AWS、Amazon Aurora Serverlessの新バージョン、SQLサーバーからAmazon Auroraへの移行を簡素化する新機能および最新のオープンソースプロジェクトを発表
Amazon Aurora Serverless v2:数十万件のトランザクションに対するキャパシティ拡張を瞬時に処理でき、ピーク時容量のプロビジョニングと比べて、コストを最大90%削減
Babelfish for Aurora PostgreSQL:ほぼ、もしくは全くコードの変更なしで、Amazon Aurora PostgreSQL上でSQL Serverアプリケーションを直接実行でき、レガシーなデータベースベンダーに共通する厳しい商慣習からお客様を解放
オープンソースのBabelfish for PostgreSQL:Babelfish for Amazon Aurora PostgreSQLの変換レイヤーのメリットを、より多くの企業に提供(GitHubのパーミッシブApache 2.0ライセンスのもと、2021年に提供開始)
Venmo、Zendeskなどのお客様が、最新のAmazon Auroraの機能を採用
Babelfish for Aurora PostgreSQL:ほぼ、もしくは全くコードの変更なしで、Amazon Aurora PostgreSQL上でSQL Serverアプリケーションを直接実行でき、レガシーなデータベースベンダーに共通する厳しい商慣習からお客様を解放
オープンソースのBabelfish for PostgreSQL:Babelfish for Amazon Aurora PostgreSQLの変換レイヤーのメリットを、より多くの企業に提供(GitHubのパーミッシブApache 2.0ライセンスのもと、2021年に提供開始)
Venmo、Zendeskなどのお客様が、最新のAmazon Auroraの機能を採用
(シアトル発、2020年12月1日発表)Amazon.com, Inc.(NASDAQ:AMZN)の関連会社であるAmazon Web Services, Inc.は、「AWS re:Invent」にて、Amazon Aurora Serverlessの新バージョン、SQL ServerからAmazon Aurora PostgreSQLへの移行を簡素化する新機能、そして、より多くの企業による レガシーデータベースからオープンソースの代替製品への移行を支援する最新のオープンソースプロジェクトを発表しました。Amazon Aurora Serverless v2は、データベース容量に関連した管理業務をご自身で行うことを望まないお客様に対して、数十万件のトランザクションへのスケーリングを瞬時に処理し、ピーク時容量のプロビジョニングと比べて、コストを最大90%削減します。また、Amazon Auroraの新機能として、コードをほとんど、もしくは全く変更することなく、Amazon Aurora PostgreSQL上でSQL Serverアプリケーションを直接実行できる、Babelfish for Aurora PostgreSQLも発表しました。さらに、パーミッシブなApache 2.0ライセンスによりBabelfish for PostgreSQLをオープンソース化し、これをGitHubで公開する計画も発表しました。これらのイノベーションが1つになることで、Amazon Auroraはこれまで以上に多種多様なワークロードに適したサービスとなり、Amazon AuroraとPostgreSQLのメリットを、より多くのお客様に提供します。詳細については、https://aws.amazon.com/rds/aurora/をご覧ください。
長年にわたり開発・使用されてきた、 旧態依然としたレガシーデータベースは一般的に、十分なトレーニングと資金援助を受けたサポートチームによる運用と管理が必要です。こうした商用データベースは、高性能で高度な可用性機能を提供する一方、高額で、管理が複雑で、ロックインの可能性も高くなります。さらに、商用データベースを自社管理する企業の場合、恣意的で厳しい ライセンス条件が押し付けられるなど、データベースベンダーとその戦略に翻弄されるケースも多々あります。一方、Amazon Auroraでは、10分の1のコストで最高グレードの商用データベースのパフォーマンスと可用性を実現できます。現在、10万社以上のお客様がAmazon Auroraによるデータベースワークロードの実行を選択しており、アマゾン ウェブ サービスで最も急成長中のサービスになっています。さらに、合計35万件以上のデータベースがAWS Database Migration Service(DMS)を使用してAWSに移行しています。今回発表した、次世代Amazon Aurora Serverlessの提供、Amazon Aurora PostgreSQLでのSQL Serverワークロードの実行機能、そしてSQL ServerからPostgreSQLへの移行をさらに容易化するオープンソースプロジェクトは、この勢いをさらに加速します。
