新幹線東京駅にホームドアを導入します
〇JR東日本グループは、グループ経営ビジョン『勇翔2034』に掲げる「究極の安全」を追求し、すべての人に安心をお届けするため、2031年度末頃までに東京圏在来線の主要路線330駅758番線へのホームドア導入を目指しております。
〇このたび、多くのお客さまにご利用いただいている新幹線東京駅に、安全レベルの向上を目的として、新幹線で世界初となる、ドア位置の異なる多くの編成に対応し、該当するホームドアを自動で開扉する新しい方式のホームドアを導入します。
〇今後、新幹線各駅のお客さまのご利用状況などを踏まえ、ホームドアの導入を推進していきます。
1.ホームドアを導入する目的
現在は、新幹線が通過するホームがある一部の駅の風圧対策として、ホームドアを設置しています。
今回、1日平均の乗車人員が7万人以上の新幹線東京駅の各ホーム(20番線・21番線・22番線・23番線)に、お客さまの列車との接触や線路への転落防止対策として、ホームドアを設置します。
2.新幹線東京駅のホームドア使用開始時期(予定)
20番線・21番線の各ホーム・・・2028年度末
22番線・23番線の各ホーム・・・2029年度末
※使用開始日は、決まり次第あらためてお知らせします。
3.今回導入するホームドアの特徴
・ 車両ドアの位置が異なる新幹線の編成※1に対応したレイアウトのホームドアを設置します。【図1】
※1 E2系(10両)、E5系・H5系(10両)、E6系(7両)、E7系・W7系(12両)、E8系(7両)、E5系+E6系・E8系(17両)など

・ ホームドアの使用開始に合わせて、駅に到着した編成の種類を判別し、自動で車両ドアの位置に応じたホームドアを開扉する機能を導入します。【図2】
・ 編成を判別する仕組みとしてQRコード※2を利用した方式を開発中であり、今後検証試験等を行いながら導入に向けた検討を進めていきます。
※2 QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

・ 将来的に更なる安全性や安定性の向上を目指すため、車両ドアとホームドアが連携し、車両ドアの開閉に合わせて、自動でホームドアが開扉、閉扉する機能※3の検討を進めていきます。
※3 現在の新幹線ホームドアの開閉は駅社員が行っています。
4.今後のホームドア導入計画
駅における安全レベルの向上を目指し、新幹線の各駅へのホームドア導入を推進していきます。
【参考】
1.新幹線東京駅に導入するホームドアの仕様

項目 |
新幹線東京駅ホームドア |
開口数 |
49開口/番線 |
開口幅 |
標準約1,700㎜(最大約6,040㎜) |
外形寸法 (FL基準) |
筐体高さ :約1,350mm 扉部高さ :約1,200mm 下部隙間 :約150mm |
主な安全機能 |
・居残り検知(3次元エリアセンサ) ・戸当たり検知 ・引き込み検知 ・非常脱出ドア |
2.新幹線におけるホームドア整備状況

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