DISH// VS ベリーグッドマン、バレンタイン・イヴに初の2マンライブを開催!

「TOKUFUKU LIVEConnect! Vol.4-Valentine Eve-」


スペースシャワーTV主催のライブイベント「TOKUFUKU LIVE Connect! Vol.4」が2月13日に、なんばHatchで開催。DISH//とベリーグッドマンが共演した。
この「TOKUFUKU LIVE Connect!」は、これまで「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪SPECIAL LIVE」に出演したアーティストと、これからもっと「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」の番組やイベントでご一緒したいアーティストを繋いでいこうとする企画。
第4弾となる今回のカード「DISH// VS ベリーグッドマン」は初組み合わせであり、異色の共演とあって、開催前から話題の対バンに。まず、番組アシスタントでもある菅沼ゆりがMCとして登場。過去のマッチメイクなどイベントの趣旨を説明する。その上、コール&レスポンスで、より盛り上げていき、トップバッターのベリーグッドマンを呼び込んだ。


番組出演時のVTRも流れ、Rover(Vo)、MOCA(Vo)、HiDEX(Vo)が地元大阪でのライブという事もあり、元気よくステージに飛び込み、『Musicplication』でスタート。続く『まずはそこから』では、「今日のために勉強も仕事も頑張ってきた人!」というMOCAの煽りで、観客全員が手を上げて振る。3曲目『VibesUP!!』では、3人共に観客全員もタオルを

振り回す。

 


まだ始まったばかりだというのに、この時点で会場は既に温まっている。そして、ここで「今日のために頑張ってたか?!そんなみんなに応援ソングを持ってきました!全員拳を見せてください!」とMOCAが語りかけ、『ライトスタンド』へ。「知ったかでいいので!」と3人が観客

 

へマイクを向けて歌ってもらおうとするが、知ったかどころか、観客全員が歌詞をしっかりと覚えており、完璧に歌えていた事には驚いた。いかに人々が彼らの応援ソングを求めており、どれだけ背中を押され、日々力をもらっているかが伝わってきた。

『はじまりの恋』ではMOCAが客席へ飛び出し、観客をステージに上げて歌ったり、Roverは袖からスタッフを連れてきて歌ったりし始める。2人目の観客をMOCAが連れてきたと思いきや、HiDEXに渡すなど好き放題。とにかく自由な3人だが、何よりも観客が心から喜び、楽しんでいる姿が印象的だった。1月20日に大阪城ホールで念願のワンマンライブを成功させた事を踏まえ、地元大阪への熱い想いを届け、大切な曲だという『ライオン』へ。丁寧に熱唱する3人の姿に胸をうたれた人も多いだろう。
『i』では観客全員がペンライトもしくは携帯電話のライトを照らし、ロマンチックな風景に。そこから一転してアッパーな『Trip』へ。DJのお腹に響くキック音も心地良い。〆に向けて、MOCAが童謡や90年代のヒットナンバーを交える煽りで観客を再度盛り上げて、ラストナンバー『ベリーグッド』へと繋ぐ。応援ソングで感動させ、アッパーソングで楽しませ、流石としか言い様がないライブ。また、事あるごとにMCでDISH//の名を連呼して、対バンである事を意識していた様も素晴らしかった。
 

菅沼によるプレゼント抽選会を経て、いよいよ大トリのDISH//の登場。番組出演時のVTRが流れただけで、観客から歓声が起きるほどの人気ぶり。1曲目『HIGH-VOLTAGE DANCER』はドッシリとしたサウンドから始まり、そこから疾走感あるノリの良いメロディーが特徴的であった。橘柊生(Fling Dish/RAP /DJ/Key)のラップも炸裂していく。『I’m FISH//』はユーモアある歌詞だが、「これぞおれの人生」という歌詞などもあり、男っぽいイメージを感じさせられるナンバー。そして、一気に『FLAME』と凄いスピードで駆け抜けていく。

 

北村匠海(Vo/G)はMCで「ベリグさん、DISH//って名前を何回言ってくれてるんだろうって思った!」と、ベリーグッドマンのライブの感想を。そして、あいみょん作詞作曲のバラード『猫』へ。しっとりしたサウンドが鳴っただけで、観客からは興奮したような歓声が起きる。バラードを心待ちにする観客は素敵であり、それに彼らも応えていく。

『I Can Hear』では北村、矢部昌暉(G)はギターを演奏したままで、橘と激しいダンスを繰り広げる。このメリハリの効いた流れもあるからこそ、観客はのめりこんでいくのだろう。
リズムに乗せ、メンバーがラップで自己紹介をしていくコーナーの後は、泉大智(Dr)の早いカウントから、OKAMOTO'Sのオカモトショウが作詞作曲を手掛けてドラマ主題歌にもなった『僕たちがやりました』へ。骨太のロックサウンドであり、“生きろ!死ぬな!”という歌詞が胸に突き刺さる。4つ打ちEDMナンバー『JUMPer』と王道ロックナンバー『勝手にMY SOUL』を畳み掛け、本編は終了。


おかわりという名のアンコールでは、『東京VIBRATION』の大阪バージョン、その名も『大阪VIBRATION』を披露!ベリーグッドマンも登場し、全員でタオルを振り回して、盛り上げまくる。橘とMOCAがラップでコラボしたり、北村と矢部のギターソロではRoverとMOCAが温かく見守りながら煽ったりと盛り上がりは絶頂に。ラストナンバーはベリーグッドマン『プレイヤー』のカバーで完全コラボを果たす。最後まで笑顔の絶えない夜であった。
このイベントの模様は、4月14日(土)21:00から放送される。また、翌日2月14日も同、なんばHatchで、チュートリアルと菅沼がMCで登場する「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪SPECIAL LIVE Vol.8」が開催。LIVE ACTでは、鶯谷フィルハーモニー、大森靖子、酸欠少女さユり、BiSHが出演する。


(取材・文/鈴木淳史、撮影/渡邉一生) 

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