Amazon Aurora Serverless v2:データベースのワークロードをスケーリングし、数十万件のトランザクションを瞬時に処理を実行でき、ピーク時容量のプロビジョニングと比べてコストを最大90%削減
データベース容量を管理する際、多くのお客様が様々なジレンマに直面します。容量のオーバープロビジョニングが発生すると、必要以上の支出を強いられる一方で、アンダープロビジョニングの発生には、アプリケーションのダウンタイムのリスクが伴います。Amazon Aurora Serverlessは2018年に提供開始以降、低頻度、断続的、または予測不能なトラフィックのあるテストや開発のワークロードなどのアプリケーションにおいて、コスト効果に優れたデータベースの選択肢として、数万社ものお客様に使用されてきました。Amazon Aurora Serverless v1では、必要に応じて容量を2倍にすることで、データベース容量を5~50秒以内にスケーリングでき、サーバレスという性質上、データベース容量の管理に関する心配は不要になります。しかし、Amazon Aurora Serverlessでより多くの本番ワークロードを実行するには、瞬時に、より正確な増加を見込んだ上でスケーリングするための容量が必要となります。また、複数のAWS Availability Zone(AZ)を使用して高可用性を実現したり、Global Database を使用して低レイテンシーを実現したり、Read Replicas を使用して高パフォーマンスを実現したり、Backtrackを使用して高復元力を実現したり、クエリを高速化するParallel Queryを使用したりと、Amazon Auroraの機能をフルに活用したいと考えています。
Amazon Aurora Serverless v2を使用すれば、データベースのワークロードを拡張し、数十万件のトランザクションを瞬時に処理できます。Amazon Aurora Serverless v2では、ワークロードの拡張が必要な際に、その都度容量を2倍にするのではなく、細かい増加で容量を調整することで、アプリケーションのニーズに応じて最適な量のデータベースリソースを利用できます。Amazon Aurora Serverless v2の場合、お客様の支払いは、使用した容量の分だけですむため、ピーク時の容量をプロビジョニングした場合と比べて、データベースのコストを最大90%削減できます。さらに、複数のAvailability Zone(AZ)による高可用性、Global Databaseによる低レイテンシー、Read Replicas による高パフォーマンス、Backtrackによる高復元力 、Parallel Queryによる高速クエリなど、Amazon Auroraの機能を余すところなく利用できます。この度、Amazon Aurora Serverlessはより幅広いアプリケーションに適したサービスとなり、数十万ものアプリケーション全体でデータベース容量の管理をする企業や、数百・数千件のデータベースを運用しながらそれぞれが異なる顧客を支援するマルチテナント型のSoftware as a Service(SaaS)ベンダーなどをサポートいたします。Amazon Aurora Serverless v2は現在、Amazon AuroraのMySQL 5.7互換エディションを対象に、プレビュー版を提供中です。詳細については、https://aws.amazon.com/aurora/serverlessをご覧ください。
Babelfish for Aurora PostgreSQL:ほぼもしくは全く コードの変更なしで、Amazon Aurora上でSQL Serverアプリケーションの直接実行が可能に
AWSは、オートデスク、ベストウエスタンホテルズ&リゾーツ、ダウ・ジョーンズ、本田技研工業株式会社、リバティ・ミューチュアル・インシュアランス・カンパニー、サムスン電子、Reddit、Venmo、そしてベライゾン・コミュニケーションズなどのお客様に利用されており、今まで合計35万件を超えるデータベースが、AWSへの移行に成功しています。移行の際には、AWS Data Migration Service (AWS DMS)を使用することで、データ移行時のダウンタイムを最小限に抑えつつ、AWS Schema Conversion Tool(SCT)によって、データベースのスキーマも移行できます。しかし、最初のデータベース移行が完了すると、アプリケーションロジックの移行という煩雑なタスクも発生します。アプリケーションロジックの移行には、手動でのコーディング作業が必要であり、時間がかかるだけでなく、データベースプロバイダー独自仕様のデータベースコマンドに縛られるケースが多くあります。マイクロソフトがライセンスをさらに複雑化しているなか、お客様からAWSに、SQL ServerアプリケーションのAmazon Auroraへの移行の簡素化を求める声が寄せられていました。
