「2025年度 グッドデザイン賞」の受賞について
このたび「2025年度 グッドデザイン賞」が発表され、JR東日本として、【モバイルSuica】がロングライフデザイン賞を受賞しました。

■【モバイルSuica】は、携帯電話(フィーチャーフォン)とSuica を組み合わせ、「Suicaをもっと簡単・どこでも便利に!」をコンセプトとして、2006年にサービスを開始しました。これまでの非接触型ICカードのSuicaの機能を携帯電話でも使用できるようになり、鉄道の乗車券としての利用にとどまらず、日常生活のキャッシュレス化を大きく後押ししました。その後、2011年に AndroidTM スマートフォンに対応し、さらに、2016年にはiPhoneに対応することで、より多くのお客さまにご利用いただけるようになりました。現在もサービスの拡張と利便性向上を続けており、「いつでも、どこでも、キャッシュレスで快適に・シームレスに移動できる」社会の実現を目指し、さらに「移動のデバイス」から「生活のデバイス」へサービスの進化を続けます。
モバイルSuicaサイト:https://www.jreast.co.jp/mobilesuica/

【グッドデザイン賞審査委員 評価コメント】
モバイルSuicaは、この約10年で単なる機能拡張にとどまらず人々の生活を豊かにしてきた。前身であるSuicaカードの「かざす」という直感的な操作性はそのままに、スマートフォンという普及したプラットフォームに移行させたことで、既存ユーザーの操作習慣を崩すことなく利便性を飛躍的に向上させた。これにより物理的なカードの紛失リスクやチャージの手間も解消し、私たちの生活に不可欠なインフラとして定着してきた。機能面でのデザインの洗練の積み重ねはもちろんのこと、「使いやすさ」を重視し、変化する技術やライフスタイルに柔軟に対応し、本質的な価値を提供し続ける姿勢は、まさに時代を超えて愛されるデザインといえるであろう。このインフラによって豊かになった人々の時間から、さらなる素晴らしいデザインが生まれる可能性も楽しみである。
※グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

※ロングライフデザイン賞とは
長年にわたり機能と価値が広く認められ、将来においてもそれらを発揮し続けることが望まれるデザインを表彰します。今日の社会を築くことに貢献してきたデザインという視点から、普遍的な機能性と意匠性を備えたデザインと、社会的影響力が高いデザインを開発し長期にわたって提供を継続する事業者の功績を讃えるとともに、次世代のデザインの指標となる水準点を示すことを賞の目的としています。

※Suica・モバイルSuicaは東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
※Androidは、Google LLC の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
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