新進アーティストの公募プログラム 「第12回 shiseido art egg賞」受賞者決定のお知らせ
資生堂ギャラリーでは毎年、新進アーティストにギャラリーの門戸を広く開く公募制のプログラムshiseido art egg (シセイドウ アートエッグ)を開催しています。12回目となる2018年度は、入選作家の冨安由真氏、佐藤浩一氏、宇多村英恵氏が6月から8月にかけて順番に個展を開催しました。
3つの作品の中で、資生堂ギャラリーの空間に果敢に挑み新しい価値の創造を最も感じさせた作品に贈る「shiseido art egg賞」には宇多村英恵氏が選出されました。2018年9月21日(金)に資生堂汐留オフィス内の「SHISEIDO PIT」において授賞式が開催されました。
これまで「shiseido art egg賞」の受賞者は資生堂ギャラリ―のウェブサイト上で発表してきましたが、12回目となる今回は初の試みとして授賞式の場で発表しました。
《受賞理由》
審査にあたっては、展示の完成度の高さを基準とする原則に基づき、作品や展示の魅力も加味しながら議論が進められました。作品世界に通じる入口の多さやコンセプトの明快さ、鑑賞者のイメージや思考を喚起する力が評価され、宇多村英恵氏に決定しました。
※今年度の審査員:流麻二果氏(美術家)、畠山直哉氏(写真家)、森岡督行氏(森岡書店代表)の3氏
■会場:資生堂ギャラリー(東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階)
■展示概要: 近現代の社会のあり方に焦点を当て、身体性に重きを置くインスタレーションと世界各地で行ったパフォーマンスの映像を展示。
《受賞者コメント》
このたびは、shiseido art egg賞という大変大きな賞をいただきまして、光栄です。誠にありがとうございます。これまで海外での発表の場が多く、日本での発表が少なかった私の展覧会のプランを信じて実現の扉を開いてくださった審査員の皆様、また展覧会をとても丁寧にご覧いただき、これからさらなる飛躍のための思考の種を植えてくださったshiseido art egg賞の審査員の皆々様、さらには大きな流れの中で心強く支えてくださった資生堂スタッフの皆様に御礼申し上げます。
このたびのshiseido art eggでの経験は、作品制作の後に存在する、展覧会という空間を作っていくという仕事に集中する過程で、非常に多くの学びがありました。経験豊富なスタッフの皆様、施工の方や照明の方とお仕事ができ、改めて、質の高い展覧会を実現するということは、多くの方々に支えられての共同作業によるものだということを実感しました。また、9年前に日本を出てからのこれまでの道のりを振り返る機会をいただけたことも含め、今回の経験は、これから作品を制作していく上で、大きな影響を及ぼしていくと思います。
今後は日本の土壌にも自分の根をはり、制作に真摯に向き合いながら、いただいた卵を大切に温め孵化させていきたいと思います。これからも、多くのアーティストにとって、shiseido art eggが、成長を育む希望の光であり続けますように。
・1980年 茨城県出身
・2004年 ロンドン大学 ゴールドスミスカレッジ ファインアート学科卒業
・2010年 ロンドン芸術大学 チェルシーカレッジ大学院 ファインアート学科修了
・ドイツ/東京在住
《第12回shiseido art egg、他2作品の概要》
・会期:2018年6月8日(金)~7月1日(日)
・展示概要:心霊現象や神秘体験などの「現実と非現実の狭間」をテーマに、不可思議な現象に出会う部屋をギャラリー全体にしつらえたインスタレーション。
・冨安氏プロフィール.:
1983年 東京都出身
2012年 ロンドン芸術大学 Chelsea College of Art and Design MA Fine Art修了
2017年 東京藝術大学大学院美術研究科 博士後期課程美術専攻修了 博士号取得
東京在住
・会期:2018年7月6日(金)~7月29日(日)
・展示概要:さまざまな境界線を横断する多様な生の可能性を考察する空間を映像や音、香りも用いて構成したインスタレーション。
・佐藤氏プロフィール:
1990年 東京都出身
2015年 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業
現在、同大学大学院美術研究科修士課程在籍
東京在住
▼資生堂ギャラリー
http://www.shiseidogroup.jp/gallery/?rt_pr=trc16