Babelfish for Aurora PostgreSQLは、ほとんどもしくは全くコードを変更することなく、PostgreSQL上でSQL Serverアプリケーションを直接実行できる新機能です。当機能はAmazon Aurora PostgreSQLに対応した最新の変換レイヤーを提供し、これによってAmazon Auroraは、Microsoft SQL Server向けに記述されたアプリケーションのコマンドに対応できるようになります。Babelfish for Aurora PostgreSQLは、T-SQL(Microsoft SQL Serverの独自仕様SQLダイアレクト)に対応するため、アプリケーションのデータベースリクエストのすべてを書き換える必要はありません。さらに、SQL Serverのネットワークプロトコルにも対応できるため、既存のSQL Server用データベースドライバの使用も継続できます。お客様がAWS DMSを通じて自社のデータを移行した後は、アプリケーション構成を更新し、SQL Serverの代わりにAmazon Auroraを設定するだけで、SQL ServerではなくAmazon Auroraでのアプリケーションの実行テストを開始できます。アプリケーションのテストが完了すると、SQL Serverは不要となり、制約のある高額ライセンスへの支払いは停止できます。Amazon AuroraはBabelfish for Aurora PostgreSQLを使用し、SQL ServerとPostgreSQLの言語に対応できるため、アプリケーションの機能をPostgreSQLで記述することで、レガシーSQL Serverのコードとその機能を並行して実行することも可能です。詳細については、https://aws.amazon.com/rds/aurora/babelfishをご覧ください。
Babelfish for PostgreSQL:最新のオープンソースプロジェクトとして、SQL ServerからPostgreSQLへの移行でお客様をサポート
2021年の提供開始を予定するBabelfish for PostgreSQLでは、Babelfish for Aurora PostgreSQLのソースコードを、追加機能を求めるすべてのお客様が利用できるように公開します。Babelfish for PostgreSQLは、パーミッシブなApache 2.0ライセンスを使用するため、お客様はライセンス条件に基づき、任意の目的での使用、配布、修正に加えて、ソフトウェアの修正バージョンの配布もできます。Babelfishでの作業と計画はすべて、GitHub上で行われるため、AWSが開発中の機能に関する透明性が確保されます。詳細については、https://babelfish-for-postgresql.github.io/babelfish-for-postgresql/をご覧ください。
Amazon Web Services, Inc. のデータベース部門バイスプレジデントであるショーン・バイス(Shawn Bice)は、次のように述べています。「自身のビジネス成長に集中したいと思っている多くのお客様は、レガシーなデータベースのベンダーが提示する戦略的な 条件などに対する不満をもっています。このようなお客様は、可用性、信頼性、セキュリティ面を犠牲にすることなく、シンプルな運用とコスト効果を図るために、クラウド向けに開発されたオープンソースのデータベースに移行したいと思っています。本日発表した、次世代のAmazon Aurora ServerlessとBabelfishにより、お客様はレガシーなデータベースの制約から抜け出し、オープンソースのデータベースエンジンによる極めて大きなコスト面での優位性を享受しつつ、適切なタスクに対する適切なデータベースの選択を、ますます容易に行えるようになります。」
2009年に誕生したVenmoは、友人同士で高速・安全な決済を実現するアプリを提供しており、デジタル決済のグローバルリーダーのPayPalの傘下にあります。Venmoの最高技術責任者であるニック・チウボタリウ(Nick Ciubotariu)氏は、次のように述べています。「VenmoではAmazon Auroraを使用し、1日あたり数千万件のトランザクションを処理していますが、その日や時間帯によって、トランザクション量は変動します。Amazon Aurora Serverless v2によって、当社はAmazon Auroraにおけるプロビジョニングの過不足を回避し、常にお客様に最高のユーザーエクスペリエンスを提供できるようになります。さらに費用に関しては、その時々で必要なデータベースの容量を利用した分だけ支払えばよいのです。」
