリー・プロジェクト』 12月17日発売
アルク創立50周年記念復刊。オースターの朗読音声と第一級の翻訳者による訳文で贅沢に学ぶ
株式会社アルク(東京都千代田区 代表取締役社長:田中 伸明、以下アルク)より、新刊『新装版 ポール・オースターが朗読するナショナル・ストーリー・プロジェクト』のご案内を申し上げます。
アルク創立50周年記念復刊企画
アルクは2019年4月に創立50周年を迎えました。それを記念し、過去ご好評いただいた書籍や雑誌などを特別に復刊。今、改めて読みたい当時のコンテンツを新装してお届けする特別企画です。
「アメリカの物語」の訳文と朗読
アメリカの人気作家ポール・オースターは、1999年から2001年にかけ、アメリカの公共ラジオ放送NPRでラジオ番組National Story Projectのホストを務めました。週一回放送されたこの番組でオースターは、アメリカ人に実話を投稿してもらい、その投稿すべてに目を通し心揺さぶられたストーリーを選んで朗読。
人種差別、銃など、今日アメリカが抱える問題から、第二次世界大戦、ベトナム戦争といった過去の戦争が残した古傷まで、投稿者が綴ってきた話題は多岐にわたりました。
本書では、その物語をまとめた原書、I Thought My Father Was God: And Other True Tales from NPR’s National Story Project(2001; Picador USA, 2002/邦訳『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』[新潮社刊])から、監訳者の柴田元幸氏が18篇を選定しました。
「アメリカが物語を語るのが私には聞こえたのだ」と、オースターがイントロダクションで語るように、このプロジェクトは、アメリカとは、そして、アメリカ人とは何なのかを語りかけます。
心に染み入る物語を英語で読み、そして、柴田元幸をはじめとする第一級の翻訳者による訳文を楽しみ、そして、ダウンロード音声(無料)でポール・オースターの朗読(=英語)を聞くことのできる贅沢な一冊です。
朗読音声はダウンロード提供
ポール・オースターの朗読音声は無料アプリ「語学のオトモ ALCO」(以下、ALCO)でダウンロードできます。
「ALCO」とは、アルクのサービスサイト「ダウンロードセンター」や「テストコ」から音声をスマートフォンに直接ダウンロードしてすぐにお使いいただけるアプリです。指定した秒数での巻き戻し/早送り機能など学習方法に合わせてお使いいただけます。
https://www.alc.co.jp/alco/
<商品情報>
【タイトル】新装版 ポール・オースターが朗読するナショナル・ストーリー・プロジェクト
【URL】https://ec.alc.co.jp/book/7019061/
【価格】2,530円(税込)
【サイズ】B6変型、238ページ
【付属商品】ダウンロード音声120分収録
【ISBNコード】978-4-7574-3388-5
【監修・編・朗読】ポール・オースター Paul Auster
【プロフィール】
1947年ニュージャージー州生まれ。コロンビア大学大学院を中退後、フランスに渡り、別荘管理人など、さまざまな仕事に従事。帰国後、詩の創作や翻訳に携わったのち、「ニューヨーク三部作」で一躍小説界の表舞台に躍り出る。読みやすい文章のなかに哲学的要素などを組み込んだ秀作を次々と発表し、本国アメリカをはじめとしてフランス、日本など海外にも多くの読者を持つ希代のストーリーテラー。
【翻訳】柴田元幸、畔柳和代、岸本佐知子、前山佳朱彦、山崎暁子
【プロフィール】
柴田元幸 Motoyuki Shibata
1954年東京都生まれ。東京大学名誉教授。著書に『翻訳教室』『アメリカン・ナルシス』『ケンブリッジ・サーカス』、村上春樹との共著に『本当の翻訳の話をしよう』などがある。本書掲載の作家以外にも、スティーヴ・エリクソン(『ゼロヴィル』)、マーク・トウェイン(『ハックルベリー・フィンの冒けん』)、ジャック・ロンドン(『火を熾す』)など、現代・古典の多数の作家作品を翻訳。雑誌『MONKEY』責任編集。本書ではAnimals、Objectsの章の翻訳と監訳を務めた。
岸本佐知子 Sachiko Kishimoto
翻訳者。訳書に『掃除婦のための手引き書』(ルシア・ベルリン著/講談社)、『話の終わり』(リディア・デイヴィス著、作品社)、『最初の悪い男』(ミランダ・ジュライ著/新潮社)、『セミ』(ショーン・タン著、河出書房新社)ほか。編訳書に『変愛小説集』『楽しい夜』(以上 講談社)ほか。著書に『ひみつのしつもん』『ねにもつタイプ』(以上 筑摩書房)ほか。本書ではStrangers、Dreamsの章を担当。
畔柳和代 Kazuyo Kuroyanagi
1967年生まれ。東京医科歯科大学教授。訳書に『空腹の技法』(ポール・オースター著/新潮文庫 柴田元幸と共訳)、『マン・オン・ワイヤー』(フィリップ・プティ著/白揚社)、『オリクスとクレイク』(M・アトウッド著/早川書房)、『秘密の花園』(F・H・バーネット著/新潮文庫)、『サンタクロース少年の冒険』(L・フランク・ボーム著/新潮文庫)ほか。本書ではFamilies、Loveの章を担当。
前山佳朱彦 Kazuhiko Maeyama
1972年生まれ。翻訳者。訳書に『エドガー@サイプラス』(アストロ・テラー著/文藝春秋)、『サロン・ドット・コム 現代英語作家ガイド』(ローラ・ミラー編、共訳/研究社)。本書ではSlapstick、Meditationsの章を担当。2005年逝去。
山崎暁子 Akiko Yamazaki
1972年生まれ。法政大学文学部准教授。訳書に『火山の下』(マルカム・ラウリー著、共訳/白水社)、『ヒア・アンド・ナウ 往復書簡2008‐2011』(ポール・オースター、J・M・クッツェー著、共訳/岩波書店)、『潟湖』(ジャネット・フレイム著/白水社)ほか。本書ではWar、Deathの章を担当。
※本書は、2005年8月に刊行した『ポール・オースターが朗読する ナショナル・ストーリー・プロジェクト』の新装版です。
アルク創立50周年記念復刊企画
[同時発売]
新装版 柴田元幸ハイブ・リット
https://ec.alc.co.jp/book/7019059/
[刊行予定]
新装版 村上春樹ハイブ・リット
2020年2月刊行予定
<本件に関する報道関係者向けお問合せ先>
アルク 広報担当 河合、安田
e-mail:ko-ho@alc.co.jp
TEL: 03-3556-2711
https://www.alc.co.jp/company
[アルクとは]
アルクは、1969年4月の創業以来、半世紀にわたって企業理念として「地球人ネットワークを創る」を掲げ、実践的な語学力を身につける教材の開発をすすめてきた語学教育総合カンパニーです。創刊から45年を超える『ENGLISH JOURNAL』など学習情報誌をはじめ、受講者数延べ120万人の通信講座「ヒアリングマラソン」シリーズ、書籍、研修、eラーニング教材、各種デジタルコンテンツの提供など、語学分野における学習者向けの様々な支援を行っております。 https://www.alc.co.jp/
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