3つの作品の中で、資生堂ギャラリーの空間に果敢に挑み新しい価値の創造を最も感じさせた作品に贈る「shiseido art egg賞」には宇多村英恵氏が選出されました。2018年9月21日(金)に資生堂汐留オフィス内の「SHISEIDO PIT」において授賞式が開催されました。
これまで「shiseido art egg賞」の受賞者は資生堂ギャラリ―のウェブサイト上で発表してきましたが、12回目となる今回は初の試みとして授賞式の場で発表しました。
《受賞理由》
審査にあたっては、展示の完成度の高さを基準とする原則に基づき、作品や展示の魅力も加味しながら議論が進められました。作品世界に通じる入口の多さやコンセプトの明快さ、鑑賞者のイメージや思考を喚起する力が評価され、宇多村英恵氏に決定しました。
※今年度の審査員:流麻二果氏(美術家)、畠山直哉氏(写真家)、森岡督行氏(森岡書店代表)の3氏
《「宇多村英恵展 Holiday at War 戦争と休日」について》
■会期:2018年8月3日(金)~8月26日(日)
■会場:資生堂ギャラリー(東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階)
■展示概要: 近現代の社会のあり方に焦点を当て、身体性に重きを置くインスタレーションと世界各地で行ったパフォーマンスの映像を展示。
《受賞者コメント》
このたびは、shiseido art egg賞という大変大きな賞をいただきまして、光栄です。誠にありがとうございます。これまで海外での発表の場が多く、日本での発表が少なかった私の展覧会のプランを信じて実現の扉を開いてくださった審査員の皆様、また展覧会をとても丁寧にご覧いただき、これからさらなる飛躍のための思考の種を植えてくださったshiseido art egg賞の審査員の皆々様、さらには大きな流れの中で心強く支えてくださった資生堂スタッフの皆様に御礼申し上げます。
このたびのshiseido art eggでの経験は、作品制作の後に存在する、展覧会という空間を作っていくという仕事に集中する過程で、非常に多くの学びがありました。経験豊富なスタッフの皆様、施工の方や照明の方とお仕事ができ、改めて、質の高い展覧会を実現するということは、多くの方々に支えられての共同作業によるものだということを実感しました。また、9年前に日本を出てからのこれまでの道のりを振り返る機会をいただけたことも含め、今回の経験は、これから作品を制作していく上で、大きな影響を及ぼしていくと思います。
今後は日本の土壌にも自分の根をはり、制作に真摯に向き合いながら、いただいた卵を大切に温め孵化させていきたいと思います。これからも、多くのアーティストにとって、shiseido art eggが、成長を育む希望の光であり続けますように。
《宇多村英恵氏プロフィール》
・1980年 茨城県出身
・2004年 ロンドン大学 ゴールドスミスカレッジ ファインアート学科卒業
・2010年 ロンドン芸術大学 チェルシーカレッジ大学院 ファインアート学科修了
・ドイツ/東京在住
《第12回shiseido art egg、他2作品の概要》
■冨安由真展 くりかえしみるゆめ Obsessed With Dreams
・会期:2018年6月8日(金)~7月1日(日)
・展示概要:心霊現象や神秘体験などの「現実と非現実の狭間」をテーマに、不可思議な現象に出会う部屋をギャラリー全体にしつらえたインスタレーション。
・冨安氏プロフィール.:
1983年 東京都出身
2012年 ロンドン芸術大学 Chelsea College of Art and Design MA Fine Art修了
2017年 東京藝術大学大学院美術研究科 博士後期課程美術専攻修了 博士号取得
東京在住
■佐藤浩一展 Crepuscular Gardens 半開花の庭
・会期:2018年7月6日(金)~7月29日(日)
・展示概要:さまざまな境界線を横断する多様な生の可能性を考察する空間を映像や音、香りも用いて構成したインスタレーション。
・佐藤氏プロフィール:
1990年 東京都出身
2015年 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業
現在、同大学大学院美術研究科修士課程在籍
東京在住
▼資生堂ギャラリー
http://www.shiseidogroup.jp/gallery/?rt_pr=trc16
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