Zendeskは、顧客関係を向上させるソフトウェアを開発しており、カスタマーエンゲージメントやユーザーへの理解を高めたい企業をサポートしています。Zendeskのエンジニアリング担当ディレクターであるカリヤーン・ウナーヴァ(Kalyan Wunnava)氏は、次のように述べています。「Zendeskでは、15万を超えるお客様とそのデータのサポートするためにAmazon Auroraを活用しています。Amazon Aurora Serverless v2は、当社のAmazon Auroraインスタンス全体の管理を大幅にシンプル化しつつ、お客様の期待するレベルの高いパフォーマンスを提供し続ける潜在力を秘めていることから、大きな期待を寄せています。」
WirelessCarは、ソフトウェア定義自動車、電気自動車、自動運転車の開発を通じて、安全でスマートかつ持続可能なモビリティの未来を実現する、デジタル自動車サービスの世界的な リーディング企業です。WirelessCarのシニア・バイスプレジデント兼CTO兼COOであるニクラス・フローレン(Niklas Florén)氏は、次のように述べています。「当社はAWSのサーバーレスアーキテクチャを採用することで、演算インフラストラクチャの管理を気にすることなく、顧客価値とビジネスプロセスを軸とした業務に専念できます。今後はAmazon Aurora Serverless v2を通じ、サーバーレスアーキテクチャを当社のリレーショナルデータベースに拡張し、Amazon Auroraの提供する充実した機能を余すところなく活用しつつ、データベースワークロードを安心して運用したいと思います。」
アマゾン ウェブ サービスについて
アマゾン ウェブ サービス(AWS)は約14年にわたり、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドプラットフォームになっています。AWSは、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーキング、分析、ロボット工学、機械学習および人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、仮想現実(VR)および拡張現実(AR)、メディア、ならびにアプリケーション開発、展開および管理に関する175種類以上のフル機能のサービスを提供しています。AWSのサービスは、24のリージョンにある77のアベイラビリティーゾーン(AZ)でご利用いただけます。これに加え、オーストラリア、インド、インドネシア、日本、スペイン、スイスを含む6つのリージョンにおける18のAZの開設計画を発表しています。AWSのサービスは、アジリティを高めながら同時にコストを削減できるインフラエンジンとして、急速に成長しているスタートアップや大手企業、有数の政府機関を含む数百万以上のアクティブなお客様から信頼を獲得しています。AWSの詳細については以下のURLをご参照ください。https://aws.amazon.com/
Amazonについて
Amazonは4つの理念を指針としています。競合他社ではなくお客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。カスタマーレビュー、1-Click注文、パーソナライズされたおすすめ商品機能、Amazonプライム、フルフィルメントby Amazon(FBA)、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Kindleダイレクト・パブリッシング、Kindle、Fireタブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexaなどは、Amazonが先駆けて提供している商品やサービスです。Amazonについて詳しくはAmazon Newsroom(http://amazon-press.jp)およびAmazon ブログ(http://blog.aboutamazon.jp)から。
