和歌山県産「紀州材」を活用した池上線石川台駅“木になるリニューアル”が始まります!

東急

当社は、なにげない行動からだれもがこれまで以上に森林資源の循環に貢献できる“木と人がめぐるまちづくり”を目指す「SOCIAL WOOD PROJECT」の一環として、2026年2月から池上線の石川台駅において、木材を活用した駅リニューアル工事「木になるリニューアル」(以下、本事業)に着手します。なお、2027年秋頃の竣工を予定しています。

本事業では、駅舎開業から約100年が経過した石川台駅において、ホーム屋根の建替え・延伸や駅舎内外装および駅構内トイレのリニューアルなどによって、安全性・快適性や環境性能の向上を図るとともに、木材を活用したリニューアルによって、親しみやすく温かみが感じられる駅づくりを推進します。

当社はこれまで、池上線の4駅で「木になるリニューアル」を実施してきました。戸越銀座駅・旗の台駅・長原駅においては、東京都多摩地区で生産される「多摩産材」の活用による“地産地消”に取り組んできました。また、2026年秋頃竣工予定の千鳥町駅においては、秋田県産の「あきた材」を取り入れることによる“地産都消”に取り組んでいます。

今回新たに着手する石川台駅では、木材活用者が木材生産地域の健全な森林育成に貢献できる仕組みづくりに力を入れている和歌山県と連携し、和歌山県産の「紀州材」を取り入れます。本事業では、“地産都消”の取り組みに加え、木材生産地域の森林整備・環境保全に貢献する試みとして、和歌山県が制定した「循環型紀州材認証システム」(以下、本制度)を、全国で初めて活用します。本制度は、使用する木材が和歌山の森林で生まれ育った「紀州材」であることを証明するのに加え、その「紀州材」の伐採跡地が確実に再造林されることを証明する制度です。また、既存の駅舎に利用されてきた古材(えきもく)については、利用しやすい建材などに加工して「ステーションウッド」として販売するなど、資源の再循環にも取り組んでいきます。

当社は、2024年度を始期とする中期事業戦略において、戦略の柱として、「鉄道による環境・社会課題の解決」に取り組むことを掲げました。鉄道事業を通じて脱炭素・循環型社会の実現への責務を果たすとともに、事業特性を活用した新たな価値創造・貢献などにより、環境・社会課題の解決を目指していきます。

   <ホーム屋根 イメージパース(蒲田方面を見る)> ※現時点の予定であり、実際の計画と異なる場合がございます                                                     

■「池上線石川台駅木になるリニューアル」工事概要

○建物名称:池上線石川台駅

○所 在 地 :東京都大田区東雪谷2-23-1

○工事内容:・ホーム屋根の建替え・延伸(ホーム全体に屋根がかかります) ※「紀州材」を活用

      ・駅舎内外装および駅構内トイレのリニューアル

○着工      :2026年2月

○竣工予定:2027年秋頃

■「紀州材」の概要および特徴

和歌山県は、古くから“紀州・木の国”と呼ばれ、優れた木材を産み出す林業地として知られています。この木の国・和歌山の森林で生まれ育った木々が製材加工された木材や木製品は、「紀州材」と呼ばれており、「色合いが良く、つやがでる」、「目合いが良く、素直な木で狂いが少ない」、「強度・耐久性に優れている」材料として、古来より各地で親しまれています。

特に、紀州材の強度については、「強さ(粘り強さ)」があると評価されており、接着剤等で加工をしていない無垢の木の状態であっても、様々な木造建築物に利用できるような強さを有することが、和歌山県の林業試験場の試験結果でも示されています。

                                    <和歌山県の森林で育ったスギの丸太と、緑豊かな和歌山県の森林>

■「循環型紀州材認証システム」とは

「紀州材」の原料となる木々が、和歌山の森林で生まれ育ったものであることを証明する仕組みが、和歌山県の産地証明制度である「紀州材認証システム」です。この産地証明に加えて、「紀州材」の原料となる木々を伐採した跡地が、確実に再造林(伐採跡地に木々を植え、再び森林に戻すこと)されることを証明する仕組みが、同じく和歌山県の制度である「循環型紀州材認証システム」です。

「循環型紀州材」として認証されることにより、単に「紀州材」という産地を知るだけでなく、木材の伐採跡地が再造林されることを確認できるため、持続可能な森林資源の循環利用につながる木材利用として位置づけることができます。

                  <循環型紀州材認証システムの活用フロー>

■「SOCIAL WOOD PROJECT」とは

東急線沿線でさまざまな“木にいいこと”を知って・参加して・応援する機会が得られ、なにげない行動からだれもがこれまで以上に森林資源の循環に貢献できる“木と人がめぐるまちづくり”を目指すプロジェクト。

本プロジェクトの取り組みは以下の4軸において展開し、当社だけでなく​共創パートナーや沿線にお住いの方々と連携し、推進していくことを目指しています。

<SOCIAL WOOD PROJECTロゴ>  <SOCIAL WOOD PROJECTビジョンマップ>

『木材活用』…本プロジェクトのコア事業。駅をはじめとする当社のさまざまな施設、設備やまちの中における木材活用の機会を創出し、広げることを目指します。

『地方創生』…地方の木材を都市で活用する“地産都消”の取り組みや、地方自治体と連携した取り組みなどを通じた都市と地方の交流機会の創出を目指します。

『CSV(共創価値創造)の社会実装』…日本の森林や林業が抱える課題に対して共創パートナーとタッグを組んで多彩なアプローチを検討することで、社会課題の解決を目指します。