長年にわたり開発・使用されてきた、 旧態依然としたレガシーデータベースは一般的に、十分なトレーニングと資金援助を受けたサポートチームによる運用と管理が必要です。こうした商用データベースは、高性能で高度な可用性機能を提供する一方、高額で、管理が複雑で、ロックインの可能性も高くなります。さらに、商用データベースを自社管理する企業の場合、恣意的で厳しい ライセンス条件が押し付けられるなど、データベースベンダーとその戦略に翻弄されるケースも多々あります。一方、Amazon Auroraでは、10分の1のコストで最高グレードの商用データベースのパフォーマンスと可用性を実現できます。現在、10万社以上のお客様がAmazon Auroraによるデータベースワークロードの実行を選択しており、アマゾン ウェブ サービスで最も急成長中のサービスになっています。さらに、合計35万件以上のデータベースがAWS Database Migration Service(DMS)を使用してAWSに移行しています。今回発表した、次世代Amazon Aurora Serverlessの提供、Amazon Aurora PostgreSQLでのSQL Serverワークロードの実行機能、そしてSQL ServerからPostgreSQLへの移行をさらに容易化するオープンソースプロジェクトは、この勢いをさらに加速します。
Amazon Aurora Serverless v2:データベースのワークロードをスケーリングし、数十万件のトランザクションを瞬時に処理を実行でき、ピーク時容量のプロビジョニングと比べてコストを最大90%削減
データベース容量を管理する際、多くのお客様が様々なジレンマに直面します。容量のオーバープロビジョニングが発生すると、必要以上の支出を強いられる一方で、アンダープロビジョニングの発生には、アプリケーションのダウンタイムのリスクが伴います。Amazon Aurora Serverlessは2018年に提供開始以降、低頻度、断続的、または予測不能なトラフィックのあるテストや開発のワークロードなどのアプリケーションにおいて、コスト効果に優れたデータベースの選択肢として、数万社ものお客様に使用されてきました。Amazon Aurora Serverless v1では、必要に応じて容量を2倍にすることで、データベース容量を5~50秒以内にスケーリングでき、サーバレスという性質上、データベース容量の管理に関する心配は不要になります。しかし、Amazon Aurora Serverlessでより多くの本番ワークロードを実行するには、瞬時に、より正確な増加を見込んだ上でスケーリングするための容量が必要となります。また、複数のAWS Availability Zone(AZ)を使用して高可用性を実現したり、Global Database を使用して低レイテンシーを実現したり、Read Replicas を使用して高パフォーマンスを実現したり、Backtrackを使用して高復元力を実現したり、クエリを高速化するParallel Queryを使用したりと、Amazon Auroraの機能をフルに活用したいと考えています。
Amazon Aurora Serverless v2を使用すれば、データベースのワークロードを拡張し、数十万件のトランザクションを瞬時に処理できます。Amazon Aurora Serverless v2では、ワークロードの拡張が必要な際に、その都度容量を2倍にするのではなく、細かい増加で容量を調整することで、アプリケーションのニーズに応じて最適な量のデータベースリソースを利用できます。Amazon Aurora Serverless v2の場合、お客様の支払いは、使用した容量の分だけですむため、ピーク時の容量をプロビジョニングした場合と比べて、データベースのコストを最大90%削減できます。さらに、複数のAvailability Zone(AZ)による高可用性、Global Databaseによる低レイテンシー、Read Replicas による高パフォーマンス、Backtrackによる高復元力 、Parallel Queryによる高速クエリなど、Amazon Auroraの機能を余すところなく利用できます。この度、Amazon Aurora Serverlessはより幅広いアプリケーションに適したサービスとなり、数十万ものアプリケーション全体でデータベース容量の管理をする企業や、数百・数千件のデータベースを運用しながらそれぞれが異なる顧客を支援するマルチテナント型のSoftware as a Service(SaaS)ベンダーなどをサポートいたします。Amazon Aurora Serverless v2は現在、Amazon AuroraのMySQL 5.7互換エディションを対象に、プレビュー版を提供中です。詳細については、https://aws.amazon.com/aurora/serverlessをご覧ください。
Babelfish for Aurora PostgreSQL:ほぼもしくは全く コードの変更なしで、Amazon Aurora上でSQL Serverアプリケーションの直接実行が可能に
AWSは、オートデスク、ベストウエスタンホテルズ&リゾーツ、ダウ・ジョーンズ、本田技研工業株式会社、リバティ・ミューチュアル・インシュアランス・カンパニー、サムスン電子、Reddit、Venmo、そしてベライゾン・コミュニケーションズなどのお客様に利用されており、今まで合計35万件を超えるデータベースが、AWSへの移行に成功しています。移行の際には、AWS Data Migration Service (AWS DMS)を使用することで、データ移行時のダウンタイムを最小限に抑えつつ、AWS Schema Conversion Tool(SCT)によって、データベースのスキーマも移行できます。しかし、最初のデータベース移行が完了すると、アプリケーションロジックの移行という煩雑なタスクも発生します。アプリケーションロジックの移行には、手動でのコーディング作業が必要であり、時間がかかるだけでなく、データベースプロバイダー独自仕様のデータベースコマンドに縛られるケースが多くあります。マイクロソフトがライセンスをさらに複雑化しているなか、お客様からAWSに、SQL ServerアプリケーションのAmazon Auroraへの移行の簡素化を求める声が寄せられていました。
Babelfish for Aurora PostgreSQLは、ほとんどもしくは全くコードを変更することなく、PostgreSQL上でSQL Serverアプリケーションを直接実行できる新機能です。当機能はAmazon Aurora PostgreSQLに対応した最新の変換レイヤーを提供し、これによってAmazon Auroraは、Microsoft SQL Server向けに記述されたアプリケーションのコマンドに対応できるようになります。Babelfish for Aurora PostgreSQLは、T-SQL(Microsoft SQL Serverの独自仕様SQLダイアレクト)に対応するため、アプリケーションのデータベースリクエストのすべてを書き換える必要はありません。さらに、SQL Serverのネットワークプロトコルにも対応できるため、既存のSQL Server用データベースドライバの使用も継続できます。お客様がAWS DMSを通じて自社のデータを移行した後は、アプリケーション構成を更新し、SQL Serverの代わりにAmazon Auroraを設定するだけで、SQL ServerではなくAmazon Auroraでのアプリケーションの実行テストを開始できます。アプリケーションのテストが完了すると、SQL Serverは不要となり、制約のある高額ライセンスへの支払いは停止できます。Amazon AuroraはBabelfish for Aurora PostgreSQLを使用し、SQL ServerとPostgreSQLの言語に対応できるため、アプリケーションの機能をPostgreSQLで記述することで、レガシーSQL Serverのコードとその機能を並行して実行することも可能です。詳細については、https://aws.amazon.com/rds/aurora/babelfishをご覧ください。
Babelfish for PostgreSQL:最新のオープンソースプロジェクトとして、SQL ServerからPostgreSQLへの移行でお客様をサポート
2021年の提供開始を予定するBabelfish for PostgreSQLでは、Babelfish for Aurora PostgreSQLのソースコードを、追加機能を求めるすべてのお客様が利用できるように公開します。Babelfish for PostgreSQLは、パーミッシブなApache 2.0ライセンスを使用するため、お客様はライセンス条件に基づき、任意の目的での使用、配布、修正に加えて、ソフトウェアの修正バージョンの配布もできます。Babelfishでの作業と計画はすべて、GitHub上で行われるため、AWSが開発中の機能に関する透明性が確保されます。詳細については、https://babelfish-for-postgresql.github.io/babelfish-for-postgresql/をご覧ください。
Amazon Web Services, Inc. のデータベース部門バイスプレジデントであるショーン・バイス(Shawn Bice)は、次のように述べています。「自身のビジネス成長に集中したいと思っている多くのお客様は、レガシーなデータベースのベンダーが提示する戦略的な 条件などに対する不満をもっています。このようなお客様は、可用性、信頼性、セキュリティ面を犠牲にすることなく、シンプルな運用とコスト効果を図るために、クラウド向けに開発されたオープンソースのデータベースに移行したいと思っています。本日発表した、次世代のAmazon Aurora ServerlessとBabelfishにより、お客様はレガシーなデータベースの制約から抜け出し、オープンソースのデータベースエンジンによる極めて大きなコスト面での優位性を享受しつつ、適切なタスクに対する適切なデータベースの選択を、ますます容易に行えるようになります。」