『コミュニティ醸成』…東急線沿線を中心としたさまざまな地域で森林資源の循環につながる取り組みを実施し、企業や住民の方々といった多様な主体が参画できるコミュニティの創出や活性化を目指します。

オフィシャルサイト:https://ii.tokyu.co.jp/withheart/socialwood_project

■木になるリニューアル

当社はこれまで、駅舎開業から長きにわたり親しまれた駅施設において、「木になるリニューアル」として東京都多摩地区で生育・生産される木材「多摩産材」を用いたホーム屋根の建替えや、駅舎内外装等の改修を実施してきました。池上線戸越銀座駅、旗の台駅、長原駅、千鳥町駅(2026年秋頃竣工予定)に続き、今回の石川台駅は5駅目となります。環境配慮の観点では、木材をふんだんに使用することで、鉄骨造に比べて建設時のCO2放出量の抑制、炭素の固定化に寄与しています。また、「多摩産材」の活用による“地産地消”はもちろん、地方の木材を都市で活用する“地産都消”という考え方のもと、地方産材の利用にも取り組んでいます。

■「SOCIAL WOOD PROJECT」の共創パートナー

LINEヤフー株式会社

LINEヤフーが運営するサステナビリティに関する情報発信を行うLINE公式アカウント「サストモ」での森林資源の循環に関する情報配信などを通じて木がもつ魅力や日本の社会課題となっている森林資源の循環への理解を深めたり、森に良い行動・選択を後押しできるサービスの提供を目的にパートナーとして共創していきます。

古材日和グループ

東急線の駅改修工事で発生した古材(えきもく)の再循環を目的にパートナーとして共創しています。歴史と想いが詰まった古材(えきもく)は、利用しやすい建材などに加工した商品(ステーションウッド)として販売しています。

建材の購入はこちら:https://www.kozaikagawa.com/item/floor/stationwood.html

株式会社ソマノベース

苗木を育てることで森林資源の循環を促進するため、ソマノベースが手掛ける「戻り苗」の仕組みを活用した池上線の4駅での育苗の取り組みにおいて共創しています。駅でどんぐりから苗木を育てることを通じて、“木にいいこと”を知って・応援していただける機会を創出しています。

取り組み内容はこちら:https://ii.tokyu.co.jp/withheart/news/swp_ikubyo

■「ステーションウッド」の販売に関する概要

商 品 名:ステーションウッド

駅改修で発生した歴史ある木造旧駅舎の記憶を未来に伝承していきたいという意味を込めてこの名前を名付けました。

販売場所:(建材)古材日和グループ 東京ショールーム 兼 ショップ、古材日和グループ全国各店、古材日和グループ

販売サイト:https://www.kozaikagawa.com/item/

  ▲「ステーションウッド」ロゴ

※ステーションウッドロゴは当社の商標です

■駅から始める未来の森づくり

 苗木を育てることで森林資源の循環を促進するため、ソマノベースが手掛ける「戻り苗」の仕組みを活用して池上線の4駅で育苗を実施しています。駅で育てる苗木は、約2年後に、東京都多摩地区の森に植林します。森林が健全な状態を保持し、多様な動植物の生息地確保や災害抑制などの機能を発揮するためには、「伐って、使って、植えて、育てる」循環利用のサイクルが必要です。当社はソマノベースと連携した本取り組みを通じて、さまざまな森林課題へアプローチするとともに、東急線沿線の方々に苗木の成長を通して“木にいいこと”を知って・応援していただける機会を創出します。苗木の育成は、各駅の係員をはじめとする当社社員、および千鳥町駅「木になるリニューアル」工事関係者が行っています。

○設置期間:2025年3月18日(火)~約2年間(予定)

○設置場所:池上線五反田駅、旗の台駅、千鳥町駅、蒲田駅

○設置本数:五反田駅、旗の台駅、千鳥町駅…24本

      蒲田駅…20本

      計92本

○樹種  :カシ類

       <駅で育てている苗木(左:旗の台駅、右:千鳥町駅)>         <駅に設置しているポスター>

■駅構内トイレリニューアル

 当社では、時代に即した社会価値の持続的な提供を目指すため「旅客設備整備方針」を策定し、お客さまの駅ご利用時の快適性と利便性向上を目的として、駅ごとに定期的なトイレリニューアルに取り組んでおり、これまでに「3つの100%」を完了しています。

今回の石川台駅においては、多機能トイレとは別に、男女トイレ内にもベビーカーが入れる広さを備えたブースを設置し、おむつ替えスペースを整備することで、乳幼児をお連れのお客さまもご利用しやすい設計としています。

【当社線各駅構内トイレ「3つの100%」】
●当社線内構内トイレの大便器洋式化100% ※1
●ウォシュレット®設置100% ※2
●手洗器非接触・自動水洗化100% ※3

 

※1 設置駅全87駅で完了(なお、全個室内にシートクリーナーを設置)
   荏原中延駅、世田谷線(上町駅除く)、こどもの国線は構内トイレがございません。
※2 「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です。
※3 多機能トイレ内の補助的手洗器・オストメイトは一部手動水洗です。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

東急株式会社

362フォロワー

RSS
URL
http://www.tokyu.co.jp
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都渋谷区南平台町5番6号
電話番号
03-3477-0109
代表者名
堀江正博
上場
東証1部
資本金
1217億2400万円
設立
1922年09月