2009年に誕生したVenmoは、友人同士で高速・安全な決済を実現するアプリを提供しており、デジタル決済のグローバルリーダーのPayPalの傘下にあります。Venmoの最高技術責任者であるニック・チウボタリウ(Nick Ciubotariu)氏は、次のように述べています。「VenmoではAmazon Auroraを使用し、1日あたり数千万件のトランザクションを処理していますが、その日や時間帯によって、トランザクション量は変動します。Amazon Aurora Serverless v2によって、当社はAmazon Auroraにおけるプロビジョニングの過不足を回避し、常にお客様に最高のユーザーエクスペリエンスを提供できるようになります。さらに費用に関しては、その時々で必要なデータベースの容量を利用した分だけ支払えばよいのです。」
Zendeskは、顧客関係を向上させるソフトウェアを開発しており、カスタマーエンゲージメントやユーザーへの理解を高めたい企業をサポートしています。Zendeskのエンジニアリング担当ディレクターであるカリヤーン・ウナーヴァ(Kalyan Wunnava)氏は、次のように述べています。「Zendeskでは、15万を超えるお客様とそのデータのサポートするためにAmazon Auroraを活用しています。Amazon Aurora Serverless v2は、当社のAmazon Auroraインスタンス全体の管理を大幅にシンプル化しつつ、お客様の期待するレベルの高いパフォーマンスを提供し続ける潜在力を秘めていることから、大きな期待を寄せています。」
WirelessCarは、ソフトウェア定義自動車、電気自動車、自動運転車の開発を通じて、安全でスマートかつ持続可能なモビリティの未来を実現する、デジタル自動車サービスの世界的な リーディング企業です。WirelessCarのシニア・バイスプレジデント兼CTO兼COOであるニクラス・フローレン(Niklas Florén)氏は、次のように述べています。「当社はAWSのサーバーレスアーキテクチャを採用することで、演算インフラストラクチャの管理を気にすることなく、顧客価値とビジネスプロセスを軸とした業務に専念できます。今後はAmazon Aurora Serverless v2を通じ、サーバーレスアーキテクチャを当社のリレーショナルデータベースに拡張し、Amazon Auroraの提供する充実した機能を余すところなく活用しつつ、データベースワークロードを安心して運用したいと思います。」
アマゾン ウェブ サービスについて
アマゾン ウェブ サービス(AWS)は約14年にわたり、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドプラットフォームになっています。AWSは、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーキング、分析、ロボット工学、機械学習および人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、仮想現実(VR)および拡張現実(AR)、メディア、ならびにアプリケーション開発、展開および管理に関する175種類以上のフル機能のサービスを提供しています。AWSのサービスは、24のリージョンにある77のアベイラビリティーゾーン(AZ)でご利用いただけます。これに加え、オーストラリア、インド、インドネシア、日本、スペイン、スイスを含む6つのリージョンにおける18のAZの開設計画を発表しています。AWSのサービスは、アジリティを高めながら同時にコストを削減できるインフラエンジンとして、急速に成長しているスタートアップや大手企業、有数の政府機関を含む数百万以上のアクティブなお客様から信頼を獲得しています。AWSの詳細については以下のURLをご参照ください。https://aws.amazon.com/
Amazonについて
Amazonは4つの理念を指針としています。競合他社ではなくお客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。カスタマーレビュー、1-Click注文、パーソナライズされたおすすめ商品機能、Amazonプライム、フルフィルメントby Amazon(FBA)、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Kindleダイレクト・パブリッシング、Kindle、Fireタブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexaなどは、Amazonが先駆けて提供している商品やサービスです。Amazonについて詳しくはAmazon Newsroom(http://amazon-press.jp)およびAmazon ブログ(http://blog.aboutamazon.jp)